【就活】双日の就職難易度|志望動機や内定への選考情報!
双日の就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 双日 |
---|---|
就職難易度 | 極めて高い |
売上高 | 2兆4146億円 |
採用人数 | 100名程度(総合職) |
初任給 | 学部卒:305,000円 院卒:340,000円 |
平均年収 | 1247万円 |
年間休日 | 日数言及なし |
経営理念 | 誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造 |
参照:双日|有価証券報告書(売上高・平均年収)
参照:双日|募集要項(初任給・年間休日)
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就活情報・選考の流れ
双日の選考フローは、3月にES提出・WEBテストを受験して、4月から3回の面接というプロセスを経て内定へ至ります。 またインターンシップ参加者向けにリクルーター面接を実施していますので、志望度が高ければインターンへの参加は必須です。
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度は、極めて高い!
双日の就職難易度は、極めて高いです。 大人気の総合商社であり、給料が高いなど待遇面も優れるため高学歴ハイスペックな就活生の応募が殺到するためです。
採用大学は東大・京大をはじめとした旧帝大・有名私大・海外大学で占められ、 かつ内定者のスペックは留学経験・起業経験(NPO法人・会社)もある「バイタリティのある学生」ばかりです。
こういった学生ですらインターンシップで活躍しなければ、なかなか選考本番にも進むことができません。 学歴フィルターは「MARCH以上」だと思っておきましょう。
必ずしもそのような華々しい経験が必要というわけではありませんが、 経営者として必須の「洞察力」「創造力」「行動力」が必要です。 OB訪問をするかどうかで悩むようでは、まず内定は無理でしょう。
ただし、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、 留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。
双日に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
インターンからのリクルーターが有利!
双日の面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。
また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。
同社では、インターンシップ参加者を対象にリクルーター面接を行っています。 この早期選考ルートに乗れて、早ければ3月中に内定が出ます。双日への内定を目指す場合は、インターンシップには必ず参加しましょう。
一方で早期選考に漏れた場合は3月中にエントリーシートを提出し、 4月の中旬ごろから選考が始まり、一次面接が開始されます。
面接は3回行われ、雰囲気は終始和やかなようです。 ですが、なぜ総合商社なのか、なぜ双日なのかは必ず問われますので準備しておきましょう。
面接の内容は基本的にエントリーシートの内容に沿ったものです。 学生時代頑張ったことやなぜこの会社を選んだのかですね。 幸いにもエントリーシートにかける時間はリクルーター面接がない分、余裕がありますからしっかり練りこんでいきましょう。
エントリーシート
「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!
双日へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。
ESのお題は「人生で最も力を注いだこととその理由」「人生最大の困難や挫折とそれをどう乗り越えたか」 「将来の夢と、それをどう双日で成し遂げるか」「自分らしさを表す写真とその説明」の4本です。
実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。
同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。
ですから、採用ページのプロジェクトや社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。
同社ESの場合、1~2つ目は「学生時代頑張ったこと」、 3つ目は「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」ですね。 特に「なぜ総合商社なのか」「なぜ双日なのか」は面接でも突っ込んで問われます。
総合商社は基本的にどこも同じ事業を行っていて、細かい違いで志望動機をつくるのは無理があります。 そこで、経営理念・ビジョン・社風を理由にするのが一番です。 インターンシップやリクルーターへの質問などで「会社の性格」を見極めておきましょう。
また採用サイトに「挑め。何度でも。」と記載があるように、「挑戦と失敗を繰り返す」ことをよしとする社風があります。 ガクチカでも「失敗」と「再挑戦」の話ができるとよいですね。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
双日の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。
同社の経営理念は「誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造」でした。 そして、「事業経営」がキーワードになってきます。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。
- 将来世界を相手にビジネスを展開し、国を動かせる仕事
- 仕事にやりがいがあること
- 使命感を持って働けること
- バイタリティーや成長志向が強い社風
- 世界で広く展開していること
- 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
- 常に挑戦し続ける環境であること
- 仕組み創りによって価値提供ができること
- 経営に関われるチャンスが多いこと
- 経営者としての力をつけたいから
- 全地球を俯瞰するような事業に魅力を感じたから
- 日本のインフラ事業を海外輸出したいから
志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。
最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。
先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。
「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。
ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。
そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。
「Unistyle」という就活サイトでは、双日に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
双日の強み・特徴
商社は経営理念で比較しよう!
双日の強み・特徴は、経営理念である「誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造」に表現されています。
双日はボーイング社やボンバルディア社の航空機の国内販売代理店として航空機に強みを持ち、 またオーストラリアで炭鉱を経営しています。また自動車や肥料も同社の収益の柱となっています。
古くは「鈴木商店」にルーツを持ち、昭和恐慌の影響で破綻して再建された会社です。
船での輸出入の際に、荷物を取りに行ったら行きが船は空っぽで、 荷物を届けたら帰りは船が空っぽなのはもったいないと、 「行きも帰りも荷物を運ぶ」という仕組みを生み出し、今ではそれが世界標準になったこの船の使い方は、双日の全身である鈴木商店が生み出したものです。
双日は古くから卸売業として活躍してきました。 あまりに大きくなりすぎた商社は「財閥」を形成し、日本の産業はほぼ寡占状態になっていました。 これを問題視したGHQによって解体されてしまうのですが、現在ではまた大きな姿に戻ってきています。
これは、単なる卸売業から「事業投資」に方針転換したためです。 もちろん卸売業が基本ではありますが、天然ガスなどの資源や食料を購入するだけでなく、 「天然ガスプラント」や「養殖事業」そのものに出資し、株主として優先的に供給を受けるということをしてきました。
近年では事業投資から「事業経営」へと転換してきており、 出資するだけでなくそもそも事業を商社で行う時代に突入しました。
総合商社に就職すると、仕事内容は商品の取引だけでなく、事業経営も業務になり得ます。 単なる「従業員」の姿勢で就職するのは難しく、 「創造力」「実行力」を持ったアクティブな学生が求められるでしょう。
入社するのに向いている人
元気が有り余っている人!
双日に入社するのに向いている人は、元気が有り余っている人です。
同社の仕事は従来の「トレード」に留まらず、付帯する保険や金融業務、事業投資や事業経営、 さらに新規事業の創出など多岐にわたります。 ですから、「やりたいことがたくさんある」「全部やるためにずっと何か活動している」ようなバイタリティのある人が向いています。
事業経営や新規事業ではもちろん経営者としての役割が期待されていますから、 自分でイベントを企画して、その成功のためにいろんな人に協力を求め、 失敗の芽をつぶすのに一生懸命になった経験があるとよいでしょう。
給与面で銀行などと比較されることが多い同社ですが、 「ビジネスが好きすぎてなんでもやりたい」という欲張りで元気にあふれた人は、 ぜひ双日に応募するべきでしょう。
→総合商社への就職|8社の業界研究・志望動機・平均年収
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同業他社の企業研究を見る
- トラスコ中山の企業研究(売上高:2681億円、平均年収:662万円、年間休日:日数言及なし)
- 三菱商事の企業研究(売上高:19兆5676億円、平均年収:2090万円、年間休日:日数言及なし)
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- 双日の企業研究(売上高:2兆4146億円、平均年収:1247万円、年間休日:日数言及なし)
双日のような優良企業に内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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