古河電気工業の就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!
古河電気工業の就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
古河電気工業 | 穴場 0.4 / 5.0 |
売上高 | |
1兆565億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
781万円 | 121日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:30名程度 技術系:90名程度 | 学部卒:250,000円 院卒:275,600円 |
参照:古河電気工業|募集要項(初任給・年間休日)
おすすめ・人気記事
選考フロー
選考開始 | 2月 |
---|
古河電工の選考フローは以下の通りで、2月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 面接3回
- 内々定
インターン参加者優遇の早期選考があります。その場合は1月選考開始です。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →古河電工の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
---|
古河電工の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系で約6倍・理系で約2倍と推測され、学歴フィルターは文系は「地方国公立以上」理系は「なし」です。 採用大学は文系では地方国公立以上しか見られませんが、応募者が少ないためそれ以外の学歴でも内定の可能性はあります。
インターン優遇 | あり |
---|
特に古河電工では12月に行われる1dayインターンシップの参加者向けに早期選考を行っており、 1月中にES提出、そして2回の面接を経て3月上旬に内定という早いスケジュールです。
インターンで活躍できなかった場合も通常選考に参加が可能です。 ゆえに、メリットしかないため志望度が高ければ、必ず参加したいですね。
また、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、 留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。
古河電工に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
面接回数 | 2回 |
---|
古河電工の面接は、3回実施されます。
早期選考の場合は一次面接が免除となり、通常選考では「インターン参加者のみリクルーター面談」が実施されます。 このリク面は「最終選考の案内の後」のため、選考要素はありません。 最終面接前にアドバイスが受けられるものですので、ガクチカや志望動機を披露して、ブラッシュアップを図りましょう。
面接では次のような質問がされます。
- 就職活動の軸
- 大学・学部選びの理由
- 学生時代力を入れたこと
- 挫折経験と乗り越えた方法
- 短所とそのエピソード
- 志望動機
- 入社後挑戦したいこと
面接対策として、まず初めに「就職活動の軸」を設定しましょう。 例えば「価値創造の面で社会貢献がしたい」といったもので、すべての回答をこれで統一します。
ガクチカは「軸の実現のために取り組んだこと」で、私の例で言うと「ゲーム制作の経験」など「価値創造」に関わるものにします。 同社ではガクチカの深掘りも多いため、 「直面した困難・挫折経験と乗り越えた方法」「なぜ取り組もうと思ったのか」「工夫したこと」「経験から得られた学び」などを予め組み込んでおきましょう。
短所については、それを象徴するエピソードも問われます。ここで重要なのは「短所をそのまま放っておかないこと」です。 「克服しようと努力している姿勢」をセットにしておくことで、「弱みを素直に認める姿勢」「向上心」をアピールできます。 これに関して詳しくは、次の関連記事で解説しています。
志望動機に関連して、特に同社は「電線御三家」の一角を成すため、住友電工・フジクラとの比較は必須です。 細かい事業内容より「経営理念」や「社風」で比較して、自分の「就職活動の軸」とつなげて述べるのが、最も説得力が出やすいでしょう。
エントリーシート
ES設問 | 4本 |
---|
古河電工のエントリーシートは、次の4点の設問が課されます。
- 興味を持った学問または卒論のテーマとその内容
- これまでの人生で他人と協力して成し遂げたこと
- 大学時代に経験した最も大きな失敗と学び
- 自由記述欄
ガクチカに関しては「面接」の項目でも解説した通りですが、 ここでは「バイトリーダーをやりました」のような肩書自慢ではなく「アルバイト先にIT技術の導入を提案するため、同僚にも協力を求めた」という風に、 仲間を導いた経験を書きましょう。
→【学生時代頑張ったこと】どんなネタでも人事の心を打つ書き方
「自由記述欄」は「自己PRや志望動機など」との記載があります。 そこで「自己PRを含めた志望動機」を次の項目で例文付きで解説しますので、参考にしてください。
重要なのは、ES・面接での回答をすべて「就職活動の軸」で統一することです。 こうすることで志望動機に説得力が出ますが、MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 そのやり方は「【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!」の記事で詳しく解説しています。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
古河電工の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
例文
私が貴社を志望する理由は、貴社の技術と製品が社会の基盤を支え、未来の価値創造に貢献している点に強く惹かれたからです。 私はゲーム制作を通じて、創造性と問題解決力を培ってきました。この経験を活かし、社会に新しい価値を提供し貢献したいという思いから、価値創造を軸に企業を選んでいます。
ゲーム制作の過程で、アイデアを形にし、ユーザーに新しい体験を提供する楽しさと責任を実感しました。 これを、貴社の事業においても活かし、例えば、次世代の通信インフラやエネルギー分野での新製品開発に貢献したいと考えています。 これらの分野でのイノベーションは、社会の持続的な発展に直結すると感じております。
貴社の「未来をつなぐ技術と挑戦」を通じて、私自身の創造力を最大限に発揮し、社会に貢献できる価値ある製品やサービスを提供する一助となりたいと考えています。
解説
この例文では、同社経営理念の「創造的」という文言に着目し、「未来の価値創造に貢献する社風」と判断しています。 それに対し「ゲーム制作の経験」の「アイデア」「新しい体験」などをもって「創造的な人物である」ことをアピールしています。
このように「就職活動の軸と社風の一致」「社風への共感」を結論とすることで、話に一貫性が生まれます。 それだけでは説得力が足りませんので、ガクチカなど、他の項目も「軸の実現のため」という観点で統一します。 加えてインターン・中期経営計画などを参考に「社風を実際に確認する」ことで、同社専用の志望動機が出来上がります。
もし一貫性あるエピソードが準備できていない場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、文系のメーカーの志望動機については、次の関連記事で書き方と例文を解説しています。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
「ワンキャリア」という就活サイトでは、古河電気工業に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
古河電工の強み・特徴
強み | 挑戦的な社風 |
---|
古河電工は、電線や自動車用ワイヤ―ハーネス、光ファイバーや半導体材料など、 幅広い製品群を持っています。また「ライフサイエンス」「インフラメンテナンス」「産業用レーザ」の3領域で、コア技術を活かした新規事業の開発も進めています。
ですが、特に住友電工とは事業内容がほぼ被っているため、ESを書く際は「社風」の分析が欠かせません。
古河電工の社風は、「挑戦の姿勢を大切にしているところ」にあります。 採用サイトにも書かれていますが、古河電工は「前例がないからやる」という姿勢を明治時代から続けており、 また社長自身が失敗経験を語るなど、失敗を恐れない挑戦が企業風土としてあります。
グローバルのグの字もなかった1960年代からタイやイランでの大事業を受注するなど、 海外展開も他社に先駆けて開始しています。
それゆえ「日本初の海底ケーブル」「世界初の光ファイバケーブル」、また新領域のライフサイエンスでも世界初の製品を複数もっているなど、 「日本初」「世界初」の製品がとても多く、素材メーカーとしては革新的な企業ということができます。
ESでは前例のない挑戦、51%の自信があったら挑戦する、失敗を恐れないといったキーワードが使えるでしょう。
競合他社
古川電工の競合他社には、同じ「電線御三家」である住友電気工業やフジクラなどがあります。
電線御三家としては事業内容の違いがあまりないため比較がしにくく、 かつそれが弱点となって量産品では利益が出せなくなってきています。
素材メーカーは企業規模がモノを言う側面があり、規模的には住友電工の後塵を拝しています。 しかし、同社は「前例がないからやる」という企業文化があり、いち早く海外展開や世界初の製品を生み出してきています。
面接などで「同業他社との比較」を問われた際は、このような企業文化・社風に触れるのが最良です。
弱み
古河電工の弱みは、資源価格の高騰です。銅などの資源価格が高騰すると、 素材の価格に反映されてしまいます。また、円安も事実上、資源価格の高騰を招きますからリスクとして存在します。 素材の価格が上昇すると、高品質なものを求める顧客はともかくとして、そうでない顧客は海外の競合他社の安い製品に飛びついてしまう可能性があります。
一方で景気変動にはあまり左右されないという素材メーカーならではの強みがあります。 極端な話、「トヨタが売れなければホンダに売ればいい」が可能なのが素材メーカーであり、 最終製品がどこのものが売れようが、その素材は結局売れるためです。
以上より、それほど大きなリスクはないと言えます。
→非鉄金属メーカー15社!業界研究・ランキング・ホワイトな理由
→MY企業研究に戻る
同業他社の企業研究を見る
- フジクラの企業研究(売上高:7997億円、平均年収:845万円、年間休日:121日)
- 日本製鉄の企業研究(売上高:8兆8680億円、平均年収:1251万円、年間休日:119日)
- JFEスチールの企業研究(売上高:5兆1746億円、平均年収:1070万円、年間休日:119日)
- 住友電気工業の企業研究(売上高:4兆4028億円、平均年収:974万円、年間休日:121日)
- 神戸製鋼所の企業研究(売上高:2兆5431億円、平均年収:726万円、年間休日:121日)
- 古河電気工業の企業研究(売上高:1兆565億円、平均年収:781万円、年間休日:121日)
- 三菱マテリアルの企業研究(売上高:1兆5406億円、平均年収:875万円、年間休日:126日)
- 住友金属鉱山の企業研究(売上高:1兆4453億円、平均年収:1084万円、年間休日:125日)
- 企業研究のやり方|優良企業に内定を取るため調べること
- 就活おすすめ!厳選「隠れ優良企業」|厳選の一流BtoB企業
- 禁断のブラック企業リスト
- 文系学生にオススメの業界|高給ホワイト一流企業
- 働きやすい!優良ホワイト企業リスト60選
古河電気工業のような優良企業に内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ