島精機製作所の就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!
島精機製作所への就職に役立つエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報、同社の強みや特徴、 会社理解に役立つ企業研究を解説しています。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
島精機製作所 | 穴場 |
売上高 | |
359億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
557万円 | 120日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:若干名 技術系:10名程度 | 学部卒:220,000円 院卒:230,000円 |
参照:島精機製作所|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
---|
島精機製作所の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 面接2回
- 内々定
ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →島精機製作所の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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島精機製作所の就職難易度は穴場です。 BtoBメーカーのため知名度が低く、ライバルが少ないためです。ただし採用人数は文系若干名、理系10名程度となっており、 特に文系は優秀な学生が来た時のみ採用する会社です。
ゆえに、ライバルがいなくてもエントリーシートはしっかり作り込んでいく必要があります。 優遇選考などの制度はありませんが、インターンは会社理解の上で非常に有効です。 志望度が高ければ必ずインターンに参加して、会社の性格を知っておくと志望動機を書く際に有利になるでしょう。
島精機製作所に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
面接回数 | 2回 |
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島精機製作所の面接は、回数は2回で、一次面接は集団、最終面接は個人です。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。
- 自己紹介
- 志望動機
- 学生時代頑張ったこと
- 10年後に実現していたい夢
- 海外勤務でも大丈夫か
ESに沿った内容で進められますが、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。
また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。
インターン優遇 | なし |
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同社では、リクルーター面接やインターン参加者向けの優遇選考はなく、 全員が3月から始まる通常ルートの選考を受けることになります。ES提出・WEBテスト→面接2回という流れを経て、内定です。
面接はいずれも「志望動機」が問われます。 「なぜ島精機製作所なのか」は必ず問われますので、 「『将来の夢』実現ストーリー」を前提に「就職活動の軸」と「社風」の一致を説明しなければなりません。
面接の内容はエントリーシートに沿ったものですので、提出したエントリーシートは必ずコピーをとっておき、 面接前に復習できるようにしておきましょう。
エントリーシート
ES設問 | 3本 |
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島精機製作所のエントリーシートは、次の3本の設問が課されます。
- 学生時代頑張ったこと
- なぜこの会社を選んだのか
- 島精機製作所で何がしたいか(この会社に入って挑戦したいこと)
各項目の書き方は、それぞれリンク先の記事で解説しています。 注意したいのは、「就職活動の軸」で内容を統一することです。
例えば同社の主力製品「ホールガーメント」は偶然の創造力での産物です。 そこで「創造力を重視する社風」があるかどうか、インターンシップ・会社説明会・採用サイト・中期経営計画などで確認します。 確認が取れたら「創造力を活かして社会貢献したい」という軸を設定しましょう。
ガクチカは「軸の実現のために取り組んだこと」志望動機は「軸と社風が一致しているから」 島精機製作所で何がしたいかは「軸の実現」という風に、軸で統一することで話に一貫性が生まれます。
MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 そのやり方は「【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!」の記事で詳しく解説しています。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
島精機製作所の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
例文
私が島精機製作所を志望する理由は、貴社の卓越した技術力と、ニット製品製造の自動化を通じて社会に革新をもたらす姿勢に強く共感したからです。
学生時代、私はゲーム制作に取り組み、創造性と技術を融合させたプロジェクトを遂行しました。 特に、プレイヤーの要望を取り入れながら効率的な制作プロセスを実現する工夫を重ねた経験から、ものづくりの奥深さと社会に新たな価値を提供する責任を実感しました。
貴社は、ホールガーメントをはじめとする革新的な製品で、繊維業界の未来を切り拓いておられます。 製造現場の効率化だけでなく、環境負荷軽減や高付加価値製品の提供にも力を注がれている点に感銘を受けました。
私の創造力や問題解決力を活かし、貴社の技術開発に貢献するとともに、新たな価値を生み出す挑戦を続けていきたいと考えています。 そして、貴社と共に、世界中の人々に驚きと喜びを届けるものづくりを実現したいです。
解説
この例文では、「同社の事業内容・その姿勢に共感した」という結論に対し、自身の「ゲーム制作の経験」をもって説得力を持たせています。 同社の主力製品「ホールガーメント」は「手袋を眺めていたら思いついた」という偶然の創造力で誕生したものです。 そこで、ガクチカでは「偶然の産物」や「創造力」などをアピールしておくと、志望動機につなげやすいです。
このように、志望動機では「就職活動の軸」「ガクチカ」が不可分一体です。 もしまだこれらの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
「ワンキャリア」という就活サイトでは、島精機製作所に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
島精機製作所の強み・特徴
強み | 独自のニット技術 |
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島精機製作所の強み・特徴は、ニット製品をつくるコンピュータ横編機のトップメーカーであることです。 本来ニット製品は「前・後・袖」といった具合にパーツごとにつくって縫い付けて完成というものでしたが、 同社の「ホールガーメント」という技術なら、一着丸ごと立体的に編成することが可能です。
コンピュータ制御のシステムごと販売することで「デザインの自由度」「全自動製造」が可能になり、 この世界初の技術は「東洋のマジック」と言われるほどアパレル業界に衝撃を与えました。 エルメスをはじめとした名だたるブランドで採用され、 ユニクロの柳井会長が「世界最高」だと絶賛するほどです。
世界シェアは60%にまで達し、加えて部品の内製化を徹底することで世界一の技術がまったく流出しないという強さを持っています。 「実現不可能」とまで思われていた技術ですから他社が真似できず、実質ニット製品は島精機製作所の独壇場です。
発明当初から海外進出を始めており、海外売上高比率は90%と日本でも有数のグローバル企業だということができます。
参照:ユニクロも採用!高級ブランドも魅了!“紀州のエジソン”の発明力|日経ビジネス
現在では「コンピュータ横編機」でアパレル界の超有名企業になった同社ですが、 その技術の元になったのは「全自動手袋編機」です。これ自体が非常に革新的な発明であり、2017年度機械遺産に認定されています。 そして完成した手袋をさかさまにして眺めていたら「ニットのセーターみたいだな」と思いつき、次の発明につながりました。
このように同社はもともと「ニットの製造機械」をつくろうとしていたわけではありません。 ファッション業界はもちろんですが、これまでで培った強みを活かして「他の業界の発展にも貢献したい」という強い思いがあります。 同社にはその実績があり、10年後には何の会社になっているかわからないのが、おもしろいところです。
主要取引先
島精機製作所の主要取引先は、エルメスやユニクロなどのアパレルメーカーです。
アパレル業界はブランド勝負ですから、島精機製作所の名前が表に出ることはありません。 ですが、ニット製品をつくるにあたって島精機製作所を採用しない理由がありません。 それほどアパレル業界で知らない人はいないほどの超有名企業です。
現在「自動化」「省人化」のニーズは世界的に高まっており、デザイン性も自由度が広がることから、 同社のコンピュータ横編機・ホールガーメント横編機には追い風が吹いています。
産業の上流工程に位置し、最終製品の売れ行きに関わらず売り上げが安定するという上流工程ならではの強みも持っています。 簡単に言えば「特定の顧客に依存していない」ために流行り廃りの影響を受けにくいということです。
競合他社
島精機製作所の競合他社は、実質ありません。 同社の技術は「実現不可能」と言われていたもので、それがまったく流出しないために、いまだに「東洋のマジック」のままです。 ゆえに真似できる会社がおらず、「手編みがしたい」以外の理由で他社を選ぶ理由がありません。
そのため同社は1983年以来、「文句なしの世界一」の名誉をほしいままにしています。
1983年のミラノITMA展では企画から販売にいたるまでトータル志向の『アパレル・マルチ・デザイン・システム』を提案し、 「世界一の横編機メーカー」のお墨付きをいただきました。
一方で同社はアパレル業界にこだわらず、新たな活躍の場を求めています。 この際に必要な姿勢は「注文を受けて製造する」ではなく「顧客のやりたいことを自社技術で実現する」ということです。 これには文系スキルである「マーケティング」が欠かせません。
文系の採用人数こそ少なくバリバリの理系企業のように見えますが、 目指す姿を実現するには文系スキルが必要不可欠であり、文系の活躍余地は大きいです。
弱み
弱み | 景気の縮小 |
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島精機製作所の弱みは、世界的な景気の縮小です。 現在、コロナ禍がアパレル業界に直撃して、その煽りを受けて製造機械も売れていません。 世界的に「店舗の閉鎖」「外出自粛」が行われ、全アパレル産業が「節約して生き残る」という戦略を取り、設備投資を行わないためです。
ですが、このような極端な事象を除いて「特定の顧客に依存しない」という点で、本来は弱みのほとんどない企業です。 なぜなら「しまむらが売れなければユニクロに売ればいい」のであって、 流行に流されやすいアパレル業界において「流行り廃りの影響を受けない」のは大きな強みであるからです。
またワクチン接種の加速や自粛疲れなどもあって、地域によっては経済の回復傾向もみられます。 同社の業績も徐々に回復していくことと思われます。
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島精機製作所のような優良企業に内定をもらうには?
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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