就活に成功する人とは?|あっさり内定が取れるコツ
就活に成功し、あっさり内定が取れる人とは、どんな人でしょうか。うまくいく人の特徴をまとめましたので、ぜひ就活の参考にしてください。
この記事の要点
- 就活に成功するのは、ビジョンを持った人!
- 会社探しは、応募したい会社が70社見つかるまで!
- ESは事前に作成してストーリー化しておこう!
- 無駄な40年間を過ごさないため、今すぐ対策しよう!
目次
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成功する人の特徴
就活に成功する人の特徴には、次の3つがあります。
一方で、筆者の失敗体験を筆者の就活経験記|2013卒の大失敗!反面教師に使おうでまとめていますので、 併せてご覧いただくと「どうすればうまくいくか」の理解が一層進むと思います。
特徴1.就活の軸をしっかり考えた
就活は、ビジョンの一致が大前提!
就活は実は、夢がある人の勝ちです。 その夢を会社にぶつけ、「経営理念と一致している」と面接官に思わせた人が内定を獲得します。
「就職活動の軸」という言葉を聞いたことがあるかと思います。 これは「将来の夢」を就活用語風にかっこよく言い換えただけの言葉ですが、 ただこれを考えたかどうかが就活の成否を分けます。
というのも、あなたの目指す「大卒総合職」とは経営幹部候補生であり、 単なる労働者とは異なって会社全体を導く存在であることが期待されているからです。 人を引っ張り、自分事のようにビジネスに取り組むには強い信念が重要です。
就活はこれに沿った「『将来の夢』実現ストーリー」を組み立てて、夢に対する本気度をアピールするものです。 そして最終的に「私の夢は、貴社の経営理念と一致しています。だから私は貴社のビジネスに携わらなければなりません。」と結論付けると晴れて内定です。
この証拠はエントリーシートの構成に表れています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
実はエントリーシートは将来の夢に対する「過去・現在・未来」の三部作構成になっていて、 夢の本気度と、会社の経営理念との一致具合を確認できるように、どの会社でもこうなっているのです。
このことにいち早く気づいた就活生が成功を収め、遅れた就活生は余りものをすするということが毎年繰り返されています。 あなたは今このことを知りました。成功者になるまでもう一歩です。
特徴2.会社を大量に探した
選考中の会社がたくさんあると、心に余裕が生まれる!
就活に成功する人は、会社を大量に探しています。 「持ち駒」を増やすメリットは次の3点です。
- 内定をもらえる可能性が高まる
- 心の余裕ができる
- 就職してから後悔しない
就活はおよそ「20社受けて1~2社内定がもらえるかどうか」です。 会社探しを大量にやっていれば、それだけ応募できる会社も増えます。 単純に応募を増やせるから内定がもらえる可能性も高まるというわけです。
実はそれより「心の余裕ができる」ことのほうが重要です。
選考では思った以上に落とされます。何社も不合格が続くと「もう後がない」と不安になってくるわけです。 そんな時、持ち駒がたくさん残っていれば「まだ大丈夫」と気持ちを落ち着かせることができますね。
加えて「就職してから後悔しない」という効果もあります。 例年、転職希望者は800万人もおり、それだけ「新卒で選ぶ会社を間違えた」人がいるのです。 ですが、就活の段階で十分に会社探しをしておけば、そんな悩みを持つ必要もありません。
特徴3.ESを早期に完成させた
ESは、今のうちに完成させておこう!
エントリーシートの完成度は、書類選考だけでなく面接にも影響します。 そのため、ESを早期に作ってブラッシュアップを続けた人ほど、就活に成功します。
書類選考は思っている以上に落とされます。完成度が低いと、旧帝大でも当たり前に落ちます。 筆者の私も「大阪大学」出身でありながら半分以上落ちました。
ESの完成度が低くても運よく書類選考に通過できる場合があります。 ですが、それでセーフというわけではありません。結局面接で落とされるからです。
面接の質問はほとんどが「ESに沿った質問」です。 ESに書いた「ガクチカ」「志望動機」などを深掘りされるため、 完成度が低いとボロが出て不合格になってしまうわけです。
実は、ESは問われる内容がおよそ決まっているため、事前準備が可能です。 これに早期に取り組んで、提出までにブラッシュアップを続けたかどうかが、就活の成否を分けます。
成功者になる秘訣
就活に成功して、あっさり内定を取る秘訣は、次の3点です。
1.自己分析をする
ビジョンを持とう!
成功を収めるのに最重要なのが、「自己分析」です。
この言葉は実は、人生を振り返って将来の夢を発掘し、それに対する「過去・現在・未来」の取り組みを棚卸することを指しており、 つまりは「『将来の夢』実現ストーリー」をつくることを意味しています。
「将来の夢」と聞いて、少し引いてしまうかもしれません。 そんなたいそうな夢なんてない・・・とお悩みではありませんか?実はまったく大丈夫です。
ビジネスというものは往々にして「モテたい」から始まったものです。 産業革命から家電の発明、果てはホンダのスーパーカブだって「奥さんを楽にしてあげたい」から発明されたものです。 というと聴こえがいいですが、もっと言えば「女性の気を引きたかった」わけです。
「社会貢献がしたい」という人と「モテたい」という人、どっちが本気っぽいですか? ドロドロした人間らしい欲望のほうがよっぽど本気っぽいですよね。 会社が聞きたいのは「かっこつけた言葉」ではなく「ドロドロの本気の欲望」です。
あなたが人生をかけても惜しくないほどの真の願望を掘り当てるのが、自己分析でやることです。 それは「究極の『おいしい』を見つけたい」「時間を生み出したい」どころか、「ゴロゴロしていたい」「ゲームをしていたい」など怠惰なものでも構いません。 それをビジネスで実現すればいいからです。
簡単に思えてきましたよね。当たり前です。自分のドロドロの欲望なんですから、答えは最初からあるのです。 ただそれを言葉にして、会社の経営理念と結びつけるだけのことです。
この自己分析にいち早く取り組んだ人から就活の成功ルートに乗れます。
2.怒涛の会社探し
応募したい会社を70社見つけよう!
次に大切なのが、会社を探しまくることです。
今知っている会社を列挙してみてください。せいぜい20~30社しか思い浮かばないと思います。 それも、電力会社や家電メーカーなど日頃触れあっている会社群だと思います。 ビジネスに携わったことがないのですから、知らないのは仕方がありません。
ですが世の中には何万社もの会社があり、名前も知らないBtoB企業が実はビジネス界では超有名で、 就職してから後悔するということが、毎年のように起こっています。 というよりむしろ、日本企業はBtoBビジネスのほうが得意であり、消費者の知らないところで猛烈な活躍を見せています。
それを知らないまま終わるのはもったいないですよね。
例えば自己分析で「家でゴロゴロしていたい」という願望を発掘したとします。 ですが、電力会社や鉄道会社しか知らなければ、その願望をビジネスにつなげて考えることができません。
一方でファナックや安川電機、ナブテスコといったBtoBの電機メーカーを知っていれば、 「そうだ!なんでもかんでもロボットで自動化してやろう!」と夢をビジネスにつなげられるのです。
「どれだけ会社を知っているか」は応募して「持ち駒を増やす」点でも有利になりますし、 それだけ「願望にぴったり」な「自分に合った会社」を見つけ出すにも有利になるわけです。
しかし、無数にある会社をどう探せばいいかわかりませんよね。 そこでMY就活ネットでは以下の方法での会社探しをおすすめしています。
業界から探す
名前を知らない会社ほど、ライバルが少ない穴場!
まずは業界単位で「興味の湧きそうなビジネス」を探し、 有望な業界から「個別の会社を調べる」という手順をたどるのがおすすめです。
MY就活ネットでは独自の業界研究を多数公開しています。 これらの記事を参考に「この業界、おもしろそう!」を見つけて、知らなかった優良企業をたくさん知ってください。
スカウト型就活サイトを使う
会社に、向こうから来てもらう!
とはいえ、業界すら多すぎてとても個社を調べつくすなんて、時間的にも無理がありますよね。 なんといっても会社は無数にあります。自力で探すのはもちろんですが、 同時に会社があなたを探してくれたら、もっと効率よく会社を調べることができますよね。
そこでおすすめなのが、 「OfferBox」 です。
OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。
他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生24万人が利用(OfferBox 2024年卒利用実績データより)しています。
一流企業やベンチャー企業はもちろん、BtoBの隠れ優良企業など15,000社以上が利用しています。 すでに学部3年生(修士1年生)の受付も開始しており、早い段階なら採用枠がフルで空いています。
→「OfferBox」でスカウトをもらう
3.事前にエントリーシートを作ろう
ESをストーリー化しよう!
会社を探すと同時に、インターンシップに応募して可能な限り会社に接触することが必要です。 「夢を持った自分」をアピールして、人事に「有望な学生がいる!」と思ってもらうためです。 その応募書類を就活用語で「エントリーシート」と呼びます。
先ほども少し触れましたが、エントリーシートはどの会社も必ず以下の構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
これは「『将来の夢』実現ストーリー」を書いてほしいという会社からのメッセージです。 ストーリーを組み立て、ブラッシュアップを続けることでより完成度を高めることができ、 筋の通った内容にできれば人事が喜ぶというわけです。
普通の就活生はこれに気づくのが遅れ、各設問に独立して答えてしまい、「ストーリー」にできません。 そこであなたが「ストーリー」を意識して、早期に完成させてしまえば人事の目に輝いて映るのです。
インターンシップの応募段階で完成させている就活生は、まずいません。 今のうちにがっつり作りこんで、自分の存在をアピールしましょう。
特に「学生時代頑張ったこと」はなかなか書きにくいものです。なんだかたいそうなことを書かなきゃいけない気がしますよね。 海外留学だとか、部活での大活躍だとか、コンテストでの優勝だとか、実は素晴らしい実績は一切不要です。
むしろ「がんばって」すらいなくても平気です。というのも、本気の趣味は「がんばった」つもりなどないものだからです。 「対戦ゲームの練習」などは普通の人から見れば苦行ですが、やっている本人は楽しくてやっています。 「小説を書く」「プログラムを組む」「絵を描く」など、どんな趣味でも同じことです。
それら「やったこと」を「将来の夢」とつなげて考えれば、それはもうがんばったことになるのです。
このように、難しく考える必要はありません。なんといってもストーリーとして会社にぶつけるのですから、 人事にわかりやすい、響きやすい、人間らしいことのほうがむしろ良いです。
いかに夢をアツく語るか、それを大前提に書きあげていきましょう。
何のための就活か
40年を無駄にしないために、今やるべきこと!
最後に、将来の夢がなぜそんなに重要なのか、わかりやすく説明します。
それは、興味のないことに40年を費やすような、バカげた人生を防止するためです。
昭和の時代はそれでも働くことができました。仕事が簡単だったからです。 パソコンも携帯電話もない時代の仕事は、「頭脳」より「手を動かす」ほうが多かったのです。 新入社員の仕事は「棚から書類を探す」「紙に線を引いて便せんをつくる」でした。簡単でしょ?
ですが時代は移り変わり、「手を動かす仕事」はほとんどパソコンに取って代わられました。 要は40年間ずっと頭を使い続けるわけです。これってものすごくしんどいことです。
学校の勉強がしんどかった人は多いと思います。それは、興味がないことだからです。 ですが、「戦国時代が好き!」という人、「源氏物語が好き!」という人は、 言われなくても勝手に勉強していましたよね。
好きなことなら一生やっていても苦になりません。
嫌いな仕事に一生を費やしたら心を病んでしまいます。 ですが、好きな仕事を見つけられたら、一生遊んでいるようなものです。 そうなったらどれだけ幸せなことでしょう。
実際はそこまでドンピシャな仕事を見つけるのは困難です。 しかし、少なからず「興味関心」と一致する会社を見つけることができれば、 まったく興味がない場合に比べてかなりマシです。
人事もそれをよくわかっています。 それゆえ、「将来の夢」と「会社の経営理念・ビジョン・社風」がいかに一致しているかを重視するのです。 そしてこの採用方針は、孫子の兵法書にすら書かれているほど、2000年以上に渡る人事の常識です。
「くだらない人生を防止したら、人事にも気に入られる」のがこの「将来の夢」であり、 就活のためにも、あなた自身の人生のためにも、自己分析は絶対に欠かしてほしくないものです。
MY就活ネットではこのように、「間違った就活」や「失敗しないための対策」などを、 筆者自身の失敗経験を踏まえて解説しています。次の関連記事では、企業が水面下で行う優遇選考があることを前提に、 「いつ、何をすればいいか」についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
11月の今から最短で内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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