【失敗しない就活】旧帝大NNTの屍を踏み越えて行け!

筆者の私は旧帝大の肩書を持ちながら、全落ちしてNNTになるという経験をしました。 これを踏まえて「失敗しない就活」の具体的なやり方を解説します。
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失敗しないために必要なこと
就活で失敗しないために必要なことは、次の4点です。
- 自己分析をする
- インターンで活躍する
- イベントにすべて参加する
- 隠れ優良企業を探す
1.自己分析をする
ポイント | 旧帝大でも自己分析が必須 |
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自己分析とは、「『将来の夢』実現ストーリー」をつくることです。 具体的には次の例のように、「就職活動の軸」でES・面接の回答を統一します。
就職活動の軸 | 価値創造による社会貢献がしたい →【就活の軸は将来の夢】説得力ある例文と考え方を解説 |
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自己PR | アイデア出しが得意なところ(価値創造に役立つ長所)。それを象徴するエピソードはガクチカを参照。 →自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説! |
ガクチカ | サークルでのゲーム制作の経験(価値創造に取り組んだ経験)。意見対立という困難に直面し、データを用いて最適解の選択へと誘導した。その際、反対意見にも共感を示すことを意識した(理想の上司をアピールする)。 →【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応! |
志望動機 | 新たな価値創造を目指す社風に共感した。 →【例文】なぜこの会社を選んだのか|ES全体で説得力を出す方法 |
挑戦したいこと | 高機能材料営業で、顧客の潜在ニーズを探り、新素材・新用途の提案によって価値創造を実現したい。 →【例文】会社に入って挑戦したいこと|人事が喜ぶ書き方! |
ストーリーを作らなければならない理由は、面接で次のような質問がされるからです。
- (ガクチカに対して)なぜそれに取り組もうと思ったのですか?
- (関連して)チームで取り組んだ経験はありますか?
- (関連して)取り組みで直面した困難と乗り越えた方法を教えてください。
- (関連して)その経験を入社後、どのように活かしますか?
- 志望動機とガクチカのつながりが見えない(圧迫気味の質問)
- 挑戦したいこととガクチカのつながりが見えない
これらにうまく答えられないと、落ちます。 筆者の私は大阪大学法学部を出ていますが、それでも第一志望群に全落ちしたほどです。 しかし、ストーリーさえ作っておけばそもそも「なぜ系の質問」がされません。
これに気づいて就活をやり直したところ、1社目で内定が出ました。 最初からやっておけばよかったのです。
2.インターンで活躍する
ポイント | 理想の上司を振舞う |
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現在の就活はインターン優遇の早期選考が主戦場になっており、大学3年生の6月から始まります。 ですが、ただ参加するだけでは意味がありません。そこで、次のポイントに注意しましょう。
- 高学歴や年上相手に委縮しない
- 理想の上司を振舞う
- 社風について社員に質問する
高学歴や年上相手に委縮しない
インターンでは良い新人をアピールしなければなりません。 良い新人とは、簡単に言えば「なんでも質問・相談をすること」です。
実際に参加してみると、東大や京大の大学院生がいます。私が入ったグループでは、私が一番低学歴でした。 年齢も違うため委縮してしまったのですが、もっと話しかけるべきだったと今では思います。
というのも、入社してみると高専卒の20歳の人や修士の24歳の人も、全員同期なのでタメ口です。 同じ入社年度なら親友のようになるのにびびっていたら、社員から見ると「コミュ障」にしか見えないのです。
理想の上司を振舞う
11社の面接に全落ちした私ですが、これでもグループディスカッションはすべて合格しています。 なぜなら、「みんなを褒める」ことを意識していたからです。
インターンやGDは「一緒に働くにふさわしいかどうか」が見られています。 特に総合職の場合、いずれは先輩社員として後輩の指導をしたり、管理職になったりします。 ここで「マウント」を取ったり「1人で仕事を進めてしまう」ようでは困るのです。
ですから、「作業が完璧」であることよりも「メンバーを褒める」ことを意識してください。 できれば「褒めて意見を採用」してください。部下の力を引き出すのが上司の仕事です。
社風について質問する
志望動機の結論は「社風への共感」です。 なぜなら、同業他社が同じ事業をしているため「社風」以外に会社間の違いなど、ほとんどないからです。
そこでインターンでは、会う社員全員に「社風」について質問をしましょう。 こうすることで志望度の高さや本気度をアピールできます。 例えば、次のような質問がよいでしょう。
- 御社の社風を一言で表すとどのようなものですか?
- 御社では、どのような人が活躍していますか?
- 御社の社員が大切にしている価値観や信条は何ですか?
- 職場の雰囲気はどのようなものですか?
3.イベントにすべて参加する
ポイント | イベントが優遇選考の条件 |
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ときどき「会社説明会は意味ない」とスルーしてしまう人がいるのですが、大間違いです。
会社説明会・セミナーは選考開始の条件になっている会社があります。 これを契機に会社から「改めて1対1の説明会を開きたい」「社員との座談会に参加しませんか?」と連絡が来るのです。
これこそが秘密裏に行われるリクルーター面接で、優遇選考に乗るチャンスです。
特にインターン終了後の「座談会」「フォローアップ研修」などは必ず参加してください。 私は誘われていたにも関わらず、たまたま実家に帰っていたので断ってしまいました。 参加した人はリクルーターがつき、優遇選考に乗れたようです。私の経験した最大の失敗です。
4.隠れ優良企業を探す
ポイント | 持ち駒はたくさん持つ |
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セーフティネットとして、隠れ優良企業をたくさん探しておきましょう。
もちろん、当初志望の有名企業に入社できればよいのですが、後からもっと給料の高い業界を見つけてしまうことがよくあります。 例えば建設業界では、スーパーゼネコンだけでなく準大手や中堅でも平均年収が900~1000万円あり、 30歳で700~900万円もらえることは、あまり知られていません。
そんな企業が実はたくさんあり、採用倍率10倍で放置されています。
このような企業を「隠れ優良企業」と呼びますが、運悪く第一志望群に全落ちした場合に備えて、選考を受ける権利を確保しておきましょう。 具体的には、プレエントリーして説明会に参加しておくのです。 実際、私もたまたま見つけた隠れ優良企業にプレエントリーだけしていたので、全落ち後でも間に合わせることができました。
探し方については企業の探し方18選|私が優良企業を大量発見した方法の記事で解説している他、次の関連記事で各企業を紹介しています。
さらに失敗の可能性を排除するには?
ポイント | 大手の過半数がスカウトを利用 |
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さらに失敗の可能性を排除するには、スカウト型就活サイトを利用しましょう。
無料登録してプロフィールを設定しておくと、企業の人事がそれを読んで「優遇選考」に招待してくれるサイトです。 上述の「隠れ優良企業」がこれを利用して「一次面接免除」、ときには「いきなり最終面接」といった特典がつきます。
「こういうのは中小企業が使うものでは?」と思ってしまいますよね。 ですが実は、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
ここでおすすめなのが、「OfferBox」です。
OfferBoxはスカウト型就活サイトの1つで、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せています。 何より特筆すべきは、企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様になっている点です。 一斉送信の機能がなく、本気のスカウトしか来ないのです。
就活生は完全無料で利用できますから、大企業の優遇選考の権利を確保しておきましょう。
→「OfferBox」でスカウトをもらう
今から最短で内定をもらうには?
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】
という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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