【勝ち組】大同特殊鋼の就職難易度|志望動機など選考対策
大同特殊鋼の就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
大同特殊鋼 | 穴場 1.2 / 5.0 |
売上高 | |
5785億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
934万円 | 126日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:16名程度 技術系:20名程度 | 学部卒:242,000円 院卒:267,000円 |
参照:大同特殊鋼|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
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大同特殊鋼の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 面接3回
- 内々定
ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →大同特殊鋼の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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大同特殊鋼の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系約28倍・理系約6倍で、ES通過率は100%です。全通のため学歴フィルターはありません。 採用大学は次の通りです。
文系 | 京大・名古屋大・明治大・関西大・同志社大・関西学院大・南山大・新潟大・愛知大 |
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理系 | 北海道大・東北大・九州大・早稲田大・名古屋工業大・富山大・三重大・岐阜大・福岡大・名城大・豊田工大 |
三大高炉メーカー(日本製鉄・JFEスチール・神戸製鋼所)に比べて就職人気が低く、 応募者は文系で450人・理系で120人しかいません。
ですが、同社は特殊鋼特化の企業としては世界大手であり、就職四季報によると30歳総合職平均年収が676万円あります。 ボーナスは年間363万円(平均)出ており、7~9ヶ月分出ていると考えられます。大手メーカー並みの待遇があることから、就職できれば勝ち組です。
インターン優遇 | あり |
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インターン優遇の早期選考があります。その場合、選考開始が2月に前倒しされ、一次面接が免除になります。 また、会社理解・仕事理解を進めて「社風」を感じることで、志望動機に説得力を出すことができます。 選考を有利に進めるため、ぜひインターンに参加しましょう。
面接
面接回数 | 3回 |
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大同特殊鋼の面接は3回実施され、質問内容は次の通りです。
- 学生時代に力を入れたこと
- (関連して)チームの中での自分の役割
- (関連して)苦労したことと解決法
- なぜ大同特殊鋼を選ぶのか
- 興味のある職種・キャリアプラン
- 海外と関わる仕事への意欲
- 逆質問
質問内容はESに沿ったもので、イレギュラーな質問はあまりありません。 ただしガクチカでは「チームで取り組んだ経験」を問われますので、予めESにその要素を盛り込んでおきましょう。
同社ではリクルーター面接は実施されていませんが、逆質問の時間が取られます。 次の関連記事を参考に社風の確認をし、志望動機の補強に利用しましょう。
→リクルーター面接は選考関係ある!|逆質問リストと聞かれること
エントリーシート
ES設問 | 5本 |
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大同特殊鋼のエントリーシートは、次の5本の設問が課されます。
- 学業で力を入れたこと
- 学業以外で力を入れ、得るものが多かったこと
- 友人からどのような人だと言われるか
- 自身の強みや魅力について
- 希望職種や仕事で実現したい夢
同社はESが全通ですが、面接のネタになるため一貫性ある回答をする必要があります。 具体的には「社風に一致した就職活動の軸」を設定し、各項目を「軸の実現のため」という観点で統一します。 例えば私の場合、次のように書きます。
就職活動の軸 | 価値創造での社会貢献がしたい。 →【就活の軸は将来の夢】説得力ある例文と考え方を解説 |
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学業のガクチカ | マーケティングを学ぶため他学部のゼミに入れてもらった経験 「単位取得」などではなく自らの思いつきで取り組んだことを書く |
学業以外 | サークルでのゲーム制作の経験。創造力や課題解決力を身につけ、意見対立の解消などリーダーシップを実践できた経験を書く。 →【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応! |
周囲の評価 | バイタリティがあると言われる。 「価値創造」に関わる評価を選ぶ。 |
自身の強み | アイデア出しが得意なところ。 →自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説! |
実現したい夢 | 特殊鋼営業。建設や自動車で求められる潜在ニーズを探り、安全性の高い都市空間という価値創造を実現したい。 →【例文】会社に入って挑戦したいこと|人事が喜ぶ書き方! |
以上のように、回答を統一することでES全体に説得力を出すことができます。 この書き方をMY就活ネットでは「ESのストーリー化」と呼んでいますが、その方法については次の関連記事で解説しています。
→【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
大同特殊鋼の志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。
例文
私が貴社を志望する理由は、貴社が「付加価値の創出」を重視し、特殊鋼という分野で高品質な製品とサービスを提供し続けている点に強く共感したからです。 貴社は、単なる素材提供にとどまらず、用途に応じた最適なソリューションを提案し、顧客のニーズに応じた付加価値を創出することに取り組んでおり、その姿勢に魅力を感じました。
私は学生時代にゲーム制作に取り組み、ユーザーの求める体験を形にすることを意識して開発を行ってきました。 単に技術を駆使するだけでなく、「どのような価値を提供できるか」を常に考え、試行錯誤を繰り返しました。 この経験を通じて、価値創造の重要性を学び、より良いものを生み出すためには柔軟な発想と挑戦を続ける姿勢が不可欠であると実感しました。
貴社の特殊鋼事業は、社会の幅広い分野に貢献しており、高付加価値な素材の提供を通じて社会を支えるという点に大きな魅力を感じています。 私もこの環境で、自身の創造力と問題解決力を活かし、お客様のニーズに応じた新たな価値を提供する仕事に携わりたいと考えています。
解説
この例文では「付加価値の創出を目指す社風への共感」を結論とし、「価値創造に対する熱意」の根拠として「ゲーム制作の経験」を使用しています。 同社は高炉メーカーと異なり、特殊鋼特化の企業です。「社会インフラを支える」ことも重要ですが、 「新たな価値の創造」に注目したほうが、より同社の事業内容に沿った回答になります。
このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 もしまだエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、「メーカーという業界」を志望する理由についても問われる場合があります。 こちらも準備をしていないと、とっさに答えるのが難しいですから、次の関連記事をご覧ください。
「ワンキャリア」という就活サイトでは、大同特殊鋼に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
大同特殊鋼の強み・特徴
強み | 特殊鋼で世界最大規模 |
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大同特殊鋼の強みは、特殊鋼メーカーとして世界最大規模を誇る点です。
特殊鋼とは、鋼材にニッケルやマンガンなど成分調整を施すことで「鉄なのに錆びにくい」「軽いのに高強度」といった特徴を出した鋼材のことです。 普通鋼に比べて研究開発力・高度な技術力が必要なため、高く売れるという商品です。
同社は「儲かる特殊鋼」に特化した企業で、営業利益率は7.3%と鉄鋼メーカーではトップクラスの利益率を誇ります。
主力は自動車向けですが、モーター用磁石・センサーなどの機能材料・部品、 半導体製造装置向けステンレスなど将来性の高い商品群も備えており、今後のさらなる成長が期待できます。
また、同社は「電炉メーカー」とも呼ばれ、 「鉄スクラップを溶かして鋼材を製造すること(リサイクル鉄)」「高炉と異なりコークスを使用しないこと(CO2排出が少ない)」から環境に優しい面があります。 近年では高炉メーカーも電炉に切り替える動きが見られることからも、時代に合った事業内容だと言えます。
競合他社
大同特殊鋼の競合他社は、次の7社が挙げられます。
ただし、同社は特殊鋼メーカーであり、開発した鋼材は特許権で守られるため商品レベルでは競合しません。 主に自動車向けの開発競争となり、日本製鉄やJFEスチールなど「研究開発費を投入できる企業」がライバルとなります。
また、プロテリアルは高機能材料に強く、自動車向け・半導体向け製品を多数持っています。 大同特殊鋼の機能材料部門と競合しますので、「同業他社との比較」では必ずチェックしておきましょう。
→鉄鋼業界への就職19社|オワコン?将来性や志望動機などの業界研究
弱み
弱み | 鉄スクラップ価格 |
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大同特殊鋼の弱みは、鉄スクラップ価格の高騰です。
鉄スクラップとは、簡単に言えば「鉄のごみ」のことで、同社を含めた電炉メーカーはこれを材料に鋼材を製造します。 その価格は現在、高止まりの状況にあり、原料の価格が高騰しているということです。 原因は「脱炭素化によるリサイクル鉄の需要拡大」にあり、もはや元には戻らないと考えられます。
ですが、同社は鉄スクラップ価格が安かったころから利益率が伸び続けており、
原料価格を販売価格に転嫁できていると考えられます。
このような対応ができるのも特殊鋼ならではのメリットです。
→MY企業研究に戻る
同業他社の企業研究を見る
- UACJの企業研究(売上高:8927億円、平均年収:882万円、年間休日:121日)
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- 三井金属鉱業の企業研究(売上高:6469億円、平均年収:983万円、年間休日:124日)
- 大同特殊鋼の企業研究(売上高:5785億円、平均年収:934万円、年間休日:126日)
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- JX金属の企業研究(売上高:1兆5131億円、平均年収:936万円、年間休日:122日)
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- 住友金属鉱山の企業研究(売上高:1兆4453億円、平均年収:1084万円、年間休日:125日)
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大同特殊鋼のような優良企業に内定をもらうには?
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まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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