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おすすめ就活本

 就活系自己啓発本は、はっきり言って必要ありません。 就活本に書いてあるようなことはネットに載っています。読むとしても立ち読みで十分かと。 ああいった本の出版は、就活生の不安に乗じたボロい儲け方だと思います。 

 就活を終えてから新入社員向けの自己啓発本を2冊ほど購入して読みましたが、 正直買ったことを後悔しました。文量が少なく、3時間もあればすべて読めてしまうのです。 買うことはおすすめしません。

 しかしながら就活は情報戦です。就活本の中にも、必須本、おすすめ本はあります。 就活本が良い理由は、お金がかかるという点にあります。 つまり、良い情報でなければ誰もお金を出して買ってくれないため、逆に有料情報ほど役立つ可能性が高いのです。 就活本ではありませんが経済の知識をつけようと思うと、経済本も読まなければなりません。

 

SPI対策本はいらない?

 SPI対策本ですが、センター試験で8割以上の点数を取っていたような学生には必要ありません。 確かに旧帝大の学生でもSPIでつまづくことはあるのですが、つまづく理由は慣れていないからです。 SPIの内容自体は簡単で、単に時間が足りないだけです。

 数学については、数Ⅰ、数A程度の知識があれば十分ですし、 国語についてはもはや一般常識レベルです。

 SPI対策本等を買っている暇があったらとりあえず適当な会社にプレエントリーして とりあえずwebテストを受けてみることです。 SPIの問題自体は難しくありません。慣れです。

 しかし、センター試験を受けていない、数学に自信がない、大学で遊びほうけて勉強などすっかり忘れてしまったような学生には、 リハビリが必要です。適当な会社にプレエントリーしてSPIを受けてみるのが一番良いのですが、 SPI本番は模範解答がもらえません。

 そんなとき、SPI対策本が活躍するのです。

 MY就活ネットのおすすめは、[主要3方式(テストセンター・ペーパー・WEBテスティング)対応]これが本当のSPI3だ! 【2016年度版】です。 SPIで出る問題は網羅されており、解き方や考え方等の解説も詳しくされています。

 もちろん、SPIは本で対策するだけでは足りません。 時間配分はどうしても実践練習を積まなければならないのです。 本命の企業を受験する前に、必ず本命でない会社のwebテストを受験して練習しておきましょう。

 

人事の採用基準

 人事の採用基準、人事の本音が書いてある就活本は良い影響があるでしょう。 就活生や就活経験者だけでなく、実際に採用選考を行っていた人事の就活本もあります。

採用基準」 は外資系コンサルタント会社のマッキンゼーで採用担当をしていた著者が、 就活・採用選考における就活生と人事の考え方の違いを書いています。 「コンサルタントだから地頭と問題解決能力が重視されると思われがちだが、実は違う」との文言には私も驚きました。

 就活生だけで情報共有をしてもそれは憶測の域を出ません。 実際に人事をやっていた方のお話を聞いてみるのはいかがでしょうか。

 

業界地図

 就活本として最も重要なのが「業界地図」です。 業界地図とは、世界一わかりやすい業界と職種がわかる本 2016年版のような本のことです。

 世の中にはさまざまな業界がありますが、それぞれがどんな仕事をしていてどんな関係にあるのかがわかります。

 どんな仕事をしているのか、会社の良いところ、将来性、悪いところ、競合性などは、会社選び、業界選びに必須です。 業界地図と会社説明会を活用し、「自分に合った優良企業」を探していきましょう。

 エントリーシートや志望動機では「なぜこの会社を選んだか」を述べなければなりません。

 「同業他社ではなく、この会社でなければならない理由」は、「業界地図」を読んで捻出することもできます。 他でも書きましたが、説明会ではその会社のいいところしか語ってくれません。 「業界地図」という客観的な立場で書かれた本は、就活本としておすすめです。

 また、就活を始めたころは会社の名前をほんの一部しか知りません。 しかし、世の中には名前を知らない優良企業が無数にあるのです。

 テレビCMを流している会社に限って就活するのではあまりにも範囲が狭すぎます。 テレビCMで有名な企業は就活生の人気も高く激戦区となり内定をもらうのが難しい上に、 有名だからといって優良企業なわけではありません。

 業界地図を読み、様々な企業の名前を知り、片っ端からプレエントリーしましょう。

 

経済の知識

 経済についての知識をつけるには本の立ち読みでは足りません。 分からない専門用語や、疑問が出てくるのでメモをとる、ネットで調べる等しなければなりません。

 経済の知識をつけると、なぜ自民党政権が成立すると株価が上がり、円安が始まったのかわかります。 マスコミで報じられない業界の本当の強さ、将来性がわかったりします。

 私はすでに何冊か経済本を購入し読んでいますが、その中でも三橋貴明著:アベノミクスで超大国日本が復活する! がおすすめです。三橋貴明氏はアンチ新自由主義、反TPP、反消費税増税ですが、 新自由主義とはどういうものか、TPPとはどういうものか、消費税を今上げるとどうなるか等、 私のような初学者にもわかりやすくまとめていらっしゃいます。

 もちろんいろんな立場からの経済本を読まなければいけませんが、 就職活動の間は時間もありませんので1冊でいいと思います。

 その他の経済の本としては、やりなおす経済史---本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門 もおすすめです。代々木ゼミナールで世界史を教えている講師の本で、非常に面白く、読みやすいです。 古くは十字軍の遠征から、資本主義がどのように発生し、世界史上のどのような出来事がどのように経済に影響を与えて、 今のこの時代を作り出したかが学べます。世界史はただ暗記する科目ではなく、実は現代社会の起源を探る重要なツールだったのです。

 また、イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】 もおすすめです。『マネジメント』で有名なドラッカーの著書ですが、現代社会にも生きるイノベーションの決定版ともいえる書籍です。 大企業シャープや東芝が大赤字を出すこの時代に、どんな企業が生き残っていくのかがわかり、 どのように生き抜いていけばいいのか指標となる名著です

 

就職四季報

 「就活には四季報だ!」と仰る方も多いです。 しかし、そもそも四季報は投資家向けの本です。 株式を購入する際、株式を探す際に四季報を読み、投資家にとっての優良企業を探すのです。

 投資家の観点での優良企業と、就活生の観点での優良企業は全くの別物です。

 まず、年収が高すぎる会社は投資家に嫌われます。「給料を削れば株主配当金に回せるだろう!」というわけです。 また、不景気で減収減益しているとき投資家は、「リストラをしろ!」と言います。

 就活生の利害と完全に不一致なわけです。年収は高い方が良いですし、リストラはないほうが良いに決まっています。

 そこで四季報は、投資家向けの四季報とは別に、就職四季報を発行しています。 就職四季報 2016年版では、 投資家向けの決算や配当などの情報を削り、3年以内離職率や採用人数、内定者の学歴など、 就活生の知りたい情報を抑えているのです。

 さすがは四季報。企業情勢については大変詳しいのが特徴的です。 会社ごとにまとめられた業績や就職情報を読み、名前を知らない優良企業を探し出すのに有効な本と言えるでしょう。

 就活は有名な大企業ばかり見ていても成功しません。 中堅企業、中小企業もしっかり見ておかなければなりません。 しかし、優良中堅企業、優良中小企業を探すのはあまりにも困難ですよね。

 就職四季報は、優良中小企業をまとめたものも発行しています。 就職四季報 優良・中堅企業版 2016年版 で探してみてください。