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【就活】内定式ってどんなことをするの?|マナーや注意点

 「内定式が怖い」「行きたくない」と恐れる人も多いです。そこで内定式とは何か、実際に何をするのかを解説し、不安を解消していきます。 結論から言うと、ハンコを押して、話を聞いて、食事会に参加するだけなので、大したことはありません。

この記事の要点

  1. 内定式は、ハンコを押す・話を聞く・食事会に参加するだけ!
  2. 欠席や遅刻は内定拒否と同じ
  3. 身だしなみや振る舞いなどのマナーは、面接と同じ
  4. 会場へは早めに到着して、同期と仲良くなっておこう


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内定式とは

 内定式とは、労働契約を結ぶための会!

 内定式とは、翌年4月1日から働くことを約束する「労働契約」を結ぶための会です。 ただ「内定承諾書にハンコを押す」だけでは寂しいですから、社長や専務の講和を聞き、食事会をするのが一般的です。 特に堅苦しいことはなく、同期との顔合わせくらいに思っておくとよいでしょう。

 契約と言っても紙1枚にハンコを押す程度で、一緒に渡される「労働条件通知書」も、内容は募集要項と同じです。 特に重大な決断を迫られるというわけでもなく、スーツをクリーニングに出しておくとか、 髪色を黒に戻しておくくらいの準備で事足ります。

 内定式は10月1日に行われますが、およそ1週間前などに連絡が来て、本社ビルやホテルなどの会場を指定されます。 この日を境に変わることといえば、今後は就活を続けてはいけないことと、他社の内定は断らなければならないことです。 また会社側にとっても、犯罪や留年以外の理由で内定は取消しができないという縛りがつきます。

 これにより、4月1日の入社が確定するというわけです。

 

内定式のマナー

 内定式は、遅刻や欠席をしてはならない

 内定式のマナーで重要なのは、髪色や髪型を戻しておくことと、遅刻や欠席をしてはならないということです。 前者は就活当時のものに戻すだけですからともかくとして、後者は内定を拒否するレベルの事態です。 感染症など「外に出てはならない事情」がある以外は、遅刻や欠席は絶対にNGです。

 それでもやむを得ない事情で内定式を欠席する場合は、メールではなく電話で伝えましょう。 他社の内定式に行くと思われないように慎重に言葉を選ぶ必要もあります。

 また当日は、会場へ早めに到着すれば、同様に早く来すぎてしまった同期がいるはずです。 そこで仲良くなっておけば会社を安心させることができ、また自身の就職への不安をやわらげることもできるでしょう。

 その他のマナーはスーツをクリーニングに出しておく明るく元気な声を心がけるくらいで、 面接に行ったときと変わりません。

 

内定式の内容

 書類にハンコを押して、講和を聞いて、食事会に参加するだけ!

 内定式内容について解説します。 内定式は、内定者懇談会や工場見学と異なり、それほど時間を取られることはありません。 せいぜい1時間~2時間程度で行われます。

 内定式の内容はまず、労働条件通知書内定承諾書を渡されます。 その場で内定承諾書に押印して、人事に返却します。これで内定式のメインイベントは終了です。 これにて内々定者は、内定者になるのです。

 内定式は、内定承諾書への押印が主な内容なのです。

 押印が終わったら内定式の残りの内容は消化試合です。 晴れて内定者になった大学生たちは、もう同期であり、同僚です。 そこで内定者がそれぞれ自己紹介をします。

 一応「式」ですので、自己紹介もカタイものです。 「○○大学の××です。出身地は東京都で、趣味はバイクでのツーリングです。 これから40年間よろしくお願いします。」くらいでいいでしょう。 仲良くなるのは式の後でいいのです。

 そして、社長や専務といった会社のエライ人のありがたいお話を拝聴します。 10分~15分ほどお話を聞いた後、会食です。

 会食では、昼間からビールが出て、ホテルの高級な料理が出されます。 内定者の他に社長、専務、人事部長などのエライ人と一緒に食事をするのです。 このメンバーで食事をすることはもうありませんから、取締役や部長たちと積極的に話をしてみましょう。

 食事が終わると、取締役が退場し(拍手で見送り)、人事部長が最後に締めの挨拶をして内定式は終わりです。

 まとめると、内定承諾書のやりとり内定者の自己紹介取締役の講話会食挨拶が内定式の内容です。

 

内定者懇談会

 入社後のために、勇気を出して友達をつくろう!

 内定者懇談会は通常、内々定の段階で行われるものです。 工場見学などとセットで内定者懇談会を行い、飲み会を通じて内定者同士で仲良くなってもらおうというものです。

 内定者懇談会でありながら、人事や先輩社員が数多く参加しているものですが、 内定者同士で仲良くなることも十分可能です。 むしろここで仲良くなっておかないと、内定式のころにはもう仲良しグループは形成されています。

 「内定者懇談会が憂鬱」「内定者懇談会が不安」「内定者懇談会が怖い」「内定者懇談会が辛い」とよく聞きますが、 入社式で誰とも仲良くないほうがよっぽど怖いです。 入社したら、タメ口で話せるのは同期だけです。内定者同士で仲良くなっておかないと、入社後が辛いことは間違いないです。

 内定者懇談会に不参加という事態は避けるべきですし、 率先して遊びや飲み会を提案するべきです。

 内々定をもらったら、内定者懇談会から友達作りに励まなければならないのです。

 内定式では通常、内定者懇談会は行われません。 内定式からは、内定者が好きで集まる以外、入社式まで会うことはありません。 内定式は、入社までに他の内定者と仲良くなる最後のチャンスです。

 内定者が勝手に行う内定者懇談会は、内定式後に行われます。 内定式が終わってさっさと帰るのではなく、「飲みに行こうぜ!」の一言でも言えたらいいですね。

 ちなみに、内定者懇談会の服装スーツです。就活関係、入社関係はすべて服装はスーツです。 ただし内定者同士で独自にイベントを行う場合の服装は特にスーツである必要はありません。

 また、MY就活ネットでは「スムーズに社会人生活に移行するための内定後の過ごし方」も解説していますので、併せて参照してください。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ