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インフラ業界【就活】

 インフラ業界について解説します。 インフラとはインフラストラクチャー(infrastructure)の略で、社会資本や社会基盤と訳されます。 社会にとって必ず必要なものであり、国民の生活、経済活動に必須の公共施設です。 

 インフラには電力、ガス、水道はもちろんのこと、電話、鉄道、道路、高速道路、トンネル、橋梁、 公園、ごみ処理施設などを指します。河川の護岸や用水路、インターネット、テレビ、ラジオも含まれます。

 こういったインフラ事業は、元は市場に任せておけない事業でした。 電力やガス、水道などは安定供給が必須であり、供給が止まると工場が止まり、経済活動が停滞するものです。 カルテルを結んで価格が高くなっても困りますし、競争激化で値段が落ち、質まで落ちてしまっても困るのです。

 そういうわけで、インフラ業界は国から許可を得なければ事業を行えないという参入障壁があります。 安定供給という使命があるために、市場競争を免除されているのです。

 インフラ業界は不景気でも仕事があり、利益も確保できます。 そういう意味ではメーカーやサービス業に比べて経営が安定しています。 ライバル企業はなく、収益の心配をする必要がないのです。原則としては。

 ちなみに、建設業界やプラントエンジニアリング業界はしきりに「インフラ」と言いますが、 建設業界とプラントエンジニアリング業界は「インフラ」を作っているインフラメーカーであって、 インフラ業界ではありません。

 

インフラ企業の一覧

 インフラ企業一覧を作成しました。 インフラ企業といえばどのような会社があるのでしょうか。 まず、道路や水道は国や、県・市などの自治体が管理していますので、インフラ企業は関与しません。

エネルギー業界
 エネルギー業界はインフラ業界に含まれます。就活をしていて真っ先に思い浮かぶインフラ企業は、 電力やガスのエネルギー業界でしょう。電力とガスは疑うことなくインフラ業界であり、 社会の発展に欠かせない業界です。

 海外から燃料を調達し、電線やガス管を通じて企業や家庭に送り届けます。 電力会社は地域ごとに企業があり、その地域においては1社独占です。 その地域に住民がいる限り、その企業がつぶれることはまず、ありません。

 ガス会社も範囲は電力会社に比べて狭いですが、その地域では1社独占です。 しかしガス業界については全面自由化の動きがあり、 いずれは独占状態が解消される見込みです。

  • 東京電力
  • 関西電力
  • 中部電力
  • 九州電力
  • 東北電力
  • 北海道電力
  • 北陸電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 沖縄電力
  • 東京ガス
  • 大阪ガス
  • 東邦ガス
  • 西部ガス

 ガス会社はこの4社だけではありません。非常に多くのガス会社が存在しています。 しかし現状ではその地域で独占企業ですので、特にこの4社は大きく、安定しています。

鉄道業界
 鉄道業界もインフラの1つです。建設に莫大な費用がかかるため、参入障壁が高いです。 今ある鉄道会社をつぶすほどの強力な新規参入は、まずないでしょう。

  • JR東海
  • JR西日本
  • JR東日本
  • JR九州
  • JR北海道
  • JR四国
  • JR貨物
  • 東武鉄道
  • 西武鉄道
  • 京成鉄道
  • 京王鉄道
  • 東京急電
  • 京浜急電
  • 東京メトロ
  • 小田急電鉄
  • 相模鉄道
  • 名鉄
  • 近鉄
  • 南海電鉄
  • 京阪電鉄
  • 阪神電鉄
  • 阪急電鉄
  • 西鉄

 上記は特に大手私鉄と呼ばれ、就活でも人気の会社です。 しかし鉄道業界は総合職の採用が少なく、20~30名ほどの枠を争うことになります。

高速道路業界
 高速道路もインフラ業界の1つです。NEXCO各社も以前は「日本道路公団」という国営企業だったのですが、 今では分社化され、民営化されています。高速道路は建設に莫大な資金が必要ですが、 主な路線は国営時代に建設済みです。鉄道と同じく新規参入は困難を極め、おそらく今後もないでしょう。

  • NEXCO東日本
  • NEXCO中日本
  • NEXCO西日本
  • 首都高速道路
  • 阪神高速道路
  • 本州四国連絡高速道路(本四高速)
  • 名古屋高速道路公社(名古屋高速)
  • 福岡北九州高速道路公社(福北高速)

 名古屋高速と福北高速は民間企業ではなく、それぞれ自治体と国が株式を持つ公社です。 NEXCO各社は日本道路公団が分社化したもので、首都高は首都高速道路公団、阪神高速は阪神高速道路公団、 本四高速は本州四国連絡橋公団がそれぞれ民営化された会社です。

 特にNEXCO、首都高、阪神高速は年収が高く、就活生にも人気の業界です。 新規参入が困難を極め、既設の高速道路という強力な資産を持つ高速道路業界はかなり安定しています。

電話  電波や電話回線は限りがあるものです。少ない資源を数社で寡占している業界です。 固定電話の人気が落ちても、インターネット回線で稼ぐこともできます。 限りのある資源を独占的に使える企業は安定していますね。

  • NTT東日本
  • NTT西日本
  • NTTドコモ
  • ソフトバンク
  • KDDI

 

インフラ業界の就活

 インフラ業界就活について解説します。 インフラ業界の就活は大変人気があり、ライバルとなる就活生が非常に多いです。 その分、いわゆる高学歴でハイスペックな就活生でないと受からないと言われます。

 関西電力や大阪ガスの場合、内定者は京都大、大阪大、神戸大で大半を占めます。 この傾向はインターンシップ参加者(インターンシップ合格者)の割合を見ても歴然としています。 学歴があるから受かるというわけでもないのですが。

 鉄道や高速道路、NTT各社も同様に、かなりの激戦区になります。 インフラ業界は基本的に給料が高く、福利厚生も充実しており、 ホワイト企業の代表格とされることが多いです。

 しかし実際は待遇も良いけれども忙しいです。 鉄道を除くインフラは24時間営業ですし、鉄道も電車が止まっている夜中にしかできない仕事がたくさんあります。

 インフラ業界選考不透明です。 リクルーター面接を実施する会社が非常に多く、自分やライバルがどの段階にいるのかわかりません。 東京ガスは例外で、書類選考も面接も8月1日から行われます。

 リク面で落ちると本選考にのれない場合もあれば、普通に一次面接に呼ばれたりもします。 友達の中にはリク面で落ちて、一次面接に呼ばれて、そのまま内々定をもらった人もいます。 インフラ業界の選考は本当によくわかりません。

 また、インフラ業界の就活で「安定している」という言葉は禁物です。 安定目的で入社してほしくないのです。どの会社も利益を拡大するためにいろいろ考えています。 オール電化やガスコージェネレーションシステム、燃料の独自調達ルートの開拓など、 常に新しいことに挑戦し続けているのです。

 またガス自由化、電力自由化が叫ばれる昨今、「安定」に安心していられる時代ではありません。 電力会社は、民間企業の太陽光発電で発生した電力を買い取らなければなりませんし、 ガス会社はプロパンガスとの競争もあります。

 インフラ業界はインターンシップを行っており、 インターンシップ参加者は選考で有利になります。 インフラ業界を志望するなら、必ずインターンシップに参加しておきましょう。