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業界絞りは危険【就活】

 業界絞りとは、就活において志望する業界を一つ、複数に決めて、 志望しない業界への就活をやめることを言います。業界絞りは業界決定とも呼ばれます。 

 例えば合同説明会、単独説明会では金融、商社、メーカー、ホテル、鉄道、航空など様々な業界のものに参加し、 リクルーターと会ったり、座談会に出席していたけれども、志望する業界を金融、商社に絞り、 メーカーやホテル、鉄道、航空業界へエントリーシートを出さないと決断することです。

 業界絞りで一本化することは効率がいいようにも思えますが、実は危険です。 実際にエントリーシートを提出して面接に臨む業界を絞って、他の業界にエントリーシートを出さないため、 一つの業界に出すエントリーシートの充実化が図れる一方で、面接を受けられる会社が減ります。

 就活サイトや就活イベント、内定者懇談会などで業界絞りは当然の行為として紹介されます。 「この時期に業界絞りをして、志望先を一本化しました」などと示されることでしょう。

 しかし業界研究、エントリーシート作成などと異なり、業界絞りは必須の過程ではありません。 就活において業界絞りはしなければならないものではないのです。

 

業界絞りはしてはいけない?

 私が業界絞りを危険だと思う理由は以下の通りです。

 例えば、自分では金融業界に向いていると思っていても、実はその会社だけでなく業界自体に向いていない場合もあります。 その業界で働いたことなんてないのだからこういうことはあって当然です。落ちたからと言って悲観する必要はありません。 想像とは異なる業界だったということです。

 しかしその時、業界を絞っていたら悲惨なことになります。全落ちです。

 不親切なことに説明会ではたいてい会社のいいところしか語ってくれません。 というのも、エントリーシート提出数が少ないと人事担当者が会社に「お前仕事してんの?」と言われてしまうからです。 志望者数を増やすため「こんな人は向いていない」という話はしません。

 その業界に向いているかどうかは業界人に判断してもらうしかないのです。 いろんな業界の面接を受けて、判断してもらいましょう。

 以上の理由から、業界絞りはおすすめしません。

 

業界絞りにはメリットもある

 業界絞りにはメリットもあります。 メリットがないなら業界絞りも流行りません。業界絞りにはどんなメリットがあるのでしょうか。

 業界絞りをすることによって、エントリーシート提出数を減らすことができ、 同業他社と比較してしっかりつくったものを提出することができます。 要は負担の減少です。

 興味のない会社の面接に時間を取られ、入社するつもりもない会社に内々定をもらい、 内定辞退の電話をするという無駄な作業、無駄な疲労を防ぐことができます。 どうせ行かない業界なら絞りにかけて、切り捨ててしまうのも一つの手です。

 「めんどくさいから業界絞り」という側面もないわけではありません。 業界を比較検討して、面白くなさそうと思った業界のエントリーシート作成は身が入らないものです。 時間もかかりますし、手間もかかります。

 しかし就活はめんどくさがると負けです。就活はめんどくさいものです。 上で述べたように、絞って残った業界に向いていないと判断されれば就活は完全に失敗します。

 その結果全落ちなんて悲惨なことになるくらいなら、 複数の業界の同業他社を比較検討してエントリーシートを大量提出したほうが安全です。

 

業界の絞り方

 業界絞り方を解説します。 業界絞りを失敗すると、エントリーシート作成の手間が増えてしまったり、 万一の際にエントリーシート全落ちになってしまいます。

 業界絞りのやり方は、まず第一志望の会社を決定します。 三井住友銀行だったり、富士フイルムだったりすると思います。 第一志望の会社を決めてから、似たようなエントリーシートを提出できそうな業界を選んでいくのです。

 銀行、保険、総合商社、専門商社、メーカー、鉄道、航空、ホテルなど、第一志望の業界を選ぶのです。 メーカーを選んだ場合は、機械メーカーなのか、化学メーカーなのか、薬品メーカーなのか、 どのメーカーなのかを選択しましょう。

 第一志望の業界を決定したら、似ている業界を選びましょう。 似ている業界は、エントリーシートも同じような内容で提出できます。 銀行を選んだ場合は、信用金庫や保険業界も視野に入れて検討しましょう。

 これで何社くらいにエントリーシートを提出できるでしょうか。 足りなければ第二志望の会社、第三志望の会社から同様に膨らましていき、 少ないエントリーシートで多くの会社に提出できる環境を作っていきます。

 コピペで済むならいくらでもエントリーシートを提出するべきです。