【ソニーへの就活】志望動機やES・面接対策を解説!
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
ソニー | 極めて高い 5.0 / 5.0 |
売上高 | |
13兆207億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
1113万円 | 126日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:100人程度 技術系:350人程度 | 学部卒:275,000円 院卒:305,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:ソニー|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
---|
ソニーの選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 内々定
上記は文系のフローですが、理系の場合はリクルーター面接の後に面接が2回というフローになります。
インターン参加者向けの早期選考やリクルーター面接などはありません。 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →ソニーの採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 極めて高い |
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ソニーの就職難易度は極めて高いです。 採用倍率は文系約99倍・理系約31倍で、学歴フィルターはMARCH・関関同立以上と考えられます。 採用大学は次の表の通りです。
旧帝一工 | 211人 |
---|---|
早慶 | 85人 |
難関国公立 | 50人 |
難関私立 | 97人 |
同社は応募者数を公表していませんが、富士通の採用データ(リクナビプレエントリー数3万人・文系応募者2800人・理系3800人)から倍率を推測しています。
採用人数が450人ほどと多いものの、応募者も非常に多いです。 特に東大・京大をはじめとした旧帝一工が採用のボリュームゾーンであることからも、就職は非常に難しいと言えます。
インターン優遇 | なし |
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同社ではインターンシップ参加者向けの優遇選考などは、表向きは行っていません。 ですが、会社理解に役立つ上に「裏で評価シートを書いている」のはどの会社でも暗黙の了解です。 志望度が高ければ必ず参加しておきたいですね。
面接
面接回数 | 3回 |
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ソニーの面接は3回実施されます。質問内容は次の通りです。
- 就職活動の軸
- ソニーで興味のある製品やサービス
- 学生時代力を入れたこと
- 英語はどれくらい使えるか
- 志望動機
- 入社後挑戦したいこと
「就職活動の軸」とは言い換えれば「将来の夢・目標」のことですが、例えば「価値創造で社会貢献がしたい」といったものです。 面接の回答やESの内容をすべて「就職活動の軸」で統一することで、話に一貫性が生まれます。
特に「学生時代頑張ったこと」の深掘りが多いです。 「直面した困難と乗り越えた方法」「リーダーシップ経験」「なぜその取り組みをしたか」など、 想定されうる質問には予め準備しておきましょう。
「なぜ」に当たるのが「就職活動の軸」であり、 ここがつながるように答えられないと「軸とガクチカの関連性がない」と指摘を受けることになります。
「この会社に入って挑戦したいこと」は「軸の実現」を結論にします。 上記の例では「VR技術でバーチャル出勤が当たり前の社会をつくり、家族と過ごす時間を増やすような価値創造がしたい」というような回答になります。
また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。
エントリーシート
ES設問 | 4本 |
---|
ソニーのエントリーシートは、次の4本の設問が課されます。
- 選択した領域で注目している製品・サービスとその理由
- 学問で最も力を入れて学んでいるテーマ
- 希望コースで取り組みたいこと
- 学生時代頑張ったこと(きっかけ・設定したゴール・体制や役割・こだわり・結果と学んだこと・それをどう活かすか)
ガクチカではカッコ内の要素をすべて取り入れる必要があります。 詳しくは次の関連記事で解説していますが、リーダーシップ経験を求められていると思ってください。 役割がリーダーでなかったとしても、「みんなを導いたエピソード」が必要になります。
→【学生時代頑張ったこと】どんなネタでも人事の心を打つ書き方
「希望コースで取り組みたいこと」は「面接」の項目でも触れましたが、結論は「軸の実現」です。 同様にESも「就職活動の軸」で統一し、「注目している製品・サービス」も同じコースと関連のあるものを選びます。
以上のように、ESや面接での回答はすべて「就職活動の軸」で統一することで、話に一貫性が生まれます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 そのやり方は「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で詳しく解説しています。
志望動機
ポイント | 社風への共感 |
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ソニーの志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
例文
私が貴社を志望する理由は、貴社の経営理念である「テクノロジー・コンテンツ・サービスを通じて『感動』の開拓者になる」に深く共感したからです。
学生時代、私はゲーム制作プロジェクトに取り組み、企画立案からデザイン、プログラミングまで幅広く担当しました。 プレイヤーに「感動」を与えることを目標に、直感的な操作性や美しいビジュアル、引き込まれるストーリー設計に注力しました。 この経験を通じて、人々の心に残る体験を創り出すことのやりがいや意義を実感しました。
貴社は、エンターテインメントとテクノロジーを融合させることで、世界中の人々に感動を届け続けており、その姿勢に強く惹かれています。 特に、ゲーム分野では最先端の技術と独創的なコンテンツを組み合わせ、業界をリードしている点に魅力を感じます。 これらの取り組みは、私が目指す「感動を創造する」という価値観と一致しています。
私は、ゲーム制作で培った創造力や課題解決力を活かし、貴社が提供するテクノロジーやコンテンツを通じて、世界中の人々に新たな感動を届けたいと考えています。 そして、「感動の開拓者」としての貴社の一員として挑戦し続けたいです。
解説
この例文では「経営理念への共感」を結論として、自身の「ゲーム制作の経験」を使用してその説得力を高めています。 同社は「感動」がキーワードになっており、陶芸・木工・プラモデルその他「創作」に関するガクチカを書き、 感動を生み出す工夫を頑張った経験を交えるとよいでしょう。
加えて採用倍率の高い同社ではインターンシップへの参加がほぼ必須と言え、 社員とコミュニケーションを取って「実際に肌で感じた社風」を志望動機に盛り込み、説得力をさらに高める必要があります。
このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」が密接不可分です。 まだこれらエピソードの用意が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
「ワンキャリア」という就活サイトでは、ソニーに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
文系の役割
ソニーでの文系の役割は、マーケティングです。
顧客が深層心理で「本当にほしいもの」を探り、それをゲーム・音楽・映画などの分野で実現します。
例えばかつて同社が発売した「トランジスタラジオ」では、「真空管ラジオがデカすぎる」という誰も気づいていなかった困りごとに対応し、イノベーションを起こしました。 また「ウォークマン」は「ラジカセをかついで歩く若者」を見て「音楽を持ち運びたいんだ」と解釈したことで生まれたイノベーションです。
以上のような役割を前提として、文系の自己PRでは次のようなアピールをするとよいでしょう。
- 創造力
- 課題解決力
- 読解力
- 応用力
ソニーの強み
強み | 感動を開拓する社風 |
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ソニーの強みは、感動を開拓する社風です。
同社はかつて大赤字を計上して以来、「感動」をテーマに改革を断行しました。 「ハードからソフトへ」の事業転換を果たし、現在では音楽・ゲーム・映画の「エンターテイメント分野」で大きく成長を遂げました。
同社の主要な事業は、次の3つに分類されます。
エンターテイメント | 音楽・ゲーム・映画 |
---|---|
エレクトロニクス | 半導体部品(イメージセンサー) |
金融 | 銀行業・生命保険業・損害保険業 |
これらの事業が全体的に好調で、営業利益率は9~12%(上場企業平均は7%)と、儲かっている会社だと言えます。 特に10兆円企業でこの利益率は珍しく、日本屈指の勝ち組企業だと言えます。
弱み
ソニーの弱みは、現在ではほとんど解消されました。
BtoCビジネスは気まぐれな消費者に振り回されるため、不安定です。 未だスマートフォンはアップルのシェアを打ち崩せていませんが、「性能」「品質」だけでは勝てないのがこの分野です。
ですが、同社は経営理念に立ち返って、現在では「感動」をテーマに事業を行っています。 ブランド価値を高めていく方針は、不安定なBtoCビジネスでも順調に成長を続けられるでしょう。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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