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社畜とは

 社畜とは、会社のいいなりであり、会社にとって都合が良いサラリーマンを意味します。 褒め言葉ではなく、通常は学生やニートがサラリーマンを軽蔑して言う言葉です。 

 

社畜とは?

 社畜とは、まるで家畜のように経営者のために、あるいは上司のために奴隷のように働くサラリーマンのことです。 社畜はただ働くだけでなく、心まで会社に征服され、異常な価値観にとらわれています。 社畜の価値観はまず、自分よりも会社が優先します。もちろん家族よりも会社が優先です。

 家畜が食事を与えてもらう代わりに飼い主のために死ぬまで働き、文句ひとつ言わず、 むしろ飼い主になついてしまいます。

 同様に社畜も、給料(食事)を与えてもらう代わりに会社(飼い主)のために定年まで(死ぬまで)働き、 文句ひとつ言わず、むしろ会社(飼い主)になついてしまいます。

 社畜は会社にとってとても都合が良いです。というのも、会社の命令に有無を言わずに従うからです。 社畜は会社からの命令に対し、自分の意思というものが働きません。 会社の言うことは絶対であり、断ることはありえないのです。

 社畜とは、深夜まで残業、あるいは徹夜してまで残業しますし、休日出勤は当たり前。 会社のためならサービス残業もためらいません。有給休暇は取りませんし、 昇給もボーナスも要求しません。これが社畜です。

 社畜にとって給料は労働の対価ではなく「もらいすぎているもの」です。 「会社に大した利益を出していないのに、給料はこんなにもらっている。その分タダ働きしなくては!」 という意味不明の超理論です。

 給料分も働いていないという意識のために、サービス残業も休日出勤もお手の物です。 社畜は「残業代を会社に請求するのは申し訳ないから」と残業代の申請もしないくらいです。

 社畜にとって会社が人生なのです。 会社員である自分が自分の限界であり、最高の状態であり、会社のために尽くす自分に酔います。 もはや自分の人生ではなく、自分の人生を会社に献上してしまった状態、それが社畜です。

 

社畜の特徴

 社畜特徴は、自分より会社を優先しているというところです。

  • 「早く帰りたいから早く仕事を終わらせよう」ではなく「会社のためならいくらでも残業する」
  • 「給料が安い」ではなく「自分の働きが悪い」
  • 「自分の給料」より「会社の利益」
  • 「自分がこう思うから」ではなく「上司がこう言ったから」
  • 「飲み会に参加する」ではなく「飲み会は業務(ただし無給)」
  • 「子どもが風邪を引いたから早退する」ではなく「子どものことは妻に任せている」
  • 「風邪を引いたから休む」ではなく「風邪を引いた自分が悪いので出社する」
  • 「一気飲みさせられて泥酔した」ではなく「酒に弱い自分が悪い」
  • 「理不尽な説教をされた」ではなく「上司の心を読めなかった自分が悪い」
  • 「理不尽な説教をされた」ではなく「自分のためを思って言ってくれている」
  • 「製品が悪くて売れない」ではなく「営業スキルが足りない」
  • 「製品が悪くて売れない」ではなく「根性が足りない」
  • 一言目には「利益」
  • 二言目には「会社のため」
  • 新入社員には「会社ってそういうもんだよ」
  • 有給休暇は甘え
  • 1時間は早く出社して仕事する(もちろん残業代は申請しない)

 社畜の特徴は、会社優先であるがゆえに、会社の理不尽な部分に対しても怒りを覚えません。 社畜はこれを理論的に説明ができないため「根性が足りない」「気合いが足りない」「努力が足りない」などと精神論に行きついてしまうことがほとんどです。

 自分の給料に跳ね返ってこないのに、会社の利益のために努力をします。 社畜が仮に1000万円の利益を出しても、社畜に支払われるボーナスがせいぜい10万円~20万円上がるだけです。 リターンが期待できないのに利益を追求するのです。

 社畜は「会社のため」という言葉に弱いです。会社のためなら仕方がないとすべてを投げ出す気持ちでいます。 友達であろうが、恋人であろうが、妻であろうが、子どもであろうが、会社のためならすべてを犠牲にします。 社畜とは、人間の生き方とは程遠いものです。

 

社畜自慢

 社畜自慢は、社畜が自分の置かれた境遇を自虐している風を装って、 実は「自分はこんなに会社のために尽くしている素晴らしいサラリーマンである」と自慢することを意味します。 以下は社畜自慢です。

  • 「サービス残業40時間もしてるわーまじつれーわー」
  • 「あれだけ利益を出したのに昇給5000円だぜ!やってらんねー」
  • 「有給休暇なんて取ったことないわー」
  • 「昼休みも仕事してるわ」
  • 「ゴールデンウィークなんてないよ」
  • 「お盆休みこそ一番働きやすい時期だね」
  • 「会社休んでもすることないよな」
  • 「飲み会は義務だから」

 同僚や友達には上記のような愚痴を言いながら、会社を辞めるつもりは毛頭なく、 待遇改善してもらうつもりも全くありません。ただ同僚や友達に「俺は立派なサラリーマンである」 と社畜自慢をしているだけなのです。

 社畜自慢は、大学生の「今日寝てないわー」と本質的に同じです。 人間のあるべき姿ではない、無茶な境遇にいる自分を自虐することにより、 「俺ってすごいだろ?」と周囲にアピールしているのです。

 大二病が治らず、そのままサラリーマンになると社畜化します。 つまり、社畜自慢は精神的に大学生のころから成長していない証拠なのです。

 しかし社畜は、社畜自慢せざるを得ない環境にあることにも注意しなければなりません

 大学生の場合、「飲み会いかなきゃいいじゃん」「断ればいいじゃん」で結論がついてしまうのですが、 サラリーマンの場合はそうもいきません。会社を辞めると再就職が困難な時代ですし、 転職に成功しても、次も理不尽なことがある会社です。

 会社の理不尽さから逃れるには、自分で会社を起こすか、個人事業を始めるしかありません。 しかし会社を設立したり、個人事業を始めるにはリスクが伴います。 大多数の人は、生活のため、世間体のために社畜を我慢して受け入れて社畜を続けるという選択をします。

 「会社を辞めればいいじゃん」・・・やめられないのです。

 

社畜は会社を辞められない

 社畜に染まってしまうと、会社を辞められません。 「入社3年目が辞めたいピーク」とよく言われますが、4年目には会社を好きになるというわけではありません。 辞められなくなるのです。

 社畜になると、価値観が変わります。自分は会社の手足となって働く機械となり、 会社のためを第一に考えて動くようになります。

 そんなとき、「もしも会社を辞めたら会社に迷惑がかかる」などと思うようになります。 世の中は需要と供給でできています。嫌な職場なら辞めないと、社会に嫌な職場が生き残ってしまいます。 しかし会社に迷惑がかかるからと、需給を無視して職場に居続けるのです。

 結果的にその会社の経営者や管理職は、「この経営手法は正しい」と思い込み、 さらにブラック企業になっていきます。ブラック企業を存続させているのは、社畜なのです。 ブラック企業を批判するなら、まずブラック企業を辞めて、経営を行き詰らせるべきです。

 しかしそうもいきません。社畜にも生活があるからです。 ブラック企業を辞めたところで次の就職は決まるのだろうかや、 どうせ次の職場もブラックだからと諦めるのです。

 この諦めの時期が、入社4年目なのです。これ以降は社畜化し、もはや辞めようという気力すら起こりません。 社畜になると、会社に対する不平不満がたまり、それは会社ではなく、自慢することで消化しようとします。 社畜自慢は「俺ってかわいそうだろ」アピールでもあるのです。

 

社畜上司

 上司社畜だと非常に大変です。 お気の毒に。あなたの楽しい社会人人生は終わりました。社畜上司のもとで、暗黒の時代を送ってください。

 上司が社畜だと、部下に人権はありません。会社のためだからと、あらゆることを制限されます。 会社でのことだけでなく、社畜上司は部下のプライベートまで侵します。 社畜上司の言い分はこうです。

大した利益を出してないんだから給料は会社に還元しろ

 給料の使い道を勝手に指定されます。ぼったくりバーやキャバクラへ行くことを強要し、 ゴルフセットを買わされ、「三国志を読め」などと読む本まで指定されます。 新聞は取らされるわ、資格試験は受けさせられるわ、見るテレビ番組まで指定されるわで困ったものです。

大した利益を出していないのに有給休暇を申請するの?

大した利益を出していないんだからもっと働け

大した利益を出していないのに残業代を請求するのか?

 直接「有給休暇を取らせない」「残業代は請求させない」とは言いません。 「大した利益を出していないのに」ということで罪悪感を与え、 有給を取らせない、残業代を請求させないという結果を導きます。

 社畜上司は「利益」を大義名分にできると考えているようですが、 残念ながら社員の権利と会社の利益は全くもって関係ありません

 社員は利益を出すことを約束して働いているのではありません。 利益を出すことを約束して働いているのは経営者です。 利益を出したい経営者の指示通りに作業をするのが社員です。

 社員の給料の対価は時間と労働力です。社員は月単位で時間と労働力を会社に売り、 その対価として給料を受け取っています。利益が増えたからと給料が格段に上がるわけではなく、 利益が減ったからと給料が格段に下がるわけではないのもこのためです。

 社畜上司の勘違いです。

 いくら社畜上司でも、上司は上司です。ある程度言うことを聞かなくてはなりません。 社畜の強制。「社会人は、上司次第だ」と言われるのもこのためです。 上司が社畜なら、自分も社畜にならざるを得ないのです。