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JFEエンジニアリングの就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!

 JFEエンジニアリングの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名就職難易度
JFEエンジニアリング低い

1.3 / 5.0
売上高
3374億円
平均年収年間休日
1040万円126日
採用人数初任給
事務系:30人程度
技術系:80人程度
学部卒:265,000円
院卒:287,500円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:JFEエンジニアリング|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

 JFEエンジニアリングの選考フローは次の通りで、1月開始です。

  1. 仕事理解セミナー(参加必須
  2. ES提出・WEBテスト
  3. 面接3回
  4. 内々定

 ただし、インターン参加者優遇の早期選考があり、その場合は1次面接が免除になります。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →JFEエンジニアリングの採用ページ

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

就職難易度低い

 JFEエンジニアリングの就職難易度は、低いです。 採用倍率は文系で約18倍・理系で約7倍です。採用大学から推測すると、学歴フィルターは日東駒専以上と考えられます。

 プラントエンジニアリング会社は自社で現業職を抱えているわけではなく、 基本的に総合職一般職しかいません。 そのため、メーカーに比べると平均年収は高く算出されます。

 3年以内離職率は4%ほどと非常に低く、基本的に就職すると長く働けるようです。 銀行や証券会社ほどの過剰なストレスはないと思っていいでしょう。

 JFEエンジニアリングに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 

面接

インターン優遇あり

 JFEエンジニアリングの面接は、3回+意思確認の1回が実施されます。

 同社ではインターン参加者優遇の早期選考があり、その場合は1月のリクルーター面接に始まります。 この場合は一次面接が免除され、結局面接は3回で済みます。 「社員との面談」という名目ですが、事実上の一次面接ですので注意しましょう。

リクルーター面接は選考関係ある!|逆質問リストと聞かれること

 それ以外の場合は、1月開催の「仕事理解セミナー(参加必須)」に参加後、ES提出・WEBテストの受験が可能になります。 その後、面接が3回実施され、事実上の内々定に至ります。 そして6月1日にもう一度呼ばれ、意思確認の最終面接が実施されます。

 面接では次のような質問がされます。

なぜJFEエンジニアリングを志望しましたか「社会インフラの整備」「環境問題への取り組み」「再生可能エネルギー分野」など、JFEエンジニアリングの特長に触れる。
自分の経験やスキルがどのように活かせるかを具体的に述べる。
JFEエンジニアリングの事業内容について説明してください「プラント事業」「環境インフラ」「橋梁・鉄構」など、具体的な事業を挙げて説明。
JFEエンジニアリングの強みや競合他社との違いを踏まえた答えを準備する。
キャリアプランに関する質問特定の事業分野や業務内容に触れながら、貢献したい内容を述べる(例: 「プロジェクト管理」「海外事業の拡大支援」など)。
自分の成長と会社への貢献を関連付ける。
これまでの人生で最大の挑戦は何でしたか挑戦の背景、具体的な行動、結果を詳しく述べる。
その経験がJFEエンジニアリングでの仕事にどう活かせるかを示す。
最近気になったニュースは何ですかJFEエンジニアリングに関連する話題(例: 環境規制、再生可能エネルギー、インフラ整備)を選ぶ。自分の意見や考えを付け加えると説得力が増す。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 質問にうろたえないためには、「企業理解」と「ガクチカ」の完成度を高めることが重要です。 特にガクチカは、「困難とそれを乗り越えた方法」「リーダーシップ経験」などをあらかじめ用意しておくとよいでしょう。 その他「立ち振る舞い方」「うまい回答方法」など面接のコツを次の関連記事で解説しています。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

ES設問5本

 JFEエンジニアリングのエントリーシートは、次の5つの設問が課されます。

 1つ目は、「学生時代頑張ったこと」をタイトルのみ、5つほど答えるものです。 ネタ切れになってくると「単位取得」「アルバイト」のような「やらされたこと・義務」を書いてしまいがちですが、 「異分野の探求」「自分のアイデアで始めた業務」のように言い換えて、すべてで自発性・主体性をアピールしましょう。

 2つ目は、上記のうち1つを選んで詳しく書くものです。詳細は上記リンク先の記事で解説していますが、 「就職活動の軸の実現のため」という視点で書くと、 志望動機とのつながりができて話に一貫性が出ます。

 3つ目は、主に「プラント業界」を選んだ理由を書くことになります。 これには次のような回答が考えられます。

社会インフラへの貢献人々の生活を支える基盤を作る仕事に携わりたいと考えています。特に、持続可能な社会の実現が求められる現在、再生可能エネルギーや省エネ技術の推進において、プラントエンジニアリングが果たす役割は非常に大きいと感じています。
グローバルな活躍への憧れ多様な文化や価値観を持つ人々と協力しながら大規模なプロジェクトを成功に導く仕事に魅力を感じています。プロジェクトを通じて新興国の発展や先進国の課題解決に貢献できる点にやりがいを感じています。
スケールの大きさとやりがい一つのプロジェクトを長期間にわたって計画・設計し、形にするというスケールの大きさに魅力を感じています。数年単位で進行するプロジェクトも多く、その中で多くのステークホルダーと協力しながら最終成果を形にする達成感は、他の業界にはないやりがいがあると感じています。
環境問題への関心環境に配慮したインフラや施設の設計・建設が進められており、持続可能な社会の実現に直接貢献できる点に魅力を感じています。これまでの学びを活かし、環境保全と経済活動を両立させるプロジェクトに携わりたいと思います。
プロジェクト管理への関心大規模プロジェクトを管理し、様々な専門家と連携して成果を上げるという高度なプロジェクトマネジメントが求められます。このような仕事を通じて、スキルを磨きながらプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

 4つ目は、次の項目で例文付きで解説します。ただし、「就職活動の軸」「ガクチカ」「入社して挑戦したいこと」と矛盾しないように、 1つのストーリーとして仕上げることが必要です。MY就活ネットでは「経営理念・社風への共感」をおすすめしていますが、 そのためにはインターン・会社説明会・リクルーター面接などを通じて、「会社には何を目指す社風があるのか」を研究しておくことが重要です。

 また、ESのストーリー化については「【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!」の記事で詳しく解説しています。

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 JFEエンジニアリングの志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の「安心、安全な社会を創り、人々の“くらし”を力強く支える」というパーパスに強く共感したからです。

 学生時代、私は災害復興ボランティアに参加し、被災地での支援活動を通じて、安心できる生活基盤の重要性を痛感しました。 この経験から、人々の生活を支える社会インフラの構築に携わりたいと考えるようになりました。

 貴社は、環境・エネルギー、橋梁・鉄鋼構造物、水インフラといった幅広い分野で持続可能な社会の実現に貢献しています。 その中で、私自身の行動力や協調性を活かし、安心・安全な社会を次世代へつなげるためのプロジェクトに貢献したいと考えています。

 特に災害復旧・予防に関する事業には大きな可能性を感じています。 私のボランティア経験を活かし、現場目線での課題発見と解決に取り組み、地域社会の再建と発展に寄与できるエンジニアリングサービスを提供したいと考えています。 貴社の一員として、人々の暮らしを支える使命を全うするために全力で挑戦していきます。

 

解説

 この例文では、「中長期ビジョンへの共感」を結論とし、そう思うようになったきっかけとして「災害復興ボランティアの経験」を使用しています。 同社は社会基盤の整備を担い、安心・安全を創り、次の世代につなぐ会社です。 そこでガクチカでは「行動力」「協調性」などをアピールしておくと、志望動機につながりやすいです。

 このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 もしまだエピソードの準備ができていない場合、まず自己分析から始めましょう。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、JFEエンジニアリングに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアで合格エントリーシートを読む

 

JFEエンジニアリングの強み・特徴

強み多様な事業領域

 JFEエンジニアリングの強み・特徴は、多様な事業領域でバランスよく経営を行っている点です。

 一般にプラント業界は「石油・天然ガス精製プラント」などで海外事業が多く、 政情不安定な地域で工期遅れなどを原因として赤字を背負うこともあります。

 しかし、同社は国内での発電事業・焼却炉・パイプラインの他に、鋼橋を始めとした鋼構造物にも強く、リスクの高い海外事業に依存していません。 ゆえに同業他社が業績悪化を経験している中、同社は安定的な成長を続けています。

 近年では事業拡大としてITを活用した農業薬剤製造システム自動せりシステムなど、 新規事業にも積極的です。特に「スマート農業プラント」を自社でも運営し、そこで採れたミニトマトを材料に「美容商品」の販売まで手掛けています。

 採用サイトにて「使命」として掲げている通り、 総合エンジニアリング企業として、プラントエンジニアリング上位3社と比べて事業の幅が広く、 リスク分散効果があるところが強みです。

 

財務は健全

 プラント業界では安定型

 プラントエンジニアリング上位3社が軒並み赤字・経営再建という苦境に陥っている中、 JFEエンジニアリングの財務状況は健全です。

 自己資本比率は大企業平均と同じ28%あり、利益も現状黒字で推移しています。 これは事業分野の幅が広く、また国内工事がほとんどなため上位3社のような高いリスクを負っていない点によります。

 そのほとんどが公共事業なため工事代金の支払いの遅れやキャッシュフローの悪化はまず、ありません。

 営業利益率が2.1%と少なめなのが不安材料ではありますが、 その持株会社はJFEスチールと同じJFEホールディングスですので、 強力な親会社の存在が心強いですね。

 

主要取引先

 JFEエンジニアリング主要取引先は、日本政府です。

 環境省国土交通省の実施する競争入札に参加し、工事を落札して仕事を行います。 これら省庁の出先機関が各都道府県にありますので、基本的にはそこから仕事の発注を受けることになります。

 営業活動では発注予定の案件の調査、積算(見積り)、技術提案などが仕事になります。

 公共工事も過去の「安ければよい」という時代は終わり、プラスアルファの付加価値が重視される時代になりました。 激安の価格でなくても、優れた技術提案ができれば落札できる仕組みが導入されており、 技術力の高いJFEエンジニアリングにとっては有利な時代と言えるでしょう。

 

競合他社

 JFEエンジニアリング競合他社は、 同じプラントエンジニアリングの日揮千代田化工建設東洋エンジニアリングの他、 日鉄エンジニアリングなどがあります。

 また、同社の収益の柱の1つでもある橋梁事業では、横河ブリッジホールディングスやIHIインフラシステム等と競合しています。

 加えて近年では、清水建設がエンジニアリング事業の強化を打ち出すなど、 ゼネコンとも今後は競合する可能性があります。

 

弱み

弱み公共事業依存である点

 JFEエンジニアリングの弱みは、公共事業依存であることです。

 同社は上位3社と異なり海外事業の比率は高くありません。 受注工事のほとんどが国内工事でかつ、顧客が日本政府であることから安定して収益を生み出すことができます。

 しかし、公共事業は国民感情によって減らされるという宿命を持っています。 民主党政権の時代には「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズのもと公共事業が削減され、 公共工事では軒並み収益を減らす結果となりました。

 JFEエンジニアリングのプロジェクトを見ればどれも社会にとって必要不可欠なものであることは疑う余地もありません。 ですが、残念ながら選挙の人気取りのための犠牲になってしまう可能性があるというわけです。

 その他、公共事業では事故を起こすと指名停止処分など、 しばらく工事を受注できなくなる仕組みがあります。

 工事中の災害などにも注意が必要です。

プラントエンジニアリング業界の業界研究

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

 

JFEエンジニアリングのような優良企業に内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

 MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。

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 もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。

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早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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