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【例文】会社に入って挑戦したいこと|「おっ」と思わせる!

会社に入って挑戦したいこと

 「この会社に入って挑戦したいこと」の書き方を例文5つで解説します。 「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」と関連付けるのがポイントで、「社風に一致した夢」を語ることで人事を「おっ!」と言わせましょう。



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何を書けばいい?

結論軸の実現

 会社に入って挑戦したいことに対する結論は、「軸の実現」です。 例えば「交通事故をなくしたい」という就職活動の軸ならば、「交通事故ゼロを実現したい」という結論になります。

 しかし、いきなり「交通事故ゼロ」と言っても説得力がありませんよね。 そこでES全体について「就職活動の軸」で内容を統一することが必要です。 この例の場合、以下のようになります。

就職活動の軸交通事故ゼロを実現したい。
【就活の軸は将来の夢】説得力ある例文と考え方を解説
ガクチカ交通安全ボランティアへの参加経験。
【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!
志望動機交通事故ゼロを目指す社風に共感した。
なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説
挑戦したいこと交通事故ゼロを実現したい。

 このように回答を一貫性あるストーリーに仕上げることで、全体的に説得力が生まれます。 もしストーリー化しなかった場合、次のような厳しい質問が投げかけられます。

 これらの厳しい質問は、ストーリー化することによって防げます。 そして、「交通事故ゼロ人間」として説得力があるため、入社意欲の高さをアピールできます。

 

例文1:交通事故ゼロの場合

 私が入社後に挑戦したいことは、交通事故ゼロの実現に向けて、安全技術の発展と普及に貢献することです。

 私は交通安全ボランティアの活動を通じて、交通事故のリスクを減らすためには、ドライバーの意識向上だけでなく、車そのものの安全性能向上が不可欠であると実感しました。

 貴社は「SUBARU SAFETY VISION」を掲げ、アイサイトをはじめとした先進安全技術の開発に取り組んでおり、事故ゼロの社会を本気で目指している点に強く共感しています。 入社後は、貴社の強みである運転支援技術や自動運転技術の研究・開発に関わり、安全性能のさらなる向上に貢献したいと考えています。

 また、技術開発だけでなく、安全な運転習慣の啓発活動や、より多くの人々に安全技術を届けるための市場戦略にも携わり、交通事故ゼロの実現に向けて幅広く挑戦していきたいです。

※志望先は自動車メーカーのSUBARUを想定しています。

 この例文では、SUBARUの「交通事故ゼロを目指す社風」に対して、「安全技術の発展と普及による交通事故ゼロを実現したい」と述べています。 次の項目では、回答にはどんな要素が必要で、どんな書き方をするべきか解説していきます。

 

書き方

 「入社後に挑戦したいこと」の書き方は、次の手順です。

  1. 就職活動の軸を設定する
  2. 希望職種に合わせて具体化する
  3. ガクチカと関連付ける
  4. 志望動機と関連付ける
  5. 結論から書き始める
 

1.就職活動の軸を設定する

ポイント社風と一致した軸

 ES・面接の回答で最も重要なのは、就職活動の軸を設定することです。 上記例の「交通事故ゼロを実現したい」がこれに該当しますが、他にも以下のような例が挙げられます。

 本来なら「これまでの人生」「過去の取り組み」を振り返って「自分は何を目指して生きているんだろうか」と考えて導き出すものです。 ですが、それでは時間が足りませんので「社風に一致した軸」を設定し、 そこから逆算してES・面接の回答を作成するのがおすすめです。

 「就職活動の軸」「自分史」「自己PR」「ガクチカ」を統一性ある内容で作成する方法については、次の関連記事で解説しています。

【関連記事】 【就活】逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!  

2.希望職種に合わせて具体化する

ポイントどうやって実現するか

 次に、希望職種に合わせて「実現方法」を具体化します。

 文系なら営業、理系なら設計・生産・研究開発などを志望するかと思いますが、 ここでは書くのが最も難しい「営業」を志望すると仮定して解説します。

 SUBARUの例では、営業の仕事は「クルマを売る」ことですが、社風に照らして言えば「交通安全を世界に広めること」です。 また顧客との接点を活かして「どういう瞬間に危険を感じるか」「どんな機能がほしいか」を調査することもできます。

 顧客との接点を活かして安全技術の発展に貢献し、交通安全を世界に広めることに挑戦したいです。

 実際にそのような業務があるかは度外視しましょう。 あくまで「挑戦したいこと」なので、「今、会社がやっている業務かどうか」は関係ありません。

 また、他の例では以下のように具体化します。

価値創造顧客と密にコミュニケーションをとることで潜在ニーズを探り、新素材・新用途の提案に挑戦したいです。
持続可能社会「〇〇(会社名)といえばエコ」というブランドを確立し、環境保護が誇りになる社会を実現したいです。
快適な空間「出勤したくなるオフィス」を提案し、お施主様からの信頼を得る仕事に挑戦したいです。
地域活性化愛知に渋谷のような人と情報の集まる場所をつくる仕事に挑戦したいです。
 

3.ガクチカと関連付ける

ポイント軸の実現のための取り組み

 次に、ガクチカと関連付けます

 ただ夢を語るだけでは、説得力がありませんよね。 そこでガクチカを通じて学生時代も軸の実現のために取り組んできたことを書き、夢に対する本気度を証明します。 SUBARUの例で言うと、「交通安全ボランティアの経験」を書いておくと、「交通事故ゼロに本気なんだな」と思ってもらえます。

 また、面接では「経験から学んだことを仕事でどう活かしますか?」という質問もされます。 それも含めて用意しておくと、面接で困ることがありません。

価値創造サークルでのゲーム制作の経験。
持続可能社会災害復興ボランティアの経験。
快適な空間清掃アルバイトの経験。
地域活性化都市計画の研究室での活動経験。
【関連記事】 【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!  

4.志望動機と関連付ける

ポイント社風への共感

 そして、志望動機とも関連付けましょう

 MY就活ネットでは、志望動機を「社風への共感」にすることをおすすめしています。 なぜなら売上高や利益率などは変動しますし、新しい取り組みは同業他社もするため、 他社との決定的な違いは「社風」しかないからです。

 「挑戦したいこと」が「社風」に合致したものであれば、入社意欲を高くアピールすることができます。 そのためには、社風への共感という要素を取り入れておく必要があります。

 貴社が、交通事故ゼロの社会を本気で目指している点に強く共感しています。

 逆に「志望動機との関連付け」をしていないと、「志望動機と挑戦したいことのつながりがみえない」と圧迫面接を受ける原因になります。

価値創造価値創造を目指す社風に共感した。
持続可能社会持続可能社会を目指す社風に共感した。
快適な空間快適な空間へのこだわりの強い社風に共感した。
地域活性化地域活性化を目指す社風に共感した。
【関連記事】 【新卒】なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説  

5.結論から書き始める

ポイント結論ファースト

 以上を踏まえて結論から書き始めましょう

 社会人の書く文章では、「結論」を最初に書くのが最低限のルールです。 「入社して挑戦したいこと」と問われたときに、「私は学生時代に~」と話し始めてしまうと、何の話かわかりません。

 筆者の私自身、新人時代によく「結論から話せ」と言われたものです。 「何の話かわからない」状態では話が頭に入ってこず、せっかく用意した文章が無駄になるのです。

 以上より、「挑戦したいこと」を最初に書いてから、経緯を続けて書きましょう。

 

例文2:価値創造の場合

就職活動の軸価値創造による社会貢献がしたい。
具体化顧客と密にコミュニケーションをとることで潜在ニーズを探り、新素材・新用途の提案に挑戦したいです。
ガクチカサークルでのゲーム制作の経験。
志望動機価値創造を目指す社風に共感した。

 私が入社後に挑戦したいことは、顧客との密なコミュニケーションを通じて潜在ニーズを探り、新素材や新用途の提案を行うことです。

 学生時代、サークルでのゲーム制作を通じて、ユーザーの視点に立ち、楽しさや利便性を生み出すことの重要性を学びました。 この経験から、価値創造の本質は「相手が求めるものを深く理解し、それを形にすること」にあると考えています。

 貴社は、単なる製品提供にとどまらず、顧客とともに新たな価値を生み出す姿勢を大切にしており、その考え方に強く共感しました。 入社後は、顧客の要望や課題を丁寧にヒアリングし、技術や素材の可能性を広げる提案に挑戦したいと考えています。

 また、既存の枠にとらわれず、新たな市場開拓や用途開発にも積極的に取り組み、貴社の価値創造に貢献したいです。 顧客とともに新しい可能性を探り、社会に役立つ価値を生み出せるよう、挑戦を続けていきます。

 

例文3:持続可能社会の場合

就職活動の軸持続可能社会を実現したい。
具体化「〇〇(会社名)といえばエコ」というブランドを確立し、環境保護が誇りになる社会を実現したいです。
ガクチカ災害復興ボランティアの経験。
志望動機持続可能社会を目指す社風に共感した。

 私が入社後に挑戦したいことは、「〇〇(会社名)といえばエコ」というブランドを確立し、環境保護が誇りとなる社会を実現することです。

 学生時代、災害復興ボランティアの経験を通じて、持続可能な社会づくりの重要性を痛感しました。 特に、災害後の環境負荷の大きさを目の当たりにし、「環境への配慮が当たり前の社会をつくることが必要だ」と強く感じました。

 貴社は、環境負荷を低減する製品・サービスを展開し、持続可能な社会の実現に向けて先進的な取り組みを進めている点に強く共感しています。 入社後は、貴社の環境技術や製品の価値を広めるためのマーケティングやブランディングに携わり、「環境に優しい選択が、企業や個人にとって当たり前になる社会」を実現したいと考えています。

 また、消費者や企業が環境配慮を誇りに思えるような仕組みづくりや、新たな環境ビジネスの可能性を探ることにも挑戦し、貴社の事業を通じて持続可能社会の実現に貢献していきたいです。

 

例文4:快適な空間の場合

就職活動の軸快適な空間をつくりたい。
具体化「出勤したくなるオフィス」を提案し、お施主様からの信頼を得る仕事に挑戦したいです。
ガクチカ清掃アルバイトの経験。
志望動機快適な空間へのこだわりの強い社風に共感した。

 私が入社後に挑戦したいことは、「出勤したくなるオフィス」を提案し、お施主様からの信頼を得る仕事に携わることです。

 学生時代、清掃のアルバイトを通じて、空間の快適さが人の気持ちや生産性に大きな影響を与えることを実感しました。 特に、清潔で整った環境は、働く人々のモチベーション向上につながると考えています。

 貴社は快適な空間づくりにおいて高い専門性を持ち、デザインや機能性だけでなく、利用者の体験までを考慮した提案を行っている点に強く共感しました。 入社後は、単に美しい空間をつくるのではなく、働く人が「このオフィスで働きたい」と思えるような環境設計に挑戦したいと考えています。

 また、お施主様と密にコミュニケーションを取り、ニーズを的確に把握しながら、快適性と生産性を両立する空間づくりを目指します。 オフィスデザインを通じて、人々の働き方や企業文化にポジティブな影響を与えられるよう、挑戦を続けていきたいです。

 

例文5:地域活性化の場合

就職活動の軸愛知に渋谷をつくりたい。
具体化愛知に渋谷のような人と情報の集まる場所をつくる仕事に挑戦したいです。
ガクチカ都市計画の研究室での活動。
志望動機地域活性化を目指す社風に共感した。

 私が入社後に挑戦したいことは、愛知に渋谷のような人と情報の集まる場所をつくることです。

 学生時代、都市計画の研究室での活動を通じて、まちづくりには「利便性の向上」だけでなく、「人が集まり、交流が生まれる仕掛け」が不可欠であると学びました。 渋谷は、商業・文化・交通が融合し、多様な人々が集まることで新たな価値が生まれる街です。私は、このような活気ある都市を愛知にも実現したいと考えています。

 貴社は地域密着型の開発に力を入れ、街の個性を生かしながら活性化を図る姿勢を持っており、そのビジョンに共感しました。 入社後は、愛知の特性を活かしながら、人々が自然と集まりたくなるようなエリア開発や商業施設の企画・運営に挑戦したいと考えています。

 また、行政や地域住民、企業と連携しながら、新しい文化やビジネスが生まれる場をつくり、愛知の魅力をさらに高めていきたいです。 まちづくりを通じて、愛知をより活気ある場所にすることが、私の目指す挑戦です。

 

回答作成のポイント

ポイント社風との一致

 回答作成で重要なのは、社風との一致を意識することです。

 例えば「愛知に渋谷をつくりたい」の例は、名古屋鉄道や近畿日本鉄道を想定して書いていますが、JR東海には使えません。 なぜなら、JR東海は中期経営計画で「地域活性化」に触れておらず、「新幹線の高付加価値化」に集中しているからです。 そのような会社に「愛知の活性化」をアピールしても、効果はありません。

JR東海の就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!

 この際に重要になるのが「社風の調査」です。 筆者の私は「中期経営計画」や「有価証券報告書」をもとに、「会社が何を目指しているのか」を調査しています。 しかし、これらの文書は財界向けに書かれているため、理解に難しいところがあります。

 そこでおすすめなのが、会社説明会やインターンを通じて「社員に会社が何を目指しているのかを質問する」ことです。 返ってきた回答に合わせて「就職活動の軸」をつくり、「その実現がしたい」と書けば説得力が出せます。 この意味でも、会社の開催するイベントには積極的に参加するべきでしょう。


 また、これに似た質問で「あなたにとって働く意味とはなんですか?」という質問もあります。 そちらについては次の関連記事で解説していますので、併せてご覧ください。

【関連記事】 【就活】働く意味とは|ES・面接用の例文6つと考え方  

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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