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部署の役割

 会社には様々な部署があります。 配属される部署によっては出世にも大きく影響します。 ここでは部署種類を紹介しています。 

 営業部、経理部、法務部、人事部、総務部、広報部、商品開発部、生産部、設計部、調達部、研究所等、 部署は多く存在します。それぞれの部署がどんな役割を担っているのか紹介していきます。

 

営業部

 営業部というと、飛び込み営業、法人営業、家庭用営業など、外を回って動き回っているイメージのある部署ですね。 確かに営業部は外を飛び回っています。会社にいることのほうが稀な場合すらあります。 しかし会社に籠らなくていいので、その方が気が楽だという人も多いですね。

 一生営業マンをするわけではありません。10数年すると後方に回ることになります。 営業部は事務系総合職の花形部署で、会社にとって欠かせない存在です。 自分の活動が直に会社の利益を左右するわけですから、やりがいはとてもあります。

 会社によっては、新卒採用でまず営業部が獲得する新人を選び、残りを他の部署に回すというところもあります。 こういった会社では事務系は営業以外は残りもの、つまり営業部に配属されなかった人はもうその時点で出世がないという会社すらあります。

 

生産管理部

 生産管理部は主に、工場の工程管理をする部署です。工場での生産計画を立て、計画通りに製造ラインが動くように仕事をします。 設計図面を見ながら工場の職人に指示を出し、自分の指示により製品が作り出されていくのです。 そのためやりがいはとてもある部署で、理系では非常に人気な部署です。

 工場の職人との雑談も仕事のうちで、年次の高い職人に話しかけられると自分の仕事に戻ろうにも戻れません。 むしろ工場の職人と仲良くできるような人でないと生産管理の仕事は務まりません。 そのため理系でも、コミュニケーション能力のある人が採用されます。

 また生産管理部から工場長が選ばれることが多いです。工場長は会社にもよりますが、他部署でいう部長あるいは本部長クラスの階級です。 工場長になると他部署に比べて工場の職人すべてが部下ですので、非常に部下が多いです。 工場長を経験し、そのまま常務取締役に昇格し、社長になるというルートがあります。

 

設計部

 設計部は商品の設計図を書く部署です。営業部や商品開発部から送られてきたニーズをもとに材料の数量を算出し、 設計図をつくり、生産管理部などの部署に設計図を送ります。設計部は社外の人と話さなくていい部署かというと、そうではありません。 商品を依頼してきたお客さんと直接やり取りしながら設計を進めていくのです。

 理系でとても人気のある部署ですが、楽なわけではなく、残業も多いです。 自分に指示を出すのは上司ではなくお客さんや営業部、商品開発部です。 そのため設計部内ではコミュニケーションがそれほど活発ではありません。

 また設計図が間違っている場合や、その図面通りには商品を作れないといった場合に、 工場の職人から怒りの電話がかかってきたり、生産管理部から怒りの電話がかかってきたりします。 ストレス耐性も必要な部署です。

 しかしながら設計部は、自分の書いた設計図の通りに商品ができあがっていくので、 やりがいはとてもある部署ですね。

 

経理部

 経理部は、会社のお金の流れの一切を管理する部署です。 各部署の予算、購入品、売上、従業員給与、決算まで行います。 決算が最も忙しくなる仕事で、決算期である冬はなかなか家に帰れません。時期によって非常に忙しい部署です。

 事務系総合職ではどの会社でも、ナンバーワンは営業部か、商品開発部ですが、経理部は必ず会社に必要な部署ですので、 立場が全くないなんてことはありません。ある程度の地位を持っています。

 一方でやりがいがあるかというと、経理部に所属する友達の話では「直接利益を出している営業部配属の同期に対して引け目を感じる」 と言っていました。経理部は会社に直接利益を出す部署ではありません。 その分、やりがいが足りないと感じることがあるようです。

 また経理部では簿記や会計の知識が必須になりますので、日商簿記2級、日商簿記1級などの資格の取得が必須とされます。 就職後も勉強が続くことになりますね。

 

人事部

 人事部は新卒採用、中途採用、新人教育の他、課長補佐研修、課長研修、部長研修などの社内研修を行う部署です。 研修自体は人事部ではなく他の部署の人、担当部署の部長、課長などが行います。 人事部でやることは会場の手配、スケジュールの設定、対象者の召集などです。

 人事部といえば人事異動のイメージが強く、人事異動という強力な権限を持っているように誤解されがちです。 しかし、驚くことに人事部に人事権はありません。昇進、昇格、配置転換については各部署の部長が決定します。 人事部だからといって誰を出世させるか決められるわけではありません。

 では人事異動で人事部は何をしているかというと、各部署の部長が決定した人事異動を調整し、発表するのです。 もちろん辞令には人事部のハンコが押されるわけですが、人事部が異動を決定しているのではないのです。

 そして給料も人事部が決定しているのではありません。 同様に昇給などは人事部がハンコを押すわけですが、実際に昇給を決めているのは各部署の部長ですし、 ボーナスの査定も昇進もすべて各部署の部長の権限です。

 

総務部

 総務部は一般的に女性が多く配属される部署です。 自社ビルの管理点検、経理部や人事部の手伝い、福利厚生の支援等、どの部署が担当すべきかわからない仕事はすべて総務部に回ってきます。 悪く言えば雑用係の部署です。なぜ女性が多く配属されるかというと、工場のイカツイおじさんたちに何かをお願いするとき、 女性がお願いするほうが言うことを聞いてもらえるためです。

 総務部で働いている人より、他の部署のポストからあふれた人が総務部の部長になることが多いです。 総務部で働く人はおよそ派遣社員や一般職なので、部長まで昇進することが少ないです。 就活で「総務部志望です!」などと言おうものなら「君、何言ってんの?」となること間違いなしです。

 

広報部

 広報部は社内報の作成、記者会見の準備が主な仕事な部署です。会社によっては広告も兼ねていることがあり、 テレビCMや新聞広告なども担当します。会社のホームページや記者会見を通じて自社ニュースを発信します。

 社内の情報共有という役割を担っており、「生産管理部では○○個の商品を製造した」や 「今月の商品発注量は○○個だった」「工場での事故件数は今月もゼロだった」などの社内ニュースをまとめて発信します。

 また人事部の人事異動の内示や告示、経理部の決算発表などをまとめ、 社内の各部署に伝達するという役割もあります。

 

調達部

 調達部は営業部とは真逆の部署で、工場生産の材料、燃料、資材の購入をする部署です。 常に価格が変動している材料や燃料の購入には相場観が必要で、また商社や部品業者から営業をかけられる部署です。 良いものを安く買うため、設計部や生産部等の技術系総合職が配置転換されてやってくることが多いです。

 就活生はあまり注目しませんが、営業部や生産管理部と同じく直接利益を出す部署です。 いくら物を売っても、原価が高ければ利益は生まれません。調達部が材料を安く買ったり、 まとめ買いで値引きをしてもらったりすることで原価を低減し、利益が生まれるのです。

 実は会社の中でもかなり重要な部署だったりします。

 

法務部

 法務部はコンプライアンスを担当する部署です。社内監査、訴訟対応、社内文書の管理、各種申請書の管理、契約書の管理などです。 それほど人数が必要な部署ではないので、法学部卒だから法務部、となるわけではありません。 そしてあまり出世コースであるともいえません。

 社内文書の管理は非常に大変で、各営業所、工場を回って文書を確認し、ハンコを押します。 法律に抵触するような営業実態があるといけませんので、社内文書を厳重に管理しなければなりません。

 また訴訟対応も大変で、陳述書の作成や弁護士との相談など、訴訟が増えれば増えるほど忙しくなっていきます。 そして直接利益を出す部署ではなく、むしろ会社の経営にストップをかける部署ですので、 あまり経営者から重視される部署ではありません。

 

研究所

 研究所は新製品開発のため、日々様々な研究をしています。耐久性の実験は大変退屈で、何秒間に何回の衝撃を起こす実験装置を延々と監視することもあります。 工場を回って商品の問題点を探したり、不具合の解決策を考えたりします。イメージとは裏腹に残業も多い部署です。

 研究が好きな院卒が配属されることが多いです。研究が好きな人にとっては楽しくてたまらない部署でしょう。 しかしながらやはり、直接利益を出す部署ではありませんのでやりがいがあるかというといまいちです。