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ディスコの就職難易度|選考フロー・志望動機・強みを解説!

 ディスコの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名就職難易度
ディスコ穴場

2.0 / 5.0
売上高
3075億円
平均年収年間休日
1716万円126日
採用人数初任給
事務系:40人程度
技術系:40人程度
学部卒:369,900円
院卒:383,420円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:ディスコ|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始12月

 ディスコの選考フローは次の通りで、12月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. グループディスカッション1回
  3. 面接3回
  4. 内々定

 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →ディスコの採用ページ

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

就職難易度穴場

 ディスコ就職難易度穴場です。 機械メーカーはそもそも知名度が低く、特に事務系総合職では狙っている人が少ない事情があります。 また名だたる大企業に比べて企業規模が小さい点からも人気が高い企業ではありません。

 しかし、将来性や年収に「企業規模」は関係ありませんし、一般消費者の知名度も関係ありません。 半導体業界ではディスコの知名度は非常に高いですし、それを担保する技術力も社内制度もあります。

 実は給料が高く、効率的に働けば効率的なほど自分がもうかる会社であることもあまり知られていません。 隠れ優良企業の記事でも紹介していますが、ディスコもライバルは少なく、 早期に接触すればかなり有利に就活を進めることができます。

 ディスコに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

海外経験がない!|帰国子女が有利なの?

 

面接

面接回数4回

 ディスコの面接は、グループディスカッション1回の後、一次面接・二次面接・最終面接を経て内々定です。 つまり、GDを含めて面接は4回です。

 エントリーシートの提出が早かった人から順番に随時行われ、結果は1週間程度で通知されます。 面接内容は通常のもので、「学生時代頑張ったこと」の掘り下げと、「志望動機」が問われます。 ESを提出済みであっても、「いじわるな面接官」を想定して自問自答を繰り返し、ブラッシュアップしなおすことが合格のコツです。

 また、同社はリクルーター面接は実施していないものの、ES提出が大学3年生の12月からと非常に早いです。 夏から冬にかけてインターンシップを開催しているので、志望動機のネタ作りの他、 選考開始の情報を見逃さないためにも参加しておきましょう。

 また、面接のコツ・立ち振る舞い方・うまい回答方法などを次の関連記事で解説していますので、ぜひ併せて参照してください。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

ES設問3本

 ディスコへのエントリーシートは、次の3本の設問が課されます。

 「自己PR」は「長所とそれを裏付けるエピソード」を書くものです。 「就職活動の軸」を前提に、「軸の実現に役立つ長所」を選びます。 エピソードは「ガクチカ」を参照するとよいでしょう。私の場合「価値創造で社会貢献がしたい」という軸を設定し、「アイデア出しが得意なところ」をアピールします。

 「なりたい自分像」は「この会社に入って挑戦したいこと」と関連します。 「グローバルに知られるアイデアマンになりたい」というような夢をゴールとし、 それに必要な能力・経験を同社のどの部署・職種で身につけていくかを答えましょう。

 「志望動機」については次の項目で例文付きで解説しますが、 「就職活動の軸」「学生時代頑張ったこと」「なぜこの会社を選んだのか」が一連のストーリーになるように仕上げるのがコツです。

 以上のように、回答を「就職活動の軸」で統一することで、話に一貫性が生まれます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 そのやり方は「【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!」の記事で詳しく解説しています。

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 ディスコの志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。

例文

 私がディスコを志望する理由は、貴社が半導体製造装置業界で世界トップクラスの技術力を持ち、常に新たな価値を創造し続けている点に強く共感したからです。

 私はこれまで、ゲーム制作を通じて創造力や問題解決能力を培ってきました。 ゲーム制作では、ユーザーが求める新しい体験を創り出すため、コンセプトの企画から開発、問題解決まで一貫して取り組む必要があります。 この経験を通じて、物事を多角的に考え、最適な解決策を導き出す力を身につけました。

 貴社のように、最先端の技術を駆使して新たな価値を創造する企業では、創造力と問題解決能力が重要だと考えています。 私は、これまでの経験を活かし、貴社の製品開発や事業推進に貢献することで、新たな価値を提供し、社会に貢献したいと強く思っています。

 貴社の一員として、半導体製造装置の分野で新しい価値を創造し続けることに挑戦し、世界中のお客様に貢献することを目指しています。

 

解説

 この例文では、同社に「新たな価値創造を続ける社風」があることに着目し、自身の「ゲーム制作の経験」をもとに「共感した」と結論付けています。 同社では高付加価値の製品を主力としていますから、「創造力」「問題解決力」などがキーワードとして使えます。

 このようにESは志望動機に至るまですべて就職活動の軸に沿ったストーリーにすることが重要です。 「ガクチカ」を参照することで話に一貫性が生まれ、「価値創造のために生きてきた人間」だと説明することができます。 まだこれらエピソードの準備が済んでいない場合、まず自己分析から始めましょう。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

 また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。

【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、ディスコに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアで合格エントリーシートを読む

 

ディスコの強み・特徴

強み切削研磨で世界首位

 ディスコの強み・特徴は、半導体製造装置の切削研磨の分野で世界首位であるところです。

 ディスコは「半導体製造装置」に分類され、シリコンなどの素材を「切る」「削る」「磨く」といった加工機械をつくる会社です。 完全にBtoBビジネスなので一般消費者の知名度はありませんが、非常に高度な「精密技術」があり、 またディスコには技術力がブラッシュアップされる仕組みがあります。

 ディスコは「シリコンウエハー」をつくるための機械を製造しています。 シリコンウエハーとはシリコンの塊を厚さ1mm程度の薄い円盤状に切断したものですが、 ICチップの重要な素材であり、非常に高度な精密性が求められます

 シリコンウエハーは少しの凸凹も許されず、ズレやゴミの付着もあってはなりません。 ICチップの性能はシリコンウエハーで決まるといっても過言ではないということです。

 1937年に研石メーカーとして創業したディスコは、現在ではシリコンウエハーの「切る」「削る」「磨く」という分野で世界トップシェアを誇り、 IoT、AI、自動化の時代を支えている企業です。

 

ディスコの年収と将来性の高さの秘密

 頑張った分は社員のもの!独自の社内通貨制度

 この高い年収と高い将来性を実現する仕組みがディスコにはあります。 これは、社内通貨の「ウィル」という仕組みに秘密があります。

 ディスコでは仕事単位で「ウィル」という報酬がもらえます。京セラのアメーバ経営のように、 仕事1つ1つに値段を決めて、コスト意識を高めて効率的な経営をします。 しかし、ディスコではこれにとどまりません。

 稼いだウィルを使って、「仕事オークション」で他部署の仕事を落札することができます。 配属された部署に縛られずに「やりたい仕事」を選ぶことができ、より効率的に仕事をしたり、能力を発揮したりすることで、 次の仕事の依頼につながります。

 オークションでは「フリー」という仕事すらあり、「フリー」を落札すれば、 誰の依頼でもなく自分で見つけた「やりたい仕事」ができ、誰からも文句を言われないシステムすらあります。

 また、新規事業や新しい技術の開発がしたい人にウィルを拠出し、 成功したら配当がもらえるという「社内投資」の仕組みもあり、技術力を進化させ、ウィルも稼げるようになっています。

 こうして稼いだウィルがボーナスに上乗せ支給されるのが社員にとって最大のメリットです。 就職四季報によればディスコのボーナスは過去10年平均13.76ヶ月分と、ありえない高さです(2023年度は19.86ヶ月分)。 自動車メーカーでも年間6.5ヶ月分ですから、ディスコのボーナスがいかに高いかがわかりますね。

 平均年収は1716万円にものぼり、メーカーでは群を抜いた年収の高さが実現されています。

 「コスト削減」や「効率的な仕事」を求める会社は無数にありますが、「削減した分」を社員に還元する会社はほとんどありません。 残業を減らせば収入が減り、効率的に働けばどんどん仕事が降ってきて給料は変わらない…というのが、 日本企業の生産性の低さの原因です。「ダラダラ働くほうが得」なのですから当然ですよね、

 ですが、ディスコでは仕事単位で報酬がもらえますので効率的に働けば効率的なほど自分がもうかるシステムで、 「ボーナスが増えるので頑張る→顧客からの信頼も得られる→会社も儲かる→ボーナスが増える」という好循環を生み出しています。

参考:ディスコで年収4500万円の社員が誕生する秘密|ディスコ

 

主要取引先

 ディスコの主要取引先は、インテル・サムスン電子・TSMCなどの半導体メーカーです。

 スマートフォンやパソコンのCPUやメモリ、家電や産業用機械のICチップを製造する会社に、ディスコがその製造装置を納品します。 半導体メーカーが市況の影響を受けやすく、スマートフォンやパソコンの売り上げに左右されやすい一方で、 ディスコは別の半導体メーカーに販売すればいいだけなので比較的経営が安定しています。

 その証拠に以前、iPhoneXの減産が報じられて部品メーカーが軒並み株価を下げた一方で、 ディスコなどの半導体製造装置メーカーは好調そのものでした。

 

競合他社

 ディスコの競合他社は、不二越です。 企業規模では不二越のほうが大きいのですが、不二越は事業が幅広く、シリコンウエハー加工機械は子会社の一部門に過ぎません。

 同業他社では他に東京エレクトロンが非常に強力な存在ですが、 こちらも得意分野が異なり、切削研磨はディスコが世界首位です。

 そのためシリコンウエハー加工機械ではディスコが最大で、 また社内通貨「ウィル」の制度もあり、この分野ではディスコのほうが有望でしょう。

 よく「半導体メーカー」や「シリコンウエハーメーカー」と混同してしまいがちですが、 半導体メーカーのインテルや東芝メモリ、サムスン電子、シリコンウエハーメーカーの信越化学工業、SUMCOなどはお客さんです。

 またシリコンウエハーの研磨や切断を請け負う会社も多いですが、ディスコは自社で研磨や切断をするのではなく、 その装置を販売するメーカーですから、やはり「請け負う会社」もお客さんです。

 この意味で競合は非常に少ないニッチ分野だということができます。

 

弱み

弱み新たな加工技術の登場

 ディスコの弱みは、特筆すべきものはありません。

 半導体メーカーや電子部品メーカーが顧客ですので、それらの企業の業績によって売上が減少する可能性がありますが、 極端な話、アップルがだめならサムスンに売ればいいわけで、一般消費者を対象にしたBtoCビジネスに比べ、 ディスコの売上はかなり安定して右肩上がりで成長しています。

 また、ディスコの有価証券報告書によれば「『精密ダイヤモンド研石』に代わる加工技術が誕生するリスク」が挙げられていますが、 その対策もとっており、レーザソーという別の技術も製品化しています。

 社内通貨「ウィル」制度によって日々技術を進歩させており、異なる技術でも「ウィル」の社内投資を集められたら研究を進めることができます。

 「CDが売れなくなるから音楽プレーヤーのデジタル化はダメだ!」のような事態は起こらず、 新技術にも対応するどころか新技術をつくってしまうことすらありえます。

 特にディスコはビジネスの目的を「精密ダイヤモンド研石」にこだわっておらず、 「切る」「削る」「磨く」を本質としているところに何よりの証拠があります。

機械メーカーがすごすぎる!49社の業界研究・志望動機・平均年収

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同業他社の企業研究を見る

 

ディスコのような優良企業に内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

 MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。

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 もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。

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早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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