【ホンダの文系就活】難易度や志望動機など企業研究!
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
ホンダ(本田技研工業) | 非常に高い 4.4 / 5.0 |
売上高 | |
20兆4288億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
831万円 | 121日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:115人程度 技術系:575人程度 | 学部卒:251,000円 院卒:275,900円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:ホンダ|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
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ホンダの選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 一次面接
- グループディスカッション1回
- 最終面接
- 内々定
同社では、インターン参加者優遇の早期選考はありません。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →ホンダの採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 非常に高い |
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ホンダの就職難易度は非常に高いです。 採用倍率は文系で約60倍・理系で約10倍と考えられ、学歴フィルターは産近甲龍・日東駒専です。 採用大学のボリュームゾーンは旧帝一工・早慶ですが、日東駒専の採用も少なからずあります。
採用人数も多いですが、その分志望者も殺到します。 東大・京大出身のエリートと争うことになりますので、ESをしっかり作り込んでいきましょう。
インターン優遇 | なし |
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同社は、インターン参加者優遇の早期選考は実施していません。しかし、自動車メーカーは志望動機が作りにくい問題があります。 インターンに参加することで「実際に肌で感じた社風」を取り入れることができますから、ES作成で有利に立てます。 また、その活躍は必ず記録されていますので、志望度が高ければぜひ、参加しましょう。
ホンダに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
面接回数 | 3回 |
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ホンダの面接は、面接2回の間にグループディスカッション1回を挟み、計3回です。
GDのテーマは「ホンダの認知度をさらに高めるには」「新しく開発するクルマのコンセプト」といった事前準備の必要ないもので、正解も出ないものです。 GDでは「良い答えを出す」ことより「褒める」「全員を活躍させる」など「理想の上司」を振舞うことが重要です。 またリーダーシップを発揮するには、「役割を決めない」か「時計係」を選ぶのがおすすめです。
→【会話文付き】グループディスカッションのコツ|初めてでも安心!
面接では次のような質問がされます。
- 就職活動の軸
- 学生時代力を入れたこと
- (関連して)なぜそれに取り組んだのか
- (関連して)直面した困難と乗り越えた方法
- 志望動機
- 志望部署の仕事をどれくらい理解しているか
- 入社後挑戦したいこと
- 他社の選考状況
すべての質問に対し、内容を「就職活動の軸」で統一して臨みましょう。 例えば「価値創造で社会貢献がしたい」という軸であれば、「価値創造のために取り組んだガクチカ」 「価値創造を目指す社風だから(志望動機)」「入社後は(価値創造に関連した事業)に挑戦したい」といった具合です。
特に「クルマを作っているメーカー」というだけでなく「部署ごとにどんな役割を果たしているのか」という観点で、 企業理解を深めておく必要があります。採用サイトやインターンシップなどを活用し、 社員に質問するなどして「職場のイメージ」を固めておきましょう。
先にも触れましたが、自動車メーカーは志望動機のつくりにくい業界です。 「なぜホンダなのか」という定番質問に答えられるようにするには、「社風への共感」を理由にするのがおすすめです。 これに関しては志望動機の項目で例文付きで解説します。
エントリーシート
ES設問 | 4本 |
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ホンダのエントリーシートは、次の4本の設問が課されます。
- 学生時代最も情熱を注いで取り組んだこと・その理由
- 自分がやり遂げたこと・工夫やこだわり・学んだこと・今後どう活かすか
- 仕事をする上で大切にしたい価値観
- 大切にしたいことを踏まえ、何を実現したいか
1つ目・2つ目は「学生時代頑張ったこと」を書くものです。 詳しい書き方はリンク先の記事で解説していますが、通常ガクチカに入れるべき要素を列挙してあるだけなので、 予め用意しておけば特に困る箇所はありません。
2つ目は「就職活動の軸」を答えるものです。 上述の通り、「ガクチカ」「志望動機」「入社後挑戦したいこと」と矛盾しないように注意しましょう。
3つ目は「この会社に入って挑戦したいこと」を書くものです。 結論は「軸の実現」になりますが、志望職種に応じた内容を書く必要があります。 およそ書きやすいのは「営業」になると思います。
以上のように、ESはすべての項目を「就職活動の軸」で統一することで、話に一貫性が生まれます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 そのやり方は「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で詳しく解説しています。
志望動機
貴社の社風に共感しました!
ホンダの志望動機について、例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。
例文
私が貴社を志望する理由は、ビジネスアップデート資料で掲げられている「新たな価値の創造に向けて」という取り組みに強く共感したからです。 常に挑戦し続け、新しい価値を提供する姿勢は、私が理想とする企業文化そのものです。
私は学生時代にゲーム制作に取り組んできました。 ゼロから企画を立ち上げ、デザイン、プログラミング、ユーザー体験の設計まで一貫して手掛けることで、新しいエンターテイメントを創り出す喜びと難しさを経験しました。 この過程で得た、既存の枠にとらわれず新たな価値を追求する姿勢は、貴社が目指す方向性と重なると感じています。
ホンダが掲げる「新たな価値の創造に向けて」の取り組みは、単なる技術革新に留まらず、人々の生活や社会全体に新しい可能性をもたらす挑戦だと理解しています。 私のゲーム制作経験で培った創造的な発想力や、ユーザー視点でのものづくりは、貴社のプロダクトやサービス開発において新しい付加価値を提供できると考えています。 特に、次世代のモビリティ体験やデジタルサービスの向上に貢献したいと考えています。
ホンダの一員として、ゲーム制作の経験を活かし、これからの時代に求められる新しい価値を共に創り上げていきたいと強く願っています。
解説
この例文では、中期経営計画に該当する「ビジネスアップデート」の資料を読み、「新しい価値を提供する社風」があると考えました。 同社は実際に、EVシフトの他にソフトウェア強化を打ち出す他、AI・合成燃料・電池のリサイクル・核融合発電など、さまざまな新技術に出資してきました。 それへの「共感」を根拠づけるために、自身のゲーム制作の経験をもって「創造力」「発想力」をアピールしています。
このように「社風への共感」を結論にすることによって、同社専用の志望動機が出来上がります。 そのためには「就職活動の軸」を前提として、ガクチカ・強み弱みなどESの内容を一連のストーリーに仕上げる必要があります。
まだこれらのエピソードが用意できていない場合、まず自己分析から始めましょう。
「ワンキャリア」という就活サイトでは、ホンダ(本田技研工業)に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
強み・特徴
強み | 価値創造の熱意 |
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ホンダの強み・特徴は、価値創造への熱意が強いことです。
同社は経営理念に「クルマやバイクづくりを通じて社会に『喜び』を提供すること」と掲げているように、 かつてより「走る喜び」を重視してきました。「クルマの趣味性」に目を付けた商品開発をし、 ユーザー体験を意識したビジネス展開をしています。
同社ではスタートアップ企業との協業を行う「オープンイノベーション」に取り組んだり、 「新事業創出プログラム」ですでに「Ashirase(あしらせ)」という会社を社内起業しているなど、 イノベーションへの熱意があります。
「ワクワクすること」に取り組む同社の姿勢は、クルマに応用できる新技術が生まれる可能性があるのに加え、 「ホンダというブランド」を強化することにも一役買っています。
このように「ユーザー体験」や「ブランド価値」を高め続けている同社は、 自動車では国内2位・世界8位につける同社ですが、二輪車では世界シェア30%超と堂々の首位です。
弱み
弱み | ソフトウェア取り組み遅れ |
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ホンダの弱みは、ソフトウェア開発の取り組みの遅れです。
スマートフォンがこの世に登場したころから、「自動車もいずれスマホになる」と言われ続けていました。 しかし、電気自動車(EV)の脅威が実際に迫ってくるまで、「ソフトウェアのもたらすユーザー体験」を軽視してきた経緯があります。 簡単に言えば、「グーグルやアップルが参入する可能性」に気づいて初めてソフトウェアへの取り組みを始めたというわけです。
「ユーザー体験の軽視」「ソフトウェアの軽視」で崩れ去った日本の産業としては「家電」「パソコン・スマートフォン」などが挙げられます。 危うくクルマも同じ末路をたどるところだったのですが、近年ではホンダもソフトウェア人材の採用などで、危機を乗り越えようとしています。
「オープンイノベーション」や「新事業創造」の取り組みの他に、 さまざまなスタートアップ支援を通じて「ユーザー体験」につながる新技術・新発想を取り入れられるとよいですね。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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