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【ガクチカ】学業での書き方と例文7選|深掘り質問に対応!

学業のガクチカの書き方と例文

 ガクチカを学業をテーマにする場合の書き方と、 「アルバイトとの両立」「経済学部のマーケティングゼミ」「法学部の行政法ゼミ」「心理学」「資格取得」の5つの例文を紹介します。 「単位取得」のような義務ではなく、興味を持って自発的に取り組んだ勉強を書くとよいでしょう。



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ガクチカに学業はダメ?

結論ダメではない

 ガクチカに学業を使うのは、ダメではありません。 ただし、次の要素を必ず取り入れましょう。

  1. 主体性
  2. 就職活動の軸

 「単位取得」や「課題」を頑張ったと書いてしまうと、それは「やらされたこと」「義務」に該当しますので、 「主体性がない」として落とされる原因になります。 一方で、「マーケティング理論に興味を持ち、他学部のゼミに入った」というように「勝手にやった勉強」なら使えます。

 「学業以外のガクチカがない」とお悩みの方には、次の関連記事もおすすめですので、ぜひご覧ください。

【関連記事】 【ガクチカがない】それでも受かる大手企業の選び方と戦略  

学部別おすすめテーマ設定例

 学部別のおすすめテーマを、「ガクチカをビジネスにつなげる」という観点で紹介します。 「就職活動の軸」を設定し、「志望先の社風に合わせた内容で書く」ことが重要です。

 

経済学部

テーママクロ経済学を用いた国際経済の動向分析
就職活動の軸世界的な経済変動が企業に与える影響を理解し、戦略を立てたい。
アピールできる業界

テーマミクロ経済学による市場構造と競争戦略の研究
就職活動の軸競争が激化する中で、企業が生き残るための戦略を立てたい。
アピールできる業界

テーマ経済政策の効果と企業経営への影響
就職活動の軸経済政策が企業活動にどのような影響を与えるかを理解し、意思決定がしたい。
アピールできる業界

経済学部の例文へジャンプ

 

法学部

テーマ行政法ゼミにおける地域社会や行政との合意形成の重要性
就職活動の軸地域社会や行政との調和を図り、持続可能な社会を作りたい。
アピールできる業界

テーマ知的財産権法ゼミにおける著作権保護と企業戦略
就職活動の軸企業のイノベーションを守り、競争力を高めたい。
アピールできる業界 どの業界でもおすすめ

テーマ契約法ゼミにおける国際取引契約の法的問題
就職活動の軸グローバルな視点で企業の契約リスクを軽減し、事業を安定させたい。
アピールできる業界

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文学部

テーマ心理学ゼミにおける消費者行動の分析
就職活動の軸消費者心理を理解し、マーケティング戦略を立てたい。
アピールできる業界 どの業界でもおすすめ

テーマ日本文学ゼミにおけるブランドストーリーテリングの活用
就職活動の軸企業のブランド価値を深め、消費者との絆を築きたい。
アピールできる業界 どの業界でもおすすめ

テーマ言語学ゼミにおける異文化コミュニケーションの研究
就職活動の軸グローバル社会での効果的なコミュニケーション方法を理解し、国際的な活動がしたい。
アピールできる業界

文学部の例文へジャンプ

 

外国語学部

テーマ英語ゼミにおける国際的な交渉術と文化理解
就職活動の軸グローバルな取引先との交渉を成功させ、ビジネスの場で効果的にコミュニケーションを取るため。
アピールできる業界

テーマドイツ語ゼミにおけるドイツ市場の消費者行動研究
就職活動の軸ドイツ市場の特性を理解し、現地ビジネスに適したアプローチがしたい。
アピールできる業界

テーマ中国語ゼミにおける中国市場の経済分析
就職活動の軸中国市場の急成長に対応するための戦略を立てたい。
アピールできる業界 どの業界でもおすすめ

外国語学部の例文へジャンプ

 

教育学部

テーマ教育心理学に基づいた学習支援システムの研究
就職活動の軸教育の質を高め、学習の効率を最大化したい。
アピールできる業界 EdTech企業、学習支援サービス、教育コンサルティング

テーマ教育マネジメントにおける組織運営の効率化
就職活動の軸効率的な教育環境の構築と運営に貢献したい。
アピールできる業界 教育機関、学校運営、研修部門、人材育成

テーマ特別支援教育の実践と支援方法の研究
就職活動の軸教育格差を解消し、すべての子どもに平等な学びの機会を提供したい。
アピールできる業界 社会福祉、教育支援サービス、非営利団体、社会貢献企業

教育学部の例文へジャンプ

 

構成

 ガクチカを「学業」で書く場合の構成では、次の6つの要素を取り入れましょう。

1.結論何に力を入れたのか
例:学業とアルバイトの両立に力を入れた。
2.動機何のために取り組んだのか(就職活動の軸)
例:新領域への挑戦がしたかったため。
3.目標設定した目標
例:学業では成績を維持しつつ、新たな知識を吸収すること、アルバイトでは業務の質を高め、責任ある仕事を任されること。
4.工夫直面した困難と乗り越えた方法
例:学業面では一人で勉強する時間が確保しづらい困難が生じた。同じ授業を受ける仲間と勉強会を開き、複数人で学習する環境を整える工夫をし、乗り越えた。
5.結果取り組みの結果
例:学業では安定した成績を維持し、アルバイトでは接客スキルが向上し、後輩の指導を任されるようになった。また、多人数のスケジュール管理を行ったことで、調整力やリーダーシップも身につけることができた。
6.学び取り組みから得られた学び
例:時間管理の重要性に加え、周囲と協力することで学習や仕事の質を高められることを学んだ。また、スケジュール調整やチーム運営の経験を通じて、円滑なコミュニケーションの大切さを実感した。

 このような構成になる理由は、面接で次のような深掘り質問が定番になっているからです。

 これらの質問に困らないためには、予めガクチカに盛り込んでおくのがよいでしょう。 特に「動機」と「学び」はそれぞれ「就職活動の軸」「入社後に挑戦したいこと」と関わりますので、 これらとセットで考えることをおすすめします。

 また、深掘り質問の実例と回答例は次の関連記事で解説しています。

【関連記事】 【ガクチカ】深掘り質問の実例一覧と回答例|165社の面接を分析!  

「学業とアルバイトの両立」の場合

 「学業とアルバイトの両立」で書く場合の例文を、400字で紹介します。

1.結論学業とアルバイトの両立に力を入れた。
2.動機新領域への挑戦がしたかったため。(挑戦的な社風の会社におすすめ)
3.目標学業では成績を維持しつつ、新たな知識を吸収すること、アルバイトでは業務の質を高め、責任ある仕事を任されること。
4.工夫学業面では一人で勉強する時間が確保しづらい困難が生じた。同じ授業を受ける仲間と勉強会を開き、複数人で学習する環境を整える工夫をし、乗り越えた。
5.結果学業では安定した成績を維持し、アルバイトでは接客スキルが向上し、後輩の指導を任されるようになった。また、多人数のスケジュール管理を行ったことで、調整力やリーダーシップも身につけることができた。
6.学び時間管理の重要性に加え、周囲と協力することで学習や仕事の質を高められることを学んだ。また、スケジュール調整やチーム運営の経験を通じて、円滑なコミュニケーションの大切さを実感した。
 

例文

 私は学業とアルバイトの両立に力を入れました。

 新領域への挑戦をしたいと考え、学業では成績を維持しながら新たな知識を吸収し、アルバイトでは業務の質を高め、責任ある仕事を任されることを目標にしました。

 しかし、試験期間とアルバイトの繁忙期が重なることで学習時間の確保が難しくなり、一人での勉強に限界を感じることがありました。 そこで、同じ授業を受ける仲間と勉強会を開き、複数人で学習する環境を整えました。 勉強会では、お互いに教え合うことで理解を深めるとともに、スケジュール調整を行い、全員が効率的に学べるよう工夫しました。

 その結果、学業では安定した成績を維持し、アルバイトでは接客スキルが向上し、後輩の指導を任されるようになりました。 また、勉強会の運営を通じて多人数のスケジュール管理を経験し、調整力やリーダーシップも身につけることができました。

 この経験から、時間管理の重要性に加え、周囲と協力することで学習や仕事の質を高められることを学びました。また、チーム運営や円滑なコミュニケーションの大切さを実感しました

 

解説

 この例文では「新領域への挑戦がしたい」という就職活動の軸を設定し、「軸の実現のため」に学業とアルバイトの両立を目指したとしています。 「直面した困難」に対しては、「チームでの取り組み経験」という定番質問に対応するため、人を集めて勉強会を開催した内容を書いています。

 「調整力」「リーダーシップ」「周囲と協力」などの「新領域への挑戦」に役立つアピールポイントを取り入れています。 これをもって志望動機に「新領域への挑戦に積極的な貴社の社風に共感した」と言えば、説得力が出ます。

【関連記事】 【新卒】なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説

 また、アルバイトのガクチカの書き方は、次の関連記事で解説しています。

【関連記事】 【ガクチカ】アルバイトで説得力を出す構成と例文7選!  

「経済学部のマーケティングゼミ」の場合

 「経済学部のマーケティングゼミ」で書く場合の例文を紹介します。

1.結論マーケティング理論のゼミに力を入れた。
2.動機価値創造による社会貢献がしたかったため。(どの業界でもおすすめ)
3.目標マーケティング理論を学ぶだけでなく、それを実際のビジネスに応用する力を養うことを目標にしました。特に、消費者のニーズを的確に把握し、それに応じた戦略を立案する力を身につけることを重視した。
4.工夫グループで企業のマーケティング戦略を立案する課題があったが、初めは意見がまとまらず、方向性が定まらないという困難に直面した。そこで、メンバー全員が納得できる形で進めるために、各自が市場調査を行い、データに基づいた議論を行うことを提案した。また、意見の対立を解消するために、ブレインストーミングを活用し、多様な視点を尊重しながら意思決定を進めた。
5.結果グループで行ったマーケティング提案が高く評価され、実際に企業に採用される経験を得た。さらに、論理的思考力やプレゼンテーション能力が向上し、自分の考えを的確に伝える力も磨かれた。
6.学びマーケティングにおける消費者目線の重要性を学んだ。また、チームでの議論を通じて多様な意見を取り入れることで、より実現可能な戦略を生み出せることを実感した。
 

例文

 私はマーケティング理論のゼミに力を入れました。 価値創造を通じて社会に貢献したいと考え、マーケティングの知識を深めることで、より多くの人々に必要とされる商品やサービスを生み出す力を身につけたいと思ったためです。

 ゼミでは、マーケティング理論を学ぶだけでなく、それを実際のビジネスに応用する力を養うことを目標にしました。 特に、消費者のニーズを的確に把握し、それに応じた戦略を立案する力を重視しました。

 しかし、企業のマーケティング戦略を立案する課題において、メンバーの意見がまとまらず、方向性が定まらないという困難に直面しました。 そこで、市場調査を徹底し、データに基づいた議論を行うことで、客観的な根拠を持って意思決定を進めるよう工夫しました。 さらに、ブレインストーミングを活用し、全員の意見を尊重しながら議論を深めました。その結果、論理的かつ説得力のあるマーケティング戦略を構築し、企業からも高く評価されました。

 この経験を通じて、消費者目線の重要性や、データ分析を基に戦略を立案する力を学びました。 また、チームで協力することで多様な視点を取り入れ、より実現可能なアイデアを生み出せることを実感しました。

 

解説

 この例文では「就職活動の軸」である「価値創造による社会貢献」をアピールしています。 これを踏まえて志望動機に「新たな価値創造を目指す貴社の社風に共感した」と書くと、説得力が高まります。 加えて「消費者目線」「チームでの協力」という学びを「消費者理解の仕事に役立てる」と述べることもできます。

 

「法学部の行政法ゼミ」の場合

 「法学部の行政法ゼミ」で書く場合の例文を紹介します。

1.結論恣意的な行政行為について研究した。
2.動機社会課題の解消がしたかったため。(ゼネコン・プラント業界におすすめ)
3.目標行政の意思決定における恣意性の問題を分析し、公共事業や都市開発における公平な政策決定のあり方を考察することを目標とした。
4.工夫行政行為の恣意性を明確にするためのデータ収集が難しく、主観的な解釈に陥る課題に直面した。これに対し法律文献や判例をもとに理論的な枠組みを整理し、行政との関係性が深い業界の事例を多角的に分析した。
5.結果行政の意思決定プロセスにおける地域住民との合意形成の重要性を具体的に示すことができた。また、行政と民間企業の協力体制が地域社会の発展に与える影響についての考察が評価され、ゼミ内での発表でも高い関心を集めた。
6.学び地域社会に溶け込み、住民からの理解と支持を得ることが、行政と連携して物事を進める上で不可欠であると学んだ。また、行政への適切な根回しや、合意形成のプロセスを丁寧に構築することが、公正で持続可能な社会の実現につながると実感した。
 

例文

 私は、恣意的な行政行為について研究しました。 社会課題の解消に貢献したいと考え、行政の意思決定プロセスを分析することで、公正で透明性の高い政策運営の在り方を探求しました。

 研究の目標は、公共事業や都市開発における行政の恣意性を検証し、地域住民の声を反映した公平な意思決定の仕組みを考察することでした。 しかし、行政の意思決定がどこまで恣意的であるかを明確にするデータの収集が難しく、研究が主観的になりがちという困難に直面しました。 そこで、法律文献や判例を活用し、理論的な枠組みを整理するとともに、自治体職員や地元企業へのヒアリングを実施しました。実務の視点を取り入れることで、より実践的な提案へとつなげました。

 その結果、地域住民との合意形成が行政の公平性を担保する上で不可欠であることを示すことができました。 また、行政と民間企業の協力体制が地域発展に与える影響についての考察が評価され、ゼミ内でも高い関心を集めました。

 この研究を通じて、地域社会に溶け込み、住民の支持を得ることの重要性を学びました。 また、行政への適切な根回しや合意形成のプロセスを構築することが、公正で持続可能な社会の実現につながると実感しました。

 

解説

 この例文では法学部行政法ゼミでの「個室付き浴場事件」の研究を、「地域住民からの支持を得ること」「行政との合意形成」という公共事業に役立てる形でアピールしています。

 法学部の場合は経済学部に比べて「学業のガクチカ」が書きにくいですが、文系ならではの「読解力・解釈力」や「合意形成」といった視点で研究内容を見直してみましょう。 特に「ヒアリング」などのフィールドワーク経験を書くと、「主体性」をアピールしやすくなります。

 この経験をもって「公共事業・民間建築」の他に「小売店の出店」「工場建設」などで問題を抱えがちな業界に対して、 「地域住民・行政との円滑な合意形成を実現する仕事に挑戦したい」と述べると説得力が出ます。

 また、次の記事では関連して「まちづくり」をテーマにした「就職活動の軸」の例文を解説しています。

【関連記事】 【就活の軸】まちづくりの例文12選|地域密着をアピールする  

「文学部の心理学」の場合

 「文学部の心理学」で書く場合の例文を紹介します。

1.結論心理学における消費者行動の分析に力を入れた。
2.動機顧客心理に響く価値創造がしたかったため。(どの業界でもおすすめ)
3.目標心理学の基礎を学び、特に消費者行動に関連する心理学理論を実践に活かせるようになることを目標にした。
4.工夫実際のマーケティング戦略にどう適用するかが難しいと感じた。さまざまなマーケティング事例を分析し、消費者の心理をどのように反映させるべきかについて実践的な視点を得るため、ゼミでディスカッションを重ねた。また、インターンシップで実際に企業のマーケティングチームと連携し、心理学的アプローチを試みた。
5.結果消費者心理を活かしたマーケティングキャンペーンの立案に貢献し、消費者から高い反応を得ることができた。また、顧客満足度の向上に寄与するプロジェクトにも携わり、心理学の実践的活用の大切さを実感した。
6.学び心理学がビジネスにおいて非常に重要な要素であることを学んだ。また、消費者の心に響く価値を創造するためには、理論と実践をうまく組み合わせることが必要であり、顧客中心のアプローチが成果を生むことを実感した。
 

例文

 私は学生時代、心理学に力を入れました。特に顧客心理を理解し、それに基づいて価値創造を行いたかったためです。 心理学を学ぶことで、消費者のニーズや行動を予測し、より適切な商品やサービスを提供する力を身につけようと考えました。

 目標は、心理学の基本を学ぶとともに、消費者行動に関する理論をマーケティング戦略に応用できるようになることでした。 実際の課題として、理論と実務のギャップに悩みました。そこで、ゼミでのディスカッションや、企業でのインターンシップを通じて、心理学を実際のビジネスにどう活かすかを学びました。

 その結果、消費者心理に基づいたマーケティングキャンペーンの立案に成功し、顧客から高い反応を得ることができました。 また、顧客満足度の向上にも貢献できたことから、心理学を活用する重要性を実感しました。

 この経験を通じて、心理学がビジネスにおいて欠かせない要素であり、顧客の心理を理解して、それを戦略に活かすことが企業の成果に直結することを学びました。

 

解説

 この例文では「顧客心理の理解」をテーマに書いています。 実は、BtoC分野に限らずBtoB分野でも「顧客理解」が重視され始めています。 心理学はこの「マーケティング」に応用できるため、ビジネスにつなげて考えるとよいでしょう。

 以上をもって「顧客理解を重視する貴社の社風に共感した」と志望動機に書くと、説得力が出ます。

 

「外国語学部の英語ゼミ」の場合

 「外国語学部の英語ゼミ」で書く場合の例文を紹介します。

1.結論英語ゼミにおける国際的な交渉術と文化理解に力を入れた。
2.動機グローバルな取引先との交渉を成功させ、ビジネスの場で効果的にコミュニケーションを取りたい。(どの業界でもおすすめ)
3.目標異文化間での適切な交渉方法を学び、実際のビジネスシーンで役立つスキルを習得すること。
4.工夫異文化間での交渉における理解不足が課題となった。これを乗り越えるため、ゼミメンバーと積極的に情報交換を行い、各国の文化や商習慣について徹底的に調べ、実際の交渉シミュレーションでその知識を活かすようにした。
5.結果実際の国際交渉を模したシミュレーションに参加し、相手国の文化を尊重しつつ合意を得ることに成功した。また、グループでのプレゼンテーションでは、異文化に対する理解を深めることができ、評価も高かった。
6.学び異文化理解と適切な交渉術が、グローバルなビジネス環境で成功するために不可欠であることを学んだ。
 

例文

 英語ゼミにおける国際的な交渉術と文化理解に力を入れました。 グローバルな取引先との交渉を成功させ、ビジネスの場で効果的にコミュニケーションを取るためです。

 異文化間での適切な交渉方法を学び、実際のビジネスシーンで役立つスキルを習得することを目標にしました。 また、異文化理解を深め、相手国との信頼関係を築く方法を学びました。

 ゼミで、異文化間での交渉における理解不足が課題となり、特に文化や商習慣の違いによって交渉が難航しました。 これを乗り越えるため、ゼミメンバーと協力し、各国の文化や商習慣について徹底的に調査しました。 また、実際の交渉シミュレーションを通じて、他のメンバーからフィードバックを受け、交渉アプローチを柔軟に調整しました。

 ゼミのプロジェクトでは、実際の国際交渉を模したシミュレーションに参加し、相手国の文化を尊重しつつ合意を得ることに成功しました。グループでのプレゼンテーションでも高い評価を得ました。

 異文化理解と適切な交渉術が、グローバルなビジネス環境で成功するために不可欠であることを学びました。 相手の価値観を尊重し、柔軟に対応することで信頼関係を築き、効果的な交渉ができることを実感しました。

 

解説

 この例文では「グローバルな取引先との交渉」をテーマに、ゼミメンバーとの協力で交渉術を鍛えた経験を書いています。 企業の海外進出は進み、中期経営計画で「海外展開」を重視する姿勢を掲げる企業が多いですから、汎用性の高いガクチカとなります。 これをもって「グローバルな活躍がしたい」と述べると、説得力が出ます。

 

「教育学部の研究」の場合

 「教育学部の研究」で書く場合の例文を紹介します。

1.結論教育心理学に基づいた学習支援システムの研究に力を入れた。
2.動機教育の質を高め、学習の効率を最大化したい。(学習支援サービス・教育業界でおすすめ)
3.目標教育心理学の理論を活用し、学習者にとって効果的な支援システムを開発すること。また、学習者のモチベーションや理解度を向上させる方法を実証的に研究し、実践に応用できる形でシステム化することを目指した。
4.工夫学習者ごとの個別ニーズに合わせた支援システムを設計する際、さまざまな心理的要因を取り入れる困難に直面した。個別の心理学的特性に基づく学習支援策を検討し、実際の学習データをもとにフィードバックを反映させる方法を採用した。
5.結果研究を通じて、学習者の理解度やモチベーションを高める支援システムが確立できた。
6.学び教育心理学の理論を実践に活かすことの重要性を学んだ。
 

例文

 教育心理学に基づいた学習支援システムの研究に力を入れました。 教育の質を高め、学習の効率を最大化するため、学習者に最適な支援方法を提供し、学習効果を向上させることを目指しました。

 この目標を達成するため、教育心理学の理論を活用し、学習者のモチベーションや理解度を向上させる方法を実証的に研究し、実践に応用できる形でシステム化することを目標にしました。

 研究の過程では、学習者ごとの個別ニーズに合わせた支援システムを設計する際、さまざまな心理的要因を取り入れる困難に直面しました。 この課題を解決するため、個別の心理学的特性に基づく学習支援策を検討し、実際の学習データをもとにフィードバックを反映させる方法を採用しました。

 研究を通じて、学習者の理解度やモチベーションを高める支援システムが確立できました。 個別の進捗に応じた課題設定と心理的サポートを組み合わせることで、学習効果が向上し、学習者の自己効力感も高まりました。

 教育心理学を実践に活かすことで、学習者個々の心理的背景を理解し、それに基づいた支援が学習効果を高めることを学びました

 

解説

 この例文では「学習効果を向上させる」という就職活動の軸のもと、その具体的な方法を実践した経験を述べています。 以上をもって「学習効果を追求する貴社の社風に共感した」と述べると、説得力が出ます。

 

「資格取得」の場合

 「資格の取得」で書く場合の例文を紹介します。

1.結論簿記の資格取得に力を入れた。
2.動機経営資源の回転効率を高めたかったため。(銀行・コンサル・与信調査会社などにおすすめ)
3.目標簿記2級の資格を取得し、企業の財務諸表を正確に読み取る能力を身につけることを目標にした。また、簿記の知識を実務に活かし、経営資源を最適化できる能力を高めることを目指した。
4.工夫複雑な計算や仕訳の理解に苦しんだ。そこで、毎日一定時間を学習に充て、過去問を繰り返し解くことで理解を深めた。また、オンラインのフォーラムや勉強会に参加し、他の受験生と情報交換をすることで学習を効率化した。
5.結果簿記2級に合格し、経営分析の基礎となる財務諸表の読み方を習得した。また、資格取得後は、アルバイト先で経理業務にも携わることができ、実務経験も得ることができた。
6.学び簿記を学ぶことで、企業の財務状況を正確に把握し、経営資源の回転効率を高めるための分析ができることを学んだ。また、計画的な学習と継続的な努力が成果につながることを実感した。
 

例文

 私は簿記の資格取得に力を入れました。経営資源を効率的に運用し、企業の成長に貢献したいと考えたためです。 特に、企業の財務状況を把握することが経営判断において重要であると認識し、簿記の知識が必須だと感じました。

 目標は簿記2級の資格を取得し、財務諸表を正確に読み解く能力を身につけることでした。 初めて学ぶ分野だったため、仕訳や計算の複雑さに戸惑いましたが、毎日一定時間を学習に充て、過去問を繰り返し解くことで理解を深めました。 また、勉強会やオンラインのフォーラムに参加し、他の受験生と情報交換を行うことで学習効率を高めました。

 その結果、簿記2級に合格し、企業の財務諸表を正確に読み解くスキルを習得しました。資格取得後は、アルバイト先で経理業務を担当し、実務経験も積むことができました。

 この経験を通じて、計画的な学習と継続的な努力が成果につながることを学びました。また、財務知識を活かして経営資源を効率的に運用する重要性を実感しました。

 

解説

 この例文では「経営資源の効率化・企業の成長に貢献」という観点で書いています。 「チームでの取り組み」は定番質問ですので、「個人で完結」しないように注意してください。 このガクチカを前提に「中小企業の成長に力を入れる貴社の社風に共感しました」と志望動機に書くと、説得力が出ます。

 

書き方のポイント

 学業をテーマにガクチカを書く際は、次のことに注意しましょう。

  1. 義務を書かない
  2. チームの要素を取り入れる
  3. 必ず就職活動の軸を設定する
 

1.義務を書かない

ポイント主体性

 「単位取得」「課題」「レポート」など「指示命令を受けて行った義務」は書いてはいけません。 「主体性がない」と判断され、落とされる原因になるためです。

 必ず「就職活動の軸」をもとに、「自らの思いつきで取り組んだ内容」を書きましょう。 例えば「他学部のゼミに入れてもらった経験」「フィールドワークでインタビューした」などのエピソードがあれば、 「主体性」をアピールすることができます。

 

2.チームの要素を取り入れる

ポイント他者との協力

 学業のガクチカで難しいのは、チームの要素を取り入れることです。

 面接の深掘り質問では「チームでの取り組み経験」や「リーダーシップ経験」が問われます。 そこで「勉強会を開いた」「討論会を開いた」「グループをつくって共同でスケジュール管理をした」など、 実質的なサークル活動に昇華したようなエピソードを取り入れましょう。

 ただし、「サークルリーダー」のような肩書は不要です。 「自分から誘ってメンバーを集めた」「メンバーの相談に乗ったり意見対立の解消につとめた」など、 リーダーらしいエピソードだけを用意しましょう。

 

3.必ず就職活動の軸を設定する

ポイント就職活動の軸が必須

 就職活動の軸は必ず設定しましょう。 これは「将来の夢」のことですが、「軸の実現のため」という観点で「ガクチカ」「志望動機」などすべての回答を統一しないと、次のような圧迫面接を受ける原因になります。

 しかし、これらに対して「価値創造がしたいからです」と答えられたら、価値創造人間としてアピールできます。 軸の作成は「正攻法」でやると面倒ですから、社風から逆算する方法がおすすめです。 詳しくは次の関連記事で解説していますので、軸がまだできていない場合はぜひ、ご覧ください。

【関連記事】 【就活】逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!

 また、ガクチカの書き方の詳細は次の関連記事でも解説しています。

【関連記事】 【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!  

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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