26卒の就活は何から始めればいい?やることリストと順番!
就活はやることが多く、「最初に何から手をつけたらいいか」「いつから始めないと出遅れるのか」と悩んでしまいますよね。 そこで「やること」を順番に整理して、いつ・何に手をつけるべきかを解説します。
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就活は何から始めればいい?
結論、就活は自己分析から始めましょう。
理由は後述しますが、就活で行う「すべての活動」に自己分析で作成した「就職活動の軸」が関わってきます。 自己分析をしなかった場合、具体的には「企業選び」「エントリーシート作成」「面接」に影響を及ぼし、 「選考で不合格になる」「入社後ギャップに悩まされる」「就活を後悔する」といった問題を生じさせます。
筆者の私は、自己分析を怠ったために、企業選びに失敗し、 かつエントリーシートで入社意欲を効果的にアピールすることができず、 当初応募した11社の選考すべてに不合格となりました。
就活はいつから始めればいい?
結論、就活は大学3年生になるころには始めましょう。
大学3年生の6月には「インターンシップの応募受付」が開始されますが、 そのための対策として「自己分析」と「企業探し」を行わなければなりません。 特に自己分析が少し手間のかかる作業ですから、余裕をもって就活を開始しましょう。
上記グラフは、就職みらい研究所のまとめた『就職白書2024』データ集に基づいていますが、 6月以前に約4割が就活を開始、そして8月には開始した学生が過半数を超えます。
就活のスケジュールを確認しよう
26卒の就活のスケジュールは、次のようになっています。
大学3年生の6月~:インターンシップに応募する
就活は、大学3年生の夏に実施される夏季インターンシップに始まります。 これは「実際に企業に出勤して仕事を体験してみる」という職業体験ですが、その応募受付開6月1日より順次開始されます。
インターンシップは後述する早期選考の入口になっている他、企業の社風を肌で感じることによって「企業選び」の参考になる、 「志望動機に利用できる」などのメリットがあります。
この時期にリクナビ・マイナビ等のナビサイトが「あなたの卒業年度を対象とした特設サイト」を開設します。 これらのサイトに会員登録して各企業のインターンシップに応募することになりますので、 6月1日を迎えたら必ず登録を済ませておきましょう。
大学3年生の8月~:インターンシップに参加する
大学3年生の夏は、インターンシップに参加します。 参加すべき理由は上述の通りですが、参加した企業が多ければ多いほど、 「早期選考」と呼ばれる有利な選考に招待される可能性が高まります。
インターンシップは単に参加するだけではなく、「積極的な発言」「社員への質問」「他の学生との交流」を行うことで、 より有利な評価を得ることができ、後の選考に良い影響を与えます。
そして、インターンシップは夏に限らず秋期・冬期と順次実施されます。 夏をのがした場合でも、志望企業を見つけるたびに「インターンシップの募集がないか」を確認するようにしましょう。
大学3年生の10月~:早期選考に応募する
早期選考とは、大学3年生の間に行われる選考を指して言います。これがおよそ大学3年生の10月より順次開始されます。
内閣官房の定めた就職・採用活動に関する要請では、 選考開始時期が「大学4年生の6月1日」となっていますが、このルールに反して早期に選考を行ってしまう企業が非常に多くなっています。 近年では早期選考で内定を取得する学生が増えていますので、出遅れないように注意しましょう。
まだ「採用枠が空いている」段階で選考を受けることで、合格確率が高いというメリットがあります。 本命企業が早期選考を実施していた場合、年内内定も可能ですから、就活を早く終わらせられる可能性もあります。
この選考に参加できる条件がインターンシップに参加したこととなっている企業が多いのですが、一方で条件なしの早期選考を行う企業も存在します。 これら、早期選考について詳しくは次の記事で解説していますので、そちらを参照してください。
大学3年生の3月~:企業説明会に参加・通常選考に応募する
大学3年生の3月1日には、企業説明会が解禁されます。 それと同時に通常選考の応募受付が順次開始されますので、志望先の企業説明会に参加して、応募するかどうかの最終判断をしましょう。
また、企業説明会や選考の案内を受け取るためには、各企業に「会員登録」をしておく必要があります。 これを「プレエントリー」と呼びますが、これは選考が始まってからでは手遅れになりますので、 3月1日を迎えたら「志望度が低くてもとりあえずプレエントリー」しておくのがおすすめです。
→プレエントリーはとりあえず・その後放置もOK!エントリーとの違い
企業説明会が、選考応募の条件になっている場合が多々あります。 この場合は企業説明会に参加しない限り、選考の案内を受け取ることができず、また応募方法も表示されません。 ゆえに、志望度の高い企業の実施するイベントは必ず参加するようにしましょう。
大学4年生の10月~:内定式
すべての選考に合格すると「内々定」が取得できます。これは「10月1日に採用内定を出す」という約束ですが、 内々定に法的拘束力はありませんので、就活を継続することも可能です。
ただし、およそ10月1日に実施される「内定式」にて内定承諾書にサインすると、「内々定」が「内定」という正式な契約に切り替わります。 ゆえに、内定式の後は就活を終えなければならないため注意が必要です。
就活のやることリスト
就活でやることは、上記「企業へのアクション」と「その対策」です。 やることリストは次の通りです。
1.自己分析
自己分析は必ず最初にやりましょう。
自己分析は「自分自身の性格・価値観・強みや弱み・経験などを理解し、これらに基づいて将来のキャリアや人生の方向性を考えること」と定義されます。 この「人生の方向性」を「就職活動の軸」と呼び、企業選びの判断基準となる他に、 採用選考では頻繁に「あなたの就職活動の軸はなんですか」と質問されることになります。
「自己分析は就活のすべて」と言っても過言ではないほど重要項目で、理想を言えば「インターンシップの応募前」に済ませておきたい事柄です。
就活の軸・ES作成の支援アプリを使おう!
就活の軸・ES作成には、「【キャリアチケットスカウト】 」という就活アプリ(完全無料)を使うのがおすすめです。
このアプリでは5つの質問に、回答を選択するだけで自己分析が完了し、アプリ起動から「3分」で就活の軸を持つことができます。 またESの定番である「自己PR」「他己分析」「自分史」などもテンプレートに穴埋めするだけで作成でき、 説得力あるESがスマホ1つでできるようになっています。
加えて、作成した「就活の軸」「自己PR」を企業の人事が見て、特別選考にスカウトされる機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、スカウトが来れば説得力あるESができた証拠になりますよね。 すでに書類選考突破の状態ですから、そのまま選考を受ければ早期内定を確保することも可能でしょう。
2.企業探し
自己分析が終わったら、企業探しをしましょう。
作成した「就職活動の軸」に合致する企業かどうかで志望先を決めていくのですが、 応募先がどうしても「知っている企業」、言い換えると「有名企業」に偏りがちです。 有名企業は応募が殺到し、採用倍率が100~300倍にも達しますので、失敗する可能性が高いです。
また入社後に「他に優良企業を見つけてしまう」という事態も防止する必要があります。 そこで「企業の見落としを防ぐこと」「自分にとっての最優良企業を絞り込む」ために、業界研究から始めましょう。 そのやり方は次の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参照してください。
3.エントリーシートの作成
早期選考の応募時に必要となるのが、「エントリーシート」と呼ばれる応募書類です。 応募者の基本情報(氏名・住所・連絡先・学歴など)に加え、自己PR・長所・短所・志望動機などの設問が課されるのが特徴で、 企業はこれと「筆記試験の結果」をもって書類選考を行います。
エントリーシートは「就職活動の軸」を前提に作成します。 「『長期的な目的(就職活動の軸)』のために取り組んだこと」を自己PRに書き、その実現に際して役立つ長所、相応しくない短所、 そして「その実現のために貴社に入社したい(志望動機)」と結論付けます。
非常に手間のかかる作業になりますので、ある程度事前準備をしておくことをおすすめします。
4.筆記試験の対策
エントリーシートの提出と同時に、筆記試験を受験することになります。 この筆記試験はweb上で行われることが多く、WEBテストとも呼ばれます。 これには「SPI」や「玉手箱」といった種類がありますが、基本的には国語・数学・適性診断といった内容です。
数学に関しては高校1年生程度の内容で、特に問題自体が難しいということはありません。 しかし、制限時間が短く時間配分が難しい点に注意が必要です。 この対策でおすすめなのは、「早期選考を実施している企業にとりあえず応募して筆記試験を受験する」ことです。
5.面接の対策
「エントリーシート」「筆記試験」を元に行われる書類選考に合格すると、次は面接が開始されます。 面接はエントリーシートに沿った内容で「自己PR」「長所」「短所」「志望動機」を深掘りする質問がほとんどなため、 面接前に読み返して復習しておくのがよいでしょう。
面接で重要なのは、「結論を最初に述べること」と「間違いを素直に認めること」の2点です。 「緊張して詰まる」「面接のマナーがわからない」といった心配事が多いかもしれませんが、 上記2点以外は新人研修で身につけるものなのであまり気にする必要はありません。
ここでもやはり、本命企業の前に経験を積んでおくと、本番がスムーズに受けられるでしょう。
都合がつく限りやるべきことリスト
優先度は下がりますが、都合がつく限りやるべきことリストを以下にまとめました。
1.就活講座を受ける
大学の就職課が講師を招いて、「就活講座」を開催してくれます。 就活は初めての経験にして、その後の人生を大きく左右する活動です。 ゆえに講座を受けて理解を深めておくことが重要です。
特に「自己分析」や「企業選び」をアドバイスなしに行うのは非常に困難で危険を伴います。 やり方を間違えてしまった場合、「選考に合格できない」「入社後ギャップに悩まされる」といった問題が生じます。
大学からのお知らせを必ずチェックして、都合がつく限りは参加するようにしてください。
2.大学に来ている求人票を見る
大学の就職課には、企業から求人票が届いています。 これらの企業は「あなたの大学から新卒採用をしたい」ということですから、 「学歴フィルター」のような理不尽な不合格を受けることはありません。
求人票には「事業内容」や「募集要項」などが記されており、企業探しに最適です。
3.OB・OG訪問をする
特に志望度の高い企業へは、OB・OG訪問を行うのがよいでしょう。 特に総合商社のようにバイタリティを求められる業界では、OB・OG訪問をすること自体が評価される場合もあります。
そして何より、入社後ギャップを避けるためという目的があります。 社員と接触して仕事内容や職場の雰囲気を聞くことで、入社してしまってから後悔することのないよう、対策を講じたいですね。
4.合同説明会など就活イベントに参加する
大学主催の合同説明会や、ナビサイト主催の就活イベントは、それ自体が即選考につながるわけではありません。 しかし、企業の見落としを防ぎ、「知らなかった優良企業」を見つけるためにこれらのイベントには極力参加したいところです。
就活イベントではお土産がもらえることがあり、「就職四季報」などの書籍の他に、 参加したイベント数に応じて景品が用意されている場合もあります。 これらは就活をする上でのメリットですから、その恩恵を享受しておきましょう。
MY就活ネットではこのように、「間違った就活」や「失敗しないための対策」などを、 筆者自身の失敗経験を踏まえて解説しています。次の関連記事では、企業が水面下で行う優遇選考があることを前提に、 「いつ、何をすればいいか」についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
11月の今から最短で内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
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ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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