プレエントリーはとりあえず・その後放置もOK!エントリーとの違い
「リクナビ・マイナビでとりあえずプレエントリーしたけど、その後放置でもいい?」大丈夫! インターンシップも選考も、気が変わったら後は無視して構いません。
この記事の要点
- とりあえずでやって、気が向かなければ一切無視の完全放置でOK!
- プレエントリーは義務が発生しない、エントリーは選考を受けなければならない
- 学部3年生(修士1年生)の3月1日にスタート!
- 3月上旬に「70社」が目標!
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とりあえずでやっていい!
とりあえずプレエントリーして、その後は放置してもOK!
プレエントリーは単なる「会員登録」「資料請求」に過ぎず、この時点では何の義務も発生しません。 そして「資料請求」とは言っても、「会員限定のwebサイトで会社のパンフレットが読める」「説明会や選考の案内メールが受け取れる」だけの話です。 プレエントリーしたら絶対に〇〇しなければならないということは一切ありません。
つまり、「とりあえず」で登録して、気が向かなかったらそのまま一切無視の完全放置でいいということになります。 ときどき「プレエントリーを辞退する方法」を探す人がいるのですが、残念ながらその方法はありません。 なぜなら辞退するまでもなく放置していればいいからです。
プレエントリーとエントリーの違い
義務が発生しないのがプレエントリー、選考を受けなければならないのがエントリー!
プレエントリーとエントリーの違いは、前者が「会員登録に過ぎない」のに対し、後者は「選考を受けたいという意思表示」であるところです。 前者は「一切無視の完全放置」で構わないのですが、後者は「意思表示」ですから「気が変わったら連絡して辞退する」必要があります。
プレエントリー | エントリー |
---|---|
「会員登録」「資料請求」 | 「選考を受けたいという意思表示」 |
マイページの閲覧・各種案内メールが届くだけ イベントは参加義務なし | 書類選考に合格したら、面接を受けなければならない |
学生からの連絡は一切不要 | 辞退するときは連絡必須 |
とりあえずしてOK | 選考に受かるには事前準備が必須 |
プレエントリーとは?
プレエントリーは、会員登録・資料請求と同じ!
プレエントリーとは、会社に会員登録するという意味で、会社説明会やエントリーの案内を送ってもらう申し込みです。 「資料請求」と同じですが、今どきはインターネットの時代ですからリアル住所に何か送られてくることは稀です。
大学3年生の3月1日になった瞬間、リクナビ・マイナビ・会社の採用サイトでプレエントリーが解禁されます。 この段階では「氏名」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「年齢」「大学名」などの個人情報を登録するのみで、 これだけで選考がスタートするわけではありません。
ですから、興味のない会社だった場合は、プレエントリー後は放置しても構わないとなります。
一方でこれをしていなければ「会社説明会」や「選考」の案内が送られて来ず、本番に申し込む権利もありません。 そこで、いざという時本番に申し込めるように、それほど興味のない会社であってもとりあえずやっておくことが重要です。
新卒就活ではどの会社も採用倍率が「10~100倍」に及び、「どんなに優秀でも運悪く落ちる」のが日常茶飯事です。 「とりあえず」で「持ち駒」を増やしておくと心の平静にもつながりますし、 どうせメールが来るだけですから、無限にやっておくべきです。
ちなみに、この際には「ナビサイト」を利用することが多いかと思いますが、 このような就活サイトは学生なら完全無料で利用できます。 サイトによって、大手にはない特典がついていたりしますから、積極的に利用しましょう。
エントリーとは?
エントリーは、採用選考への応募!
エントリーとは、採用選考に応募するという意味で、選考本番への申し込みです。 「エントリーシート」と呼ばれる申込書を送るとともに、筆記試験を受験します。 これに合格すれば面接を受ける資格を得られます。
近年ではプレエントリー後、ただちにエントリーが開始されることが多く、早くやった者勝ちで面接に進めます。 当然「採用枠」が空いている早い段階でやったほうが圧倒的に有利ですから、募集開始後すぐに応募できるよう、事前準備が必須です。
また、筆記試験はインターネット上で行われる「WEBテスト」という形式がほとんどです。 自宅や学校のパソコンで受験できるのですが、とにかく「スピード」が求められる内容で、初めての受験は絶対に失敗します。 なので、興味のない企業のWEBテストを練習台にして、感覚をつかんでおくことをおすすめします。
「選考本番」のことを「本選考」と呼びますが、これを何社受ければ何社合格するのかを知ることで、 第一志望群の数の目安がつかめるかと思います。次の関連記事で解説していますので、ぜひ参照してください。
プレエントリーのやり方
個人情報を登録するだけ!
プレエントリーのやり方は、以下の5つの手順で行います。
- 会社のサイトにアクセスする
- 採用情報を開く
- 新卒採用ページを開く
- プレエントリーのリンクを辿る
- 個人情報を登録して完了
MY就活ネットでは会社探しに役立つ記事を多数用意しております。 こちらを参照してプレエントリーする企業をどんどん増やしましょう。
また、プロフィールを登録しておけば、会社の方からアプローチしてくれるスカウト型就活サイトもあります。 それが、 「OfferBox」 です。
OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。
他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生24万人が利用(OfferBox 2024年卒利用実績データより)しています。
一流企業やベンチャー企業はもちろん、BtoBの隠れ優良企業など15,000社以上が利用しています。 すでに学部3年生(修士1年生)の受付も開始しており、早い段階なら採用枠がフルで空いています。
→「OfferBox」でスカウトをもらう
何社すればいい?
プレエントリーは、70社やろう!
プレエントリーは何社すればいいかというと、3月上旬のうちに70社です。 就活が成功するかどうかは「持ち駒」をいかに持っているかによります。 最近は採用選考の早期化が顕著で、解禁と同時に選考が始まります。
これは「個人情報を登録する」だけのものですから、たいした負担ではありません。 加えて選考がうまく行っていたら残りの企業のエントリーに進まなければいいだけの話です。 プレエントリーをめんどくさがるのだけは禁物です。
ここで注意しておきたいのは「数」が重要なのではなく、 「それくらい興味のある会社を70社は見つけなければならない」という点です。
これだけの数を用意するのは内定がもらえる確度を上げるためという目的もありますが、 その後の40年間の人生において、就職を後悔しないためでもあります。 就職してから仕事をするうちに、「今まで知らなかった取引先の企業が、実はすごい会社だった」なんてことはよくあります。
可能な限り会社をたくさん知ることが必要です。MY就活ネットでも多数の業界、優良企業を紹介していますので、 ぜひおすすめ企業もご覧ください。
時期はいつからいつまで?
学部3年生(修士1年生)の3月1日に開始!
プレエントリーの時期は、大学3年生の3月からです。
しかし、インターン参加者専用の優遇選考会がこれ以前に開始される会社が増えているため、 志望度の高い企業については大学3年生の6月から逐一チェックしておく必要があります。
また、これは就活終盤まで締め切られることはありません。 ところがこれは罠で、一次募集に間に合わなければもう採用枠が残っていません。 基本的に3月第1週までに終えておかなければチャンスを失うと覚えておいてください。
おすすめ企業
名前を知らない会社ほど、ライバルが少ない穴場!
プレエントリーのおすすめ企業を紹介します。 MY就活ネットでは優良企業をたくさん集めており、有価証券報告書やビジネス誌・ビジネス書をもとに、 その将来性や財務の優良性も確認しています。
隠れ優良企業
隠れ優良企業とは、ビジネス界では有名な優良企業でありながら、消費者向けのビジネスではないために、 就活生の知名度が低い会社を指します。知名度が低いということはライバルも少ないというわけで、 早期に接触すれば内定の可能性も高まります。
サトーホールディングス | 三和ホールディングス | 文化シャッター |
タダノ | ダイフク | ナブテスコ |
ホシザキ | グローリー | イーグル工業 |
マキタ | 栗田工業 | ミネベアミツミ |
ウシオ電機 | 日本パーカライジング | 日本化薬 |
オムロン | ディスコ | 高砂香料工業 |
日東電工 | ダイヘン | 曙ブレーキ工業 |
日本発条 |
これらの隠れ優良企業は、高い技術力で圧倒的なシェアを占め、ビジネスの世界で欠かすことのできない企業群です。 しかし、一般消費者を相手にしたビジネスではないため就活生の知名度が低く、ライバルが少ないうちに応募すると圧倒的に有利です。 これらの企業について詳しくは、次の記事を参照してください。
優良ホワイト企業
三菱日立パワーシステムズ | 東芝プラントシステム | 千代田化工建設 |
日揮 | JCVケンウッド | 東亞合成 |
住友商事 | 花王 | ピジョン |
協和発酵キリン | 日本精工 | ボッシュ |
JT | 日本特殊陶業 | ヤマハ |
スバル | マツダ | 日産自動車 |
三菱自動車工業 | 太平洋工業 | リコー |
東レ | 日本郵船 | 東燃ゼネラル石油 |
国際石油開発帝石 | 旭硝子 | 住友金属鉱山 |
LIXIL | 西武鉄道 | 小田急電鉄 |
太平洋セメント |
これらのホワイト優良企業は厚生労働省が「働き方改革」活動の一環で、 模範的な企業として紹介している国家認定ホワイト企業です。
単に「うちは働きやすいですよ」とアピールしているだけでなく、 有給休暇が取れる仕組み、長時間の残業をさせない仕組みがあり、 本気で「ワークライフバランス」を改善している企業群です。
BtoB企業
プレエントリーは「知らない会社」ほど「とりあえず」しておくことがオススメです。 というのも、応募に間に合わなくなってから「やっておけばよかった」と後悔することが多く、3月上旬のうちにやっておかないと取り返しがつかないからです。
持ち駒を多く持っておくためにも、たくさんの企業にしたいですね。 そこで、就活生には知名度の低いBtoB企業にも積極的に登録しておきましょう。 消費者向けのビジネスをしていないだけで、日本企業はBtoBビジネスにこそ優良企業が多いです。
BtoB企業としては、電機メーカー、機械メーカー、 化学メーカー、専門商社などが挙げられます。
特に鉄鋼メーカーや非鉄金属メーカーなどの素材メーカーは別格で、 就職してから「あの業界ってすごいんだな…」と発覚するNo.1業界です。 就活の段階でいろんな会社を知っておくと、選択肢の幅が広がります。ぜひ見ておきましょう。
MY就活ネットではこのように、「間違った就活」や「失敗しないための対策」などを、 筆者自身の失敗経験を踏まえて解説しています。次の関連記事では、企業が水面下で行う優遇選考があることを前提に、 「いつ、何をすればいいか」についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
11月の今から最短で内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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