リアルタイム閲覧者数:12人
※本サイトはプロモーションが含まれています

鉄道会社の志望動機の例文5選|「鉄道が好き」がNGな理由

鉄道会社の志望動機の例文

 鉄道会社の志望動機に「鉄道が好き」と書いてはいけません。この記事では、大卒総合職の仕事内容を簡単に解説し、それに相応しい志望動機の例文を5つ紹介します。



おすすめ・人気記事

 

結論

 鉄道会社の志望動機に「鉄道が好き」がNGな理由は、視点が「ビジネス」ではなく「ファン」だからです

 かつてより「鉄道オタクは落とされる」という定説があります。 実際には「鉄道オタク」も就職に成功しています。ですが、私が参加した内定者懇談会では「鉄道が好き」という志望動機を挙げた人はいませんでした。

 なぜなら、志望動機は「ビジネスマン」として書かなければならないからです。 簡単に言い換えると、「今よりもっと愛される鉄道を実現する」という視点が必要というわけです。

 

選考に落ちる理由

 鉄道会社の選考に落ちるのは、仕事理解が不十分なのが理由です。 例えば、次のような志望動機は落とされます。

NG志望動機の例

 これらが落とされる理由は、現状維持的だからです。 「安定運航」「定時運行」は現時点でもうまくいっていますし、「支える」系の志望動機も同様です。

 「すでに実現していることを維持する」のは現業職の仕事であり、大卒総合職の役割ではないのです。

 

大卒総合職の仕事内容は?

 鉄道会社の大卒総合職の仕事は、主に次の2つです。

 「鉄道の付加価値」とは、現状の「ただ旅客を目的地に運ぶ」だけでなく、 「移動中に仕事ができるシートをつくる」「座って帰れる特急を走らせる」などのプラスしたサービスのことです。 内定者懇談会で聞いた話では、「旅行などの企画切符をやりたい」という志望動機で内定を取った人がいました。

 「沿線の魅力」とは、不動産開発によるまちづくりです。 例えば、新幹線の駅前にはだいたい何もありません。新横浜も、新大阪も、名古屋も「もともとの都心部」から離れた場所に駅があるからです。 そこで「魅力的な商業ビルを建てる」「ホテルやオフィスビルを整備する」「イベント会場をつくる」などして沿線開発をするのも大事な仕事です。

 これらの仕事を一言でまとめると「鉄道という資産を活かした新たな価値創造」となります。

 ちなみに筆者の私は「都会暮らしの人に、休日は地方を満喫する生活スタイルを提案したい」という志望動機を書いて提出しました。 その後、JR西日本の社員から電話がかかってきて志望動機を絶賛されました(別の理由で落ちたのですが、後で解説します)。

 また、すべての鉄道会社の会社説明会で「鉄道会社の強みは、人の流れをつくれることだ」という話がありました。 「鉄道」を活かして観光地に人を集めたり、終点付近にスタジアムや遊園地を作るなど、人が集まる場所をつくることが、鉄道会社にしかできないことというわけです。

【関連記事】 鉄道業界の就職は難しい?|20社の業界研究・ランキング!  

大卒にふさわしい志望動機の例文

 以上の仕事内容を踏まえた「大卒にふさわしい志望動機の例文」を紹介します。

大卒にふさわしい志望動機のテーマ

 作成にあたっての重要ポイントは次の3点です。

志望動機作成のポイント

 以下は例文の紹介をしますが、詳しい書き方については「なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説」の記事をご覧ください。

 

1.鉄道を通じた地域活性化に貢献したい

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の地域活性化を目指す社風に共感したためです。

 鉄道は単なる移動手段にとどまらず、地域経済や観光、まちづくりと密接に関わる重要なインフラです。 私は、鉄道の可能性を最大限に引き出し、沿線地域の活性化に貢献したいと考えています。

 学生時代は都市計画ゼミに所属し、地域の公共交通と都市開発の関係について研究しました。 特に、駅を中心としたエリア開発や、交通結節点としての駅の役割に関心を持ち、まちづくりと鉄道の連携の重要性を学びました。

 ゼミでは、地方都市の駅前再開発の事例を分析し、鉄道を活用した地域振興策を提案する活動にも取り組みました。 この経験から、鉄道を軸にした地域活性化の可能性に強く魅力を感じました。

 貴社は鉄道事業を基盤に、駅を核としたまちづくりや観光振興、商業開発など、多角的な価値創造を行っています。 私もこうした分野で貢献し、鉄道を通じて地域と人をつなぐ新たな価値を創出する仕事に挑戦したいと考えています。

就職活動の軸

地域活性化による社会貢献がしたい

学生時代に力を入れたこと

大学の都市計画ゼミ

 また、次の関連記事では「まちづくり」「地域貢献」をテーマにした就職活動の軸の例文を紹介しています。

【関連記事】 【就活の軸】まちづくりの例文12選|地域密着をアピールする  

2.駅を中心としたまちづくりに挑戦したい

例文

 私が貴社を志望する理由は、不動産開発事業に力を入れる姿勢に共感したためです。

 鉄道は単なる移動手段ではなく、駅を中心に商業・観光・居住など多様な機能を生み出すことができると考えています。 私は、駅を核としたまちづくりに挑戦し、地域の魅力を高める仕事に携わりたいと考えています。

 学生時代、駅ナカの店舗でアルバイトを経験し、多くの人が駅をただの通過点ではなく、日常の買い物や待ち合わせの場として活用していることを実感しました。 一方で、駅の商業施設が充実している地域とそうでない地域では、駅の賑わいや利用者の滞在時間に差があることに気づきました。

 この経験から、駅ナカの開発や駅周辺のまちづくりの工夫によって、鉄道の価値をさらに高められるのではないかと考えるようになりました。

 貴社が展開する駅を中心とした都市開発事業に携わり、鉄道を活かした新たな価値創造に貢献したいです。 人が集い、賑わいが生まれる駅づくりを通じて、地域活性化に寄与することを目指します。

就職活動の軸

まちづくりに挑戦したい

学生時代に力を入れたこと

駅ナカでのアルバイト経験

 

3.鉄道のブランド力を活かした新規事業を創出したい

例文

 私が貴社を志望する理由は、新領域への挑戦に積極的な社風に共感したためです。

 鉄道は単なる移動手段にとどまらず、駅ナカ・駅前開発を通じて社会課題の解決にも貢献できると考えています。 特に私は、駅を活用した医療サービスの提供に注目しています。 通勤・通学の途中で手軽に健康診断や診療を受けられる環境を整えることで、地域住民や利用者の利便性を高めるとともに、駅の新たな価値を創出できると考えています。

 学生時代、私はゲーム制作をきっかけに、イラスト・ウェブサイト・プログラミングと次々に隣接領域へ挑戦しました。 新たな分野に踏み込み、異なる知識を組み合わせることで、より魅力的なコンテンツを生み出す楽しさを実感しました。 この経験から、異分野を掛け合わせて新しい価値を創造することの意義を学びました。

 貴社が進める駅ナカ医療の取り組みに携わり、鉄道のネットワークと利便性を活かした新たな社会インフラの構築に貢献したいと考えています。

就職活動の軸

新領域への挑戦を続けたい

学生時代に力を入れたこと

ゲーム制作から発展してイラスト・ウェブサイト・プログラミングと次々に隣接領域に挑戦した経験

 

4.高付加価値な観光列車を企画し、鉄道の魅力を広めたい

例文

 私が貴社を志望する理由は、鉄道の高付加価値化に力を入れる姿勢に共感したためです。

 鉄道は単なる移動手段ではなく、乗車自体を楽しめる貴重な体験であり、その魅力をさらに広めていくことに強い関心を持っています。 特に、高付加価値な観光列車の企画に携わり、鉄道を通じて多くの人々に新しい価値を提供したいと考えています。

 学生時代、私は国内旅行に力を入れ、地域の魅力や観光資源を実際に体験し、どのように観光を盛り上げるかについて学びました。 特に、観光地としての鉄道の可能性に強い関心を抱き、旅行中に出会ったユニークな観光列車や、列車内での食事や景観を楽しむイベントなどに感動しました。

 こうした経験を通じて、鉄道が持つ「移動の枠を超えた体験価値」を最大限に引き出す仕事に携わりたいと考えるようになりました。

 貴社が展開する観光列車の魅力をさらに引き出し、鉄道の新しい価値を創造することで、地域活性化や観光振興に貢献したいと考えています。 鉄道の魅力を広め、より多くの人々に素晴らしい体験を提供できる仕事に挑戦したいです。

就職活動の軸

旅の魅力をさらに高めたい

学生時代に力を入れたこと

国内旅行に力を入れた

 

5.他の交通手段との連携でシームレスな移動を実現したい

例文

 私が貴社を志望する理由は、移動の質の向上を目指す社風に共感したためです。

 鉄道は単なる移動手段にとどまらず、他の交通手段との連携を強化することで、よりスムーズでストレスの少ない移動を実現できると考えています。 私は、鉄道と他の交通手段をシームレスに繋ぎ、利用者が快適に移動できる環境を提供したいと考えています。

 学生時代、居酒屋でアルバイトをしていた際、顧客が長時間の待機で不満を抱えているのをよく目にしました。 その経験から、移動や待機時間におけるストレスがどれほど不便に感じられるかを実感しました。

 これを踏まえ、鉄道と他の交通手段をつなげ、利用者が時間を無駄にせず快適に目的地に到達できるようなシームレスな移動システムを実現したいと考えるようになりました。

 貴社の取り組む「MaaS」や異なる交通手段との連携を通じて、移動の質を向上させることに貢献したいと考えています。 利用者の快適さを最優先に、より便利で効率的な移動環境を創出するために積極的に取り組みたいと思っています。

就職活動の軸

社会から待ち時間のストレスをなくしたい

学生時代に力を入れたこと

居酒屋のアルバイト。待ち時間にストレスが溜まりやすいことを実感した。

 

ES全体をストーリー化しよう

 エントリーシートは、「就職活動の軸」で内容を統一しましょう。 例えば「地域活性化による社会貢献」では、次のように一貫性を持たせます。

就職活動の軸地域活性化による社会貢献がしたい
【就職活動の軸とは?】例の一覧113選と決め方
ガクチカ大学の都市計画ゼミ。地域活性化に関する学びを得た。
【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!
自己PRイベント企画が得意なところ。上述のゼミでは初日からイベントを開き、メンバーの親睦を深めた。
自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説!
志望動機地域活性化を目指す社風に共感したため。
なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説
挑戦したいことイベント企画の強みを活かし、駅前再開発による地域活性化に挑戦したい。
【例文】会社に入って挑戦したいこと|「おっ」と思わせる!

 私は、社員に志望動機を絶賛されながらも、ES全体を統一していなかったことが原因で、面接で落ちました。 考えてもみれば、志望動機にいきなり「地域活性化」と書くだけでは説得力がありません。 「就職活動の軸」「ガクチカ」「自己PR」でその本気度を示す必要があったのです。

 次の関連記事では、165社の面接の深掘り質問を分析し、その対策を盛り込んだESの書き方を解説しています。

【関連記事】 【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!

今から最短で内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

 MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。

 実際に私も体験してみましたが、適性検査入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません

 もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。

→「OfferBox」の公式サイト

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

 模範解答があれば憂いなし!

 あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。

 もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。

 そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。

 そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。

 総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。

 また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。

 ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。

ワンキャリアで内定ES・選考情報を読む

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

キャリアチケットスカウトをダウンロードしてみる

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




×

本番同様!OfferBox適性検査で自分の強み・弱みを把握しよう!(学生完全無料