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就活はめんどくさい!

 就活めんどくさいです。就活にはとにかく時間がかかります。 やることもたくさんあります。大学生活で一番めんどくさいことは、就活でしょう。 しかし就活をしなければ就職できませんから、困ったものです。 

 

就活がめんどくさい原因

 なぜ就活めんどくさいのでしょうか。就活がめんどくさい原因を考えてみましょう。

 まず、就活では自己分析を行います。これがめんどくさい原因としてとても大きいです。 というのも、「自己分析とは何?」というように、そもそも自己分析が何なのかわからないためです。 入口が意味不明だと、後に続くこともさっぱりわかりません。

 自己分析とは、将来の夢は何かを考えることです。「自己分析」などと難しそうな言葉を使っていますが、 そんなに難しいことではありません。就職してどんな生活をして、どんな人生を送りたいかを考えるだけなのです。

 自己分析をしたら、就職活動の軸を確定しなければなりません。 また意味不明な言葉が出てきました。就職活動の軸。やたら難しそうな言葉が連続して出てくるのが、 就活がめんどくさい理由です。

 就職活動の軸とは、要は将来の夢であり、「なぜ就活をするのか?」という問いに対する建前上の答えです。 もちろん本心から「経済を円滑に動かす仕事をしてみんなの役に立ちたいから総合商社に入社したい」と述べてもいいのですが、 そんなに心のきれいな人はいないでしょうから、就活の軸をじっくり考え、もっともらしく聞こえるように作り上げる必要があるのです。

 さらに続きます。学生時代頑張ったことです。エントリーシートという名の履歴書に必ず書かされるのが 「学生時代頑張ったこと」です。就活がめんどくさい原因ナンバーワンです。 「頑張ったことなんかないよ!」という方がほとんどだと思います。

 ただ一口に「学生時代頑張ったこと」といっても、何を書けばいいのかわかりません。 要は将来の夢の実現のために何をしてきたかを書けばいいのです。 実際に「頑張った」必要もなく、趣味でやっていたこと、好きでやっていたことを「頑張ったこと」と言えば良いのです。

 もちろん就活の軸とつなげて、一つの夢に対してやってきたことを書かなければなりませんので、 めんどくさいことには違いありません。たいていエントリーシートに400字程度で作文しなければなりませんから、 やたら時間を取られてしまいます。

 ここまでが、就活が本格化する前にやっておかなければならないことです。 就活の準備の段階でここまでめんどくさいことが目白押しなのです。 本番がめんどくさくないわけがないですね。

 

会社説明会がめんどくさい

 就活が本格的にスタートして、最初にすることはプレエントリー会社説明会への参加です。 プレエントリーは個人情報の登録だけですので、1社あたりではそんなに手間がかかることではありません。 しかし50社、100社とプレエントリーするため結果としてかなり時間がかかってしまいます。

 プレエントリーと同時に合同説明会に参加します。リクナビやマイナビが主催して行っている合同説明会や、 大学が主催して行う学内合同説明会です。会社によっては合同説明会へ参加した就活生の中から選んで青田刈りと悪名高いリクルーター面接を行います。

 この場合、合同説明会に参加しなければ内定への道が閉ざされてしまいます。 「どうせ単独説明会に参加するんだから合同説明会は行かなくていいだろう。混んでるし。」 などと思って行かないでいると、単独説明会の案内すらこないままに終わってしまう可能性だってあります。

 また、会社説明会でエントリーシートを渡される会社もありますし、 会社説明会に参加しないと筆記試験が受けられないという会社すらあります。 しかしどの会社がどんな選考をするのかはわかりません。

 そのため会社説明会は参加が必須です。

 その割に会社説明会で社員が話す内容は、会社のホームページに載っているようなことばかりです。 大した収穫もないのに、あるかもわからないリクルーター面接のために会社説明会に参加するのです。 就活がめんどくさいわけですね。

 

履歴書がめんどくさい

 就活めんどくさい原因として、履歴書を書かなければならないというものがあります。 就活でいう「エントリーシート」とは履歴書の就活版の名前です。 なんでもかんでも難しそうな名前をつけたがるのが就活です。こういうところにもめんどくささが出ていますね。

 履歴書も単に学歴や氏名など、経歴を書けばいいというものではありません。 それらを書いた上で「学生時代頑張ったこと」や「なぜこの会社を選んだのか(志望動機)」を書かされます。 会社によってはさらに別の設問も設けられています。

 例えば「あなたの強みと弱みについて400字程度で書いてください」 「あなたは周りの人からどんな人物だと思われていますか?600字程度で書いてください」 「あなたの挫折した経験と、それを乗り越えた経験について500字程度で書いてください」

 ・・・めんどくさい

 就活はとにかく作文です。めんどくさい会社説明会が終わったと思えば、次は履歴書です。 就活は非常に倍率が高く、人気企業では2万通のエントリーシートが届くわけですが、 実際に内定をもらえるのは20~30人程度です。

 内定をもらうにはその高すぎる倍率に打ち勝つ必要があるのですから、 何通も何通もエントリーシートを書いていろんな会社に送付しなければなりません。 10通では済みません。20通、30通送っても足りないくらいです。

 アルバイトの履歴書とはわけが違い、大量に書かなければならないのと、 送ったところで多くの会社から無視されるという途方もない作業なのです。

 

面接がめんどくさい

 就活では面接めんどくさいです。 人手不足のアルバイトと異なり、就活では面接官に見下されます。 面接官は自分が偉くなったような錯覚を起こし、高圧的な態度で面接をする場合が多いです。

 「そんなんじゃ社会でやっていけないぞ!」とでも言い出しかねないほどです。 体育会系と言われる商社や銀行、高炉メーカーの他、旧国営企業など、古い体質の会社の面接は辛い場合が多いです。

 また、面接も1社受けて1社から内定をもらうなんてことは非常に稀で、普通は20~30社ほど面接を受けて、 ようやく1社、2社から内定をもらう程度に合格率が低いです。 そのため何社も何社も面接を受ける必要があります。

 2016年度卒の場合は、面接は8月1日から始まります。 8月1日はもちろんのこと、それから2週間くらいは面接ばかりで、朝から晩まで面接というスケジュールになります。 もちろん十分にエントリーシートをたくさん送っていることが前提ですが。

 それでも大半の会社から「今回はご縁がありませんでした」と不合格の通知が送られてくるか、 面接を受けたまま無視されます。不合格通知すら届かない場合がほとんどです。

 一番心が折れやすい時期が面接の時期であり、めんどくさいことこの上ありません。 さっさと内定をもらって就活をやめるには、就活が始まる前からしっかり準備しておくことが重要です。

 

なぜ就活はめんどくさいのか

 就活めんどくさいようになったのはなぜでしょうか。 上でも再三述べていますが、就活はやたら難しい言葉を使いたがります。 「自己分析」しかり、「就職活動の軸」しかり、「エントリーシート」しかり。

 就活がめんどくさいのは、いわゆる意識高い系の仕業です。 「『将来の夢』じゃ小学生みたいだし、就活用に新しく言葉を作るか・・・自己分析!就職活動の軸!」 といった具合です。

 意識高い系は、自分のやっていることを高度なことだと思いたがる性質があります。 わざわざ就活に難しい言葉を持ち込み、ただ生活のために働くくせに「夢のために働く」などと嘘八百をいうのです。

 意識高い系が就職し、そのまま人事部など採用担当者になります。 次の世代の就活生にも同じことを求めようとします。 「エントリーシートは就活の軸を基本に、自己PR、志望動機が一連のストーリーになっていなければならない」 などと思い込むのです。

 意識高い系の指導を受け、同じく意識高い系な就活生は会社の採用担当者やリクナビ、マイナビの社員の言葉をすんなりと受け止め、 一連のストーリーになったエントリーシートを書きます。 そういう意識高い系の就活生は、意識高い系社員にウケます。

 こうして意識高い系ばかり内定をもらうようになっていきます。 思ってもいないことを書かなければならなかったり、どうでもいい会社に「どうしても入社したいんです!」と言ったりしなければならなくなったのは、 意識高い系のせいなのです。