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【就活】自分に合った仕事を見つける

 就活で大切なことは、自分に合った仕事を見つけることです。 40年間も働くわけですから、いやいや通勤する40年間より、楽しく通勤できる40年間のほうが良いに決まっています。 また、志望動機や自己PRも、自分に合った仕事であれば説得力が増し、就活にも有利になります。 しかし、自分に合った仕事とは、どのように見つければよいのでしょうか。 

 

「自分に合った仕事」とは?

「自分に合った仕事」とは何でしょうか?一口に「自分に合った仕事」とは言っても、想像もつきませんよね。私もそうでした。 人によっては「自分に合った仕事だなんて贅沢を言っていては就職できない」なんて言う人もいます。しかし、実際にはそうではありません。 自分に合っていない会社には、そもそも内定がもらえないからです

「自分に合った仕事」とは「自分のやりたい仕事」のことです。やりたくない仕事が自分に合っているなんてことはありません。仕事に身が入らず、「早く定時にならないかな」と時計を見つめまくる生活になります。仮にノルマや目標を達成していても、やりたくない仕事、興味のない仕事なら「自分に合った仕事」とは言えないでしょう。

しかし、こう反論する方もいるでしょう。

 「営業がやりたくて就職しても、異動で経理部に配属されるかもしれない。それはやりたい仕事ではないから『自分に合った仕事』にはならないじゃないか」

 およその就活生は、「自分に合った仕事」のことを「営業」「経理」「法務」「開発」「設計」「工事」のように「職種」で考えがちです。 しかし、職種で考えるのは実は誤りです。仕事の本質は「職種」ではなく「ビジネス」です。 どんな「作業」をするかではなく、どんな「ビジネス」に携わるかを考えなければなりません。 「自分に合った仕事」は「自分に合ったビジネス」と読み替える必要があります

 「ビジネス」を見据えていれば、職種は関係ありません。どの部署もその「ビジネス」を行うために存在している部署です。 その部署はビジネスにどう関わっていて、どんな役割を持っているのかを考えれば、どの部署に配属されても、やることはひとつの同じ「ビジネス」です。

 「職種」的に見ればパナソニックは「家電を売っている会社」、三菱東京UFJ銀行は「お金を貸している会社」、 JRは「電車を運行するサービスを売っている会社」です。

 しかし「ビジネス」の視点でみれば、パナソニックは「ライフスタイルをつくる会社」、 三菱東京UFJ銀行は「経済を回している会社」、JRは「街をつくる会社」です。

 単に「家電を売りたい」からパナソニックに就職するのであれば、営業以外に配属されたらそれは「やりたくない仕事」です。 しかし、「ライフスタイルをつくりたい」からパナソニックに就職するのであれば、 どの部署に行っても「ライフスタイルをつくる」ための仕事をしているわけですから、どれも「やりたい仕事」です。

 このように会社のビジネスの本質を見極め、それが自分のやりたいビジネスならば、 それは「自分に合った仕事」と言えるでしょう。

 

将来の夢を考える

 就活の基本は、「将来の夢」にあります。希望する業界、希望する会社、志望動機、自己PRなどはすべて、「将来の夢」を出発点に考えます。 しかし、将来の夢はどのように考えればよいでしょうか。一口に将来の夢とは言っても、突然考えるには難しいですね。

 将来の夢は、「5年後、10年後にどうなっていたいか」を考えるとわかりやすいです。 5年後は何をしているでしょうか。会社では一人前になっている時期ですが、どんな仕事をしているでしょうか。 どんなお客さんとも仲良くなってしまうような営業マンでしょうか。 それとも商品開発部でヒット商品を次々に生み出しているのでしょうか。

 私生活ではどんな状況になっているでしょうか。結婚して、子供もいるでしょうか。独身貴族を謳歌しているでしょうか。 賃貸に住んでいるとしたらどんな家でしょうか。ワンルームでしょうか、3LDKでしょうか。ロフト付きの家も流行っていますし、庭付きの家も良いですね。 防犯シャッターやオートロックなど最新の設備の整った家にも住んでみたいですね。

 このように、まずは展望をそのままに書き出してみましょう。

 その展望についてもう少し掘り下げて考えてみます。なぜそうなっていたいのでしょうか。 「どんなお客さんとも仲良くなってしまうような営業マン」になりたい理由はなんでしょうか。 「営業マンはそうあるべきだ!」と思考を停止するのではなく、具体的に自分にとってどんなメリットがあるか考えてみましょう。

 売上げが上がって給料が高くなりそうですね。また、社内でも一人前と認めてもらえそうです。 お客さんには満足してもらえ、感謝されるかもしれません。仕事を通じて友達がたくさんできるかもしれません。 そして自分自身は「会社にこれだけの利益を出した」と達成感を味わうことができます。

 これらをまとめてみましょう。「お金持ち」を目指すのはなぜでしょうか。実は大半の理由が「お金持ちですごいなと思ってもらえるから」です。 贅沢をするのも、家族や恋人などに「すごいな」と思ってほしい気持ちが少なからずあります。 「給料が高くなる」「感謝される」「友達が増える」は「他人からの評価」とまとめられそうです。

 このように考えていくと、将来の夢の本質は、「他人からの評価」と「達成感」であるとわかります。

 

夢を実現できそうな業界を探す

将来の夢に立ち戻りましょう。「仕事を通じてたくさん友達を作る」ことに主眼を置いてみましょう。 たくさん友達をつくるには、トーク力はもちろんのことですが、大勢の人に出会うことが最重要です。どんな仕事をすれば大勢の人に出会えるでしょうか。

大勢の人と出会うには、無数にお客さんがいる「BtoC企業」が良さそうです。BtoC企業は一般消費者向けに製品を製造している会社のことです。 例えばソニーやパナソニックなどの家電メーカー、トヨタやホンダなどの自動車メーカー、任天堂やセガなどのゲームメーカー、日本ハムやサントリーなどの食品メーカーなどがそうですね。

「BtoC企業」の属する業界はどこでしょうか。上の例にもあるように、様々な業界にBtoC企業があります。

  • 家電業界
  • 自動車業界
  • ゲーム業界
  • 食品業界
  • 化粧品業界
  • 製薬業界
  • マスコミ業界(テレビ局、新聞社)
  • 出版業界
  • IT業界
  • インフラ業界(電気、ガス、電話、鉄道)
  • アパレル業界

 「仕事を通じてたくさん友達を作る」という夢を実現できそうな業界はこれだけありました。 探せばもっとあるかもしれません。

 さて、「仕事を通じてお客様に感謝され、たくさんの友達をつくる」にはどんなビジネスが合っているでしょうか。 お客さんと仲良くなって友達になるほど消費者と関わりの深いビジネスがよいでしょう。

 例えば「ライフスタイルをつくる家電業界、住宅業界」「楽しい趣味を提供するゲーム会社」 「楽しい食卓をつくる食品メーカー」「知識を広める出版社」

 どうでしょう?やりたいビジネスは見つかりそうでしょうか。

 このようにして選んだ業界から手当たり次第に会社を調べて、会社説明会に参加し、 実際にどんなビジネスをしているか研究しましょう。

 

「業界の志望動機」を書いてみる

会社選びに入る前に、業界の志望動機を書いてみましょう。会社説明会やセミナーなどでは「なんでこの業界に興味を持ったの?」と聞かれることがあります。 そのとき、業界の志望動機ができていれば答えにも詰まったりしませんし、社員から興味を持ってもらえるかもしれません。 また、志望動機を書く際に「本当にお客さんと顔をあわせる仕事なんだろうか」「この先40年も生き残れる業界なんだろうか」と疑問が生じます。

生じた疑問を会社説明会やセミナーなどで質問ができますし、さらに会社に興味が出たりします。

志望動機の書き方は、「将来の夢」を起点に書き始めます。「たくさん友達を作る」ことから考えていきましょう。 「仕事を通じてたくさん友達を作る」には「たくさんの人と出会う」ことが必要です。たくさんの人と出会うには、 BtoC企業で一般消費者を相手にしたビジネスで、「営業」や「マーケティング」の仕事が適しているでしょう。

「私は仕事を通じてたくさんの友達を作りたいと考えています。そのためにはたくさんの人と出会わなければなりません。 ○○業界はBtoCビジネスであり、一般消費者と顔をあわせることが多く、たくさんの人と出会えると思います。 そんな○○業界で営業(マーケティング)の仕事をして、いろんな人を喜ばせる仕事がしたいと思っています。」

業界の志望動機としてはこんなものでしょう。ここまで準備したらさっそく、企業選びに入っていきます。

 

企業の将来性を考える

会社選びで企業の将来性は重要です。いくら将来の夢に合致していても、40年近く働くわけですから、すぐに倒産したり規模が縮小するような会社では困るわけです。 どんな会社なら長く存続し、長期間働き続けることができるでしょうか。 将来性のある企業の条件はなんでしょうか。

  • つぶれてはいけない会社
  • 危機を乗り切った会社
  • 時代の変化にうまく対応してきた会社
  • 小さなイノベーションを何度も起こしている会社

将来性の高い企業とは、上の4つの条件のうち1つは満たしている会社でしょう。 詳しくは「将来性の高い業界」でも解説していますが、つぶれてはいけない会社や、戦略を持っている会社がよいでしょう。

つぶれてはいけない会社とは、社会基盤を担っている会社で、例としては「インフラ企業」があります。 インフラ企業は「つぶれない会社」というよりは「つぶれてはいけない会社」です。電気やガスは人の生死に関わる重要な社会基盤であると同時に、 企業活動の生命線でもあります。電気やガスが一瞬でも止まるだけで莫大な損失が発生するのです。

危機を乗り切った企業、時代の変化にうまく対応してきた企業、小さなイノベーションを何度も起こしている企業もまた、つぶれない会社と言えそうです。 例としてはパナソニックやソニー、三菱電機、富士フイルム、ヤマハ発動機、ホンダ、日立造船などが挙げられます。外資系企業ではP&GやIBMも有力ですね。

逆に言えば、一つの事業にこだわってやり方を変えない企業、市場が縮小しているのに何ら対策を行わない企業は10年後生き残っているかわかりません。 また、やみくもに事業を多角化しているだけの企業も、戦略があるのかどうかわかりません。 こういった企業の将来性を考えるには、企業のホームページやパンフレットだけでは情報不足です。必ず会社説明会に参加して、雰囲気を感じ取りましょう。

 

自分に合った会社を見つけるコツ

自分に合った会社を見つけるコツは、目的を持って会社説明会に参加しまくることです。 就活を始めたばっかりのころ、知っている会社は非常に少ないものです。テレビやニュースサイトで見かけるような会社は主にBtoC企業であり、 BtoBやBtoGも含めると世の中には仕事はいくらでもあります。

まずは「将来の夢」を考え、そこからどのような業界で働くべきか考えてみましょう。 このとき、「自分に向いているかどうか」は度外視しましょう。「将来の夢を実現するのにするべき仕事」と「自分が向いている仕事」は全くの別物です。 自分では向いていないと思っていた仕事も、実は向いているかもしれません。

向いているかどうかは、就活生にはわからないことです。というのも、実際にその仕事をやったことはなく、イメージで判断しているだけだからです。 一口に「営業」といっても家庭営業と法人営業がありますし、土下座営業なのか殿様商売なのかも異なります。 私も営業マンですが、思っていた「営業マン」とは異なり、お客さんにランチをご馳走になったり、夜の飲み代もお世話してもらったりしています。

ノルマノルマと言いますが、それほど厳しいものでもなかったり、いつも通り仕事をしていたら達成できる数字だったり様々です。 イメージが先行して、よく調べもせずに会社を切り捨ててしまうともったいないです。 そのためにも、まずは会社説明会に参加して、社員がどういう雰囲気なのか、企業の将来性はどうなのか感じ取りましょう。