【就職活動の軸とは?】例の一覧118選|10秒診断あり!

「就職活動の軸とは何なのか、いまいちわからない」「説得力が出る答え方がわからない」と悩んでいませんか? 簡単に言えば、それは「将来の夢」のことで、「どんなことになら本気を出せるか」を証明する項目です。 この記事ではその例文と考え方を解説します。
目次
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就職活動の軸の候補一覧
就職活動の軸とは?
就活の軸とは、「将来の夢」
就職活動の軸とは、あなたの目指す理想、言い換えれば「将来の夢」のことです。
よく「最重要視する条件」と説明されますが、その解釈ではエントリーシートや面接で説得力が出せません。 簡単に言えば、「どんなことになら本気を出せる人間か」を説明するものであり、 それを証明するような「ガクチカ」とセットで準備し、かつ志望動機に「貴社の社風と私の就職活動の軸が一致しているからです」と述べて、初めて説得力が出るものです。
説得力の出せる就職活動の軸の例には、次のようなものがあります。
- 交通事故をなくせる会社に入社したい
- 「家事をなくしたい人」が多い会社で働きたい
- 「楽をしたいという面で」人の役に立ちたい
- 「自動化の面で」社会貢献がしたい
もちろん前述の通り、「交通事故ゼロ」であれば、「安全に関わるボランティア」などをガクチカに書き、「軸に対する本気度」を証明しなければなりません。 準備するのは少し面倒ですが、軸を設定することでエントリーシート・面接で一貫性ある回答ができるという大きなメリットがあります。
また、他にも「交通事故をなくせる会社」という判断基準ができることで、「志望企業が自分に合っているかどうか」を判断できるなど、 入社後のミスマッチを減らせるメリットもあります。
就職活動の軸の作成に当たっては「ガクチカ」「長所・短所」など他の項目もセットで準備するのですが、 この一連の作業のことを自己分析と言います。この記事は「就職活動の軸」に特化していますので、 全体像を把握したい方は次の関連記事をご覧ください。
例の一覧
「将来の夢」と急に言われても、なかなか思いつきませんよね。 そこで業界別・キーワード別に、就職活動の軸の具体例を紹介します。
メーカーの場合
軸の例
- 価値創造による社会貢献がしたい
- 持続可能社会を実現したい
- 新領域への挑戦を続けたい
- グローバルに活躍したい
- 顧客心理をつかむ仕事がしたい
- 循環型経済の実現がしたい
- コスト管理を仕事にしたい
- IT活用による生産最適化を仕事にしたい
- 化学の力で社会課題を解決し、人々の暮らしを豊かにしたい
- 異業種とのコラボレーションを通じて、新たな価値を創造したい
- 持続可能な社会の実現に向けた素材開発・技術革新に貢献したい
- エネルギー問題の解決に向けた新技術・新素材の開発に貢献したい
- 人々の健康や安全を支える化学製品の開発・供給に貢献したい
- オープンイノベーションに参画したい
- 自動車の電動化を実現したい
- 自動化ソリューションの提供を仕事にしたい
- ブランド価値を高める仕事がしたい
- 顧客ロイヤリティを高める仕事がしたい
- 健康志向の願いを叶える仕事がしたい
- 食を通じて人々の生活を豊かにしたい
- サステナブルな食品開発・供給を通じて社会に貢献したい
- デジタル技術を活用し、食品業界の変革を推進したい
- グローバル市場で日本の食文化を広めたい
- 地域資源を活かした商品開発で地方創生に貢献したい
例文
私の就職活動の軸は、「事故をなくしたい」ということです。
学生時代は運転免許を取る際、独自に交通事故に関する動画を観て、どんなところに危険が潜んでいるのか研究しました。 この結果、いくら注意しても回避しきれない事故があり、自分が気を付けるだけでは解決できないことがわかりました。 そこで「交通」に限らず、機械自体に安全機能を盛り込んでいく必要があると考えました。
以上の経験から、就職活動では「安全機能・安全設備」を重視する会社を探しています。
メーカーの場合、「ものづくり」にフォーカスしてしまいがちですが、 文系の場合は「つくる」は禁句です。なぜなら、「つくる」のは理系の仕事だからです。 例のように「製品を通じて実現したい理想」を語るのがよいでしょう。
また、「製品が好き」という軸を設定する方も多いですが、 大卒総合職としてはふさわしくありません。これについて「総合職の役割」の観点から解説していますので、次の関連記事を参照してください。
インフラ業界の場合
軸の例
- 価値創造による社会貢献がしたい
- 持続可能社会を実現したい
- デジタル化を推進したい
- まちづくりで地域に貢献したい
- グローバルに活躍したい
例文
私の就職活動の軸は、価値創造による社会貢献です。
インフラ業界は、社会の基盤を支える重要な役割を担っており、持続可能な発展と社会の課題解決に貢献できます。 私は、新しいインフラ技術やサービスの導入を通じて、より効率的で持続可能な社会を作り上げることに挑戦したいと考えています。
具体的には、エネルギー効率の向上や都市のスマート化などを通じて、 社会全体の価値を向上させるプロジェクトに携わり、より多くの人々に利益をもたらすことができるよう努めたいです。
インフラ業界の「中期経営計画」で掲げられている「今後の目標」をもとに、軸のおすすめランキングを作成しました。 次の関連記事では、ランキングと200字の例文、「ガクチカ」「志望動機」「入社後に挑戦したいこと」もセットで紹介しています。
金融業界の場合
軸の例
- 持続可能社会を実現したい
- 企業の持続的な成長を支援したい
- 環境企業を融資・投資で支援したい
- 災害復興を金融面で支援したい
- 幅広い産業育成で社会貢献したい
- グローバル展開の支援がしたい
- 企業の成長促進がしたい
- イノベーションをたくさん起こしたい
- 価値創造による社会貢献がしたい
- 新領域への挑戦がしたい
- 企業に喜ばれるサービスを生み出したい
- 格差問題を解決したい
- 資産運用でお客様に寄り添いたい
- ライフステージに合わせてお客様に寄り添いたい
- 老後資金の心配をなくしたい
- 地域活性化で人を喜ばせたい
- 地域産業の活性化に貢献したい
- 観光産業を育成したい
例文
私の就職活動の軸は、「いろんな夢を応援したい」ということです。
私は就職活動にあたって、はじめに自分の夢を考え「社会の課題を解決する」ことに喜びを見出しました。 しかし、社会の課題の解決はいろんな課題、いろんな手段があり、絞り切ることができませんでした。 そこで、もっと広範にあらゆる分野で課題解決に取り組んでいきたいと思うようになりました。
以上の経験から、就職活動では「いろんなビジネスの成長を助ける会社」を探しています。
金融業界は「ビジネスの成長を助ける」という事業を行っています。 その中で「志望企業を絞り込む形」にするためには、社風に注目するのがよいでしょう。 よって、インターンやOB・OG訪問で「実際に肌で感じた社風」と「就職活動の軸」の一致をアピールするのがおすすめです。
また、次の関連記事ではこれらの200字の例文に加え、軸に応じた「ガクチカ」「志望動機」「挑戦したいこと」のおすすめも紹介しています。
建設業界の場合
軸の例
- スマートインフラの実現で社会貢献したい
- IT技術の活用で顧客体験に貢献したい
- デジタル技術を活用した生産性向上を実現したい
- 価値創造での新たな未来に挑戦したい
- 環境性能での付加価値向上がしたい
- デザイン性による顧客体験の実現がしたい
- 持続可能社会を実現したい
- 次世代エネルギーインフラの構築で社会貢献したい
- ITと再エネの融合でエネルギーの効率利用を促進したい
- 新領域への挑戦がしたい
- オープンイノベーションに参画したい
- PFI事業での価値創造に挑戦したい
- グローバルに活躍したい
- 海外でのまちづくりに挑戦したい
- 海外のインフラ建設に貢献したい
- 地域活性化で人を喜ばせたい
- 再エネの地産地消で地方創生がしたい
- 地域産業振興で貢献したい
例文
私の就職活動の軸は、持続可能な社会を支えるための革新を推進することです。
特に、環境に配慮した建設プロジェクトの推進や、効率的な資源利用を重視し、CO2排出削減を目指すような取り組みに挑戦したいと考えています。 また、新技術の導入やデジタル化 を通じて、建設現場の生産性向上や品質改善を実現し、より安全で快適な生活空間の提供を目指します。
地域に密着した事業展開を通じて、地域の発展にも寄与できるようなプロジェクトを推進し、社会に貢献できる建設業界の成長に関わりたいと思っています。
建設業界では定番の「価値創造」の他に「デジタル化」「新規事業」「海外展開」などがキーワードになっています。 私も建設業界に身を置いていましたが、実際にこのような機運がありました。
また、次の関連記事ではこれらの200字の例文に加え、軸に応じた「ガクチカ」「志望動機」「挑戦したいこと」のおすすめも紹介しています。
「まちづくり」をテーマにする場合
軸の例
- 持続可能なまちづくりがしたい
- 職住近接のまちづくりがしたい
- 愛知に渋谷をつくりたい
- コミュニティ活性化の支援がしたい
- 地域経済の活性化を実現したい
- 未開拓の観光資源を活かす仕事がしたい
- スマートシティを実現したい
- ライフラインが途切れないまちづくりがしたい
- 地方創生に関わる新規事業を立ち上げたい
例文
私の就職活動の軸は、持続可能なまちづくりです。
災害復興ボランティアの経験を通じて、インフラの脆弱性や地域コミュニティの課題を目の当たりにし、単なる復旧ではなく、 将来的な災害にも強い持続可能なまちへと変えていく必要性を強く感じました。
環境に配慮した都市設計や、地域の人々が安心して暮らせる仕組みづくりを通じて、災害に強く、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。 技術やデザインの力を活かし、インフラ整備やまちの再生に携わることで、より多くの人が安全で快適に暮らせる未来を創りたいです。
まちづくりをテーマにする場合、例のようにもう一段階具体的に書くとよいでしょう。 次の関連記事では、これらの200字の例文や、それに合わせたおすすめの「ガクチカ」「志望動機」「入社後に挑戦したいこと」の例を紹介しています。
「人の役に立つ」をテーマにする場合
軸の例
- 「価値創造で」人の役に立ちたい
- 「持続可能社会の実現で」人の役に立ちたい
- 「新領域への挑戦で」人の役に立ちたい
- 「グローバルに」人の役に立ちたい
- 「顧客満足度向上で」人の役に立ちたい
- 「安全性で」人の役に立ちたい
- 「快適性で」人の役に立ちたい
- 「思い出を残す面で」人の役に立ちたい
- 「楽をしたいという面で」人の役に立ちたい
- 「時間短縮で」人の役に立ちたい
- 「感動を起こすことで」人の役に立ちたい
- 「食文化の向上で」人の役に立ちたい
- 「金融リテラシー向上で」人の役に立ちたい
- 「資産運用で」人の役に立ちたい
- 「老後資金設計の面で」人の役に立ちたい
- 「事業資金調達の面で」人の役に立ちたい
- 「災害復興支援の面で」人の役に立ちたい
- 「フィンテックで」人の役に立ちたい
- 「住宅ローンで」人の役に立ちたい
例文
私の就職活動の軸は、「情報革命によって人の役に立ちたい」ということです。
私は会員カードやポイントカードがたくさんありすぎて困っています。 住所や電話番号など、毎回同じことを書類に記入するのを煩わしく思っており、「ボタン1つ・アプリ1つで全部済めばいいのに」と思っています。 世の中には同じ悩みを持つ人がたくさんいると思います。
以上より、就職活動では「情報革命によって人の役に立てる」会社を探しています。
「人の役に立つ」ことを就活の軸にする場合も、単に「人の役に立ちたい」ではどの企業でも通用してしまいます。 そこで事業内容や経営理念に注目して「安全性の面で」「時間短縮の面で」「人の役に立ちたい」というように、 「〇〇の面で」という文言を付け加えることで「志望企業を絞り込む形」になります。
次の関連記事では、上記例の200字での例文、おすすめの「ガクチカ」「志望動機」「入社後に挑戦したいこと」を紹介しています。
「人を喜ばせる」をテーマにする場合
軸の例
- 「新規事業の創出で」人を喜ばせたい
- 「マーケティング戦略の強化で」人を喜ばせたい
- 「環境配慮の製品開発で」人を喜ばせたい
- 「顧客ニーズに寄り添う製品提案で」人を喜ばせたい
- 「グローバル展開で」人を喜ばせたい
- 「食のエンタメ化で」人を喜ばせたい
- 「食品のパーソナライズ化で」人を喜ばせたい
- 「食品×テクノロジーで」人を喜ばせたい
- 「地域食材の活用で」人を喜ばせたい
- 「健康をサポートする食品で」人を喜ばせたい
- 「家電のデザイン性向上で」人を喜ばせたい
- 「快適な暮らしの実現で」人を喜ばせたい
- 「時短家電の普及で」人を喜ばせたい
- 「リモートワーク向けの製品で」人を喜ばせたい
- 「ブランド価値の向上で」人を喜ばせたい
- 「省エネ技術で」人を喜ばせたい
- 「アフターサービスの充実で」人を喜ばせたい
- 「安全技術の向上で」人を喜ばせたい
- 「産業用ロボットの普及で」人を喜ばせたい
- 「高性能で使いやすい機械を届けて」人を喜ばせたい
- 「新素材の開発で」人を喜ばせたい
- 「環境負荷の低減で」人を喜ばせたい
- 「快適な衣類素材で」人を喜ばせたい
- 「スマート農業の推進で」人を喜ばせたい
- 「再エネの発展で」人を喜ばせたい
例文
私は新用途の提案で人を喜ばせることを目指しています。
化学メーカーでは、既存の化学製品や素材を他の業界で新たに活用することで、新しい市場や価値を創造できると考えています。 化学素材の特性を理解し、他の産業や消費者ニーズに合わせた用途提案を行うことで、企業の競争力を高め、社会的なニーズにも応えることができると信じています。
たとえば、環境に配慮した素材や新しい機能性を持つ素材の開発・提案により、持続可能な社会の実現にも寄与したいと考えています。 私は顧客の期待を超えるような新しいアイデアを積極的に提案し、社会に新たな価値を提供することを目指しています。
「人を喜ばせる」ことを就活の軸にする場合も、同様にどの企業でも通用してしまいます。 こちらも「〇〇の面で」という文言を付け加えることで「志望企業を絞り込む形」になります。
次の関連記事では、上記例の200字での例文、おすすめの「ガクチカ」「志望動機」「入社後に挑戦したいこと」を紹介しています。
思いつかない場合のおすすめ
「欲望」をカッコよく言い換えよう!
「就活の軸がない」と悩む方向けに、誰でも使える軸を紹介します。
まずお伝えしたいのは、「ビジネスの原動力は人間らしい欲望」であることです。 「社会貢献」や「文明の進化」など格好いい言葉にこだわる必要はありません。そこで、次のような欲望を元にしましょう。
願望の例
- モテたい
- 認められたい
- 影響力を持ちたい
- 目立ちたい
- 自慢したい
- 何もしたくない
- 家から出たくない
例文
私は「外でも家と同じ快適性」が実現できる会社で働きたいと考えています。
私は家から出たくありません。なぜなら、家の外は「暑い(寒い)」「すぐに休めない」「情報量が多い」など快適ではないからです。 逆に「外でも家と同じ快適性」が実現できれば、私も喜んで外に出られます。 そこで、そのような快適性を目指している会社でビジネスに携わりたいと思うに至りました。
また、同様に「ガクチカがない」と悩んでいる方に向けて「家では寝ていた」レベルの無から有を生み出す方法を、次の関連記事で解説しています。
就活の軸の考え方
就活の軸の考え方には、次の3通りがあります。
「願望」を元に考える方法
心から好きだと思えることを掘り下げよう!
エピソードを思いつきやすく、説得力も出しやすいのが「願望」または「好きなこと」を掘り下げる方法です。
例えば筆者の私は「シムシティ」という街づくりをするゲームが趣味です。 寝食も忘れ、朝まで遊んでいることもあります。そこで、「なぜそれが好きなのか」を考えてみましょう。
私の場合、「渋滞のない街をつくりたい」「高層ビルの立ち並ぶオフィス街をつくりたい」という思いがあり、 以下のような「実現したい理想」を持っていることがわかりました。
- 交通事故をなくし、かつ利便性の高い住宅街をつくりたい
- 仕事だけでなく、休日にも訪れるようなオフィスビルをつくりたい
- 目的地により速く到着できる交通手段がほしい
次に、「〇〇な人と働きたい」「人の役に立ちたい」「社会貢献したい」などを付け加えて、体裁を整えると完成です。
- 交通安全と利便性を重視する人と働きたい(自動車メーカー向け)
- 休日のオフィスビルを遊び場にすることで人の役に立ちたい(鉄道・不動産業界向け)
- 目的地により速く到着できる交通手段で社会貢献したい(運輸業向け)
「経営理念」を元に考える方法
経営理念から就活の軸をつくってしまおう!
「経営理念」を参考につくると、「貴社に入社しなければならない」と強いアピールができます。 志望企業がすでに決まっている場合、この方法をとるのもよいでしょう。
まず、志望企業のwebサイトを開き、経営理念を調べます。 例えば自動車メーカーのSUBARUの場合、「笑顔をつくる会社」「安全と愉しさ」「お客様第一を基軸に存在感と魅力ある企業を目指す」とあります。
ですが、webサイト全体を読み込んでいくと「安全」「安心」「命を守る」といったキーワードが頻出します。 これはつまり、「SUBARUは交通事故をゼロにしたい会社だ」ということになります。では、それを軸にしましょう。
- 交通事故をゼロにしたい人と働きたい
- 交通安全の面で人の役に立ちたい
- 自動車を安心な交通手段に変えることで社会貢献したい
就活の軸を作れる無料アプリを利用する
就活の軸・ES作成の支援アプリを使おう!
就活の軸・ES作成には、「【キャリアチケットスカウト】 」という就活アプリ(完全無料)を使うのがおすすめです。
このアプリでは5つの質問に、回答を選択するだけで自己分析が完了し、アプリ起動から「3分」で就活の軸を持つことができます。 またESの定番である「自己PR」「他己分析」「自分史」などもテンプレートに穴埋めするだけで作成でき、 説得力あるESがスマホ1つでできるようになっています。
加えて、作成した「就活の軸」「自己PR」を企業の人事が見て、特別選考にスカウトされる機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、スカウトが来れば説得力あるESができた証拠になりますよね。 すでに書類選考突破の状態ですから、そのまま選考を受ければ早期内定を確保することも可能でしょう。
就活の軸の注意点
就活の軸の作成にあたっては、以下のことに注意してください。
適性検査との矛盾を防ぐ
適性検査は意外と重視されている!
書類選考を受ける際に「適性検査」がほぼ必ず実施されますが、自分のことを想像以上に詳しく分析されます。 就職みらい研究所の就職白書によれば、企業の42.3%が「性格適性検査を重視している」と回答しており、 学歴や筆記試験より重要だというデータが出ています。
就活の軸を始めとした「アピールしたいこと」が適性検査と矛盾していたら、「ウソをついている」と認定されてしまいます。
そこで、「OfferBox」の適性検査ツールを使いましょう。
これは100万人のデータを元にしたツールで、高い精度の検査が可能です。 何より「結果を自分で見ることができる」ため、「適性検査との矛盾を予め防止できる」のです。 適性検査を受けると、以下のような結果が表示されます。

便利なことに「強み」と「弱み」を自動でまとめてくれます。 何が長所で短所なのか、選考では社員が同じ結果の資料をもって面接をします。 あらかじめ結果がわかっていれば、面接で有利になりますよね。
ぜひ「OfferBox」で検査を受けておきましょう。
志望企業を絞り込む形にする
「うちの会社のことだ」と思わせるのが重要!
就活の軸は、必ず「志望企業を絞り込む形」にしましょう。 例えば以下のような回答をしてしまうと「どの企業でも通用する」ため、 面接官は「自社に合致した人材か」「志望度の高さ」を判断することができません。
- 「就活の軸は、人です。」
- 「やりがいです。」
- 「人の役に立つことです。」
- 「社会貢献ができることです。」
- 「成長できる企業です。」
説得力あるものにするために、これらに「企業を絞り込むキーワード」を追加しましょう。 例えば「安全」「安心」「快適」「時間短縮」など、「その企業が事業を営む目的」に関連した言葉を選びます。
- 「就活の軸は、安全を追求する人と一緒に働けることです。」
- 「安心を追求することにやりがいを感じるため、安心を目的にビジネスを営む企業を探しています。」
- 「快適性の面で人の役に立つことです。」
- 「時間短縮の面で社会貢献ができることです。」
- 「一流のマーケターとして成長できる企業です。」
具体的すぎる内容は避ける
その部署に配属されなかったら辞めちゃわない?
企業は「内定辞退」と「早期離職」を防止したいのですが、就活の軸の内容が具体的すぎる場合、 「配属のミスマッチ」などで早期離職につながってしまうため低く評価される原因になります。
- 「リニア新幹線を実現したい。」
- 「新商品を開発したい。」
- 「首都高修繕プロジェクトに携わりたい。」
- 「ボタン1つで料理が完成する家電を作りたい。」
- 「バイオマス分野で活躍したい。」
これらに共通するのは、「特定の事業部・部署に限定してしまっていること」です。 例えばJR東海にはリニア新幹線以外にも「在来線の活性化」「沿線開発」「東京進出」など課題がたくさんあります。 そこで「1つの事業」に絞った回答をしてしまうと「異なる部署に配属されたら、辞めてしまうのではないか」と思われてしまいます。
そこで、これらを抽象化して「配属先に関わらずこの会社なら良い」と言える内容に変えましょう。
- 「早く、かつ快適な旅を実現したい。」
- 「人の心理をつかむような仕事がしたい。」
- 「防災・減災にこだわる企業で働きたい。」
- 「面倒なことをなくす機械を作りたい。」
- 「事業が環境保護に直結する企業で活躍したい。」