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安藤ハザマの就職難易度|選考フローや志望動機の書き方を解説

 安藤ハザマの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名就職難易度
安藤ハザマ低い

1.7 / 5.0
売上高
3941億円
平均年収年間休日
963万円日数言及なし
採用人数初任給
事務系:10人程度
技術系:90人程度
学部卒:275,000円
院卒:295,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:安藤ハザマ|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始3月

 安藤ハザマの選考フローは次の通りで、3月開始です。

  1. 会社説明会(参加必須
  2. ES提出・WEBテスト
  3. 面接2回
  4. 内々定

 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →安藤ハザマの採用ページ

 

就職難易度

就職難易度低い

 安藤ハザマ就職難易度は、低いです。 就職人気が低く、応募は文系300通・理系400通と競争倍率が低いためです。採用倍率は文系で約30倍・理系で約4倍です。 それでいて平均年収は963万円と高く、学歴も必要ないことから「穴場」と言えます。

 内定者の出身大学は幅広く、学歴フィルターは「日東駒専以上」です。 それ以外の採用実績もないわけではなく、インターンシップなどを通じて十分に企業研究をする時間を取れれば、 エントリーシートや志望動機で有利に立てます。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 また、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。

 安藤ハザマに必要なTOEICスコアは明示されていません。 ただし、今後の人口減少を考えるとODA案件などで海外事業を行う可能性もあります。 その時のために備えて英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 建設業は、企業規模に関わらず高待遇な珍しい業界です。 なんとなく売上高で比較してしまいがちなため、準大手ゼネコン穴場になっています。 ぜひ次の記事もチェックしてみてください。

穴場!準大手ゼネコン10社の比較|年収も将来性も高い理由

 

面接

面接回数2回

 安藤ハザマの面接は、回数は2回でいずれも個人面接ですが、いずれも会社オフィスで実施されます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。

  • 志望動機
  • 建設業界を選ぶ理由
  • 入社して挑戦したいこと
  • ストレス耐性があるかどうか
  • 強み・弱みについて
  • 施工実績で印象に残っている建物

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 ESに沿った内容で進められますが、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

 また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。

コミュニケーション能力がない!|でも就職できる面接法

 スーパーゼネコンに対して見劣りしたり、「滑り止め」程度の認識で選考を受ける学生が多いようです。 他社の選考状況や複数内定をもらった場合の対応など、志望度を確認する質問が必ずされます。

 ただ「第一志望です」というだけでは説得力がありませんので、同業他社との比較が必須です。 特に「経営理念・ビジョン・社風」と「就活の軸」の一致をアピールするのが最適でしょう。

 

エントリーシート

ES設問4本

 安藤ハザマのエントリーシートは、次の4本の質問でいずれも350文字以下と、オーソドックスです。

  • ゼミの内容
  • 自己PR
  • 学生時代打ち込んできたこと
  • 建設業および当社を志望する理由

 「自己PR」は「長所とそれを裏付けるエピソード」を書くもので、エピソードはガクチカから抜き出して構いません。 ただし、「志望動機」につながるように、先に志望動機を書いて関連する長所を選ぶと効率的でしょう。 これに関して詳しくは「【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例」の記事で解説しています。

 建設業を選ぶ理由としては次のようなものが挙げられます。 これらは就活用語で「就職活動の軸」と言います。

社会に形として残る仕事建設業界では、建物やインフラが形として残り、自分の仕事の成果を目で見ることができます。達成感や誇りを持って働けるのが魅力です。
社会貢献性の高さ道路、橋、学校、病院など、人々の生活に欠かせないインフラを支える重要な役割を担います。地域や社会に直接的に貢献できる仕事です。
技術革新を体感できる近年は、ドローン、3Dプリンティング、BIM(建築情報モデリング)、AI、IoTなど最新技術の導入が進んでおり、革新的な働き方を学べる環境です。
グローバルな活躍の場国際プロジェクトや海外進出している建設会社も多く、海外でのキャリアを目指すことが可能です。特に大型インフラプロジェクトでの需要が高いです。
自己成長の機会プロジェクトは複雑で多岐にわたるため、リーダーシップ、問題解決力、コミュニケーションスキルなど、幅広い能力を伸ばすことができます。

 ただし、こちらも同様に志望動機につながる内容で書きましょう。 「〇〇を実現するためには建設業、特に貴社の社風がその実現に最適だと考えました」といった具合です。

 このように、ESは「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」が一連のストーリーになるよう仕上げることで、説得力を高めることができます。 ESのストーリー化については「【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!」の記事で解説しています。

 

志望動機の書き方

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 安藤ハザマの志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の経営理念である「社会の発展に貢献する持続可能な未来の実現」に深く共感したからです。 私の就職活動の軸は、「社会的価値の創出に関わる業務に携わり、自身のスキルを活かしながら成長し続けられる環境に身を置くこと」です。 この軸と貴社の事業方針や理念が合致していると感じ、志望いたしました。

 貴社は、建設業界において技術力と信頼性の高さで定評があり、特に「サステナビリティ」や「地域社会への貢献」を重視されている点に魅力を感じています。 これまで私は、大学のゼミ活動やインターンシップを通じて、「問題解決に向けた調整力」や「多様な関係者と連携して物事を進める力」を培ってまいりました。 その経験から、相手の立場を理解しつつ、全員が納得する結論に導く力を身につけることができました。

 事務系総合職としては、プロジェクト全体の円滑な進行をサポートする調整役として、 組織内外の関係者と積極的にコミュニケーションを図りながら、業務の効率化や業務改善を推進していきたいと考えています。 加えて、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進など、変化の激しいビジネス環境にも柔軟に対応できるよう、ITスキルの向上にも努めております。

 貴社の社風は私の就職活動の軸と一致しており、これまでの経験を活かせると確信しています。貴社の一員として、サステナブルな社会の実現に貢献できるよう、日々学び続けながら業務に取り組んでまいります。

 

解説

 この志望動機では、「社会の発展に貢献する持続可能な未来の実現」というビジョンの一致をアピールしています。

 これに説得力を出すためには、ガクチカで「ビジョン」に対する本気度を示しましょう。

 例文では「就職活動の軸」の根拠として「ゼミ」「インターンシップ」を挙げていますが、 この場合はガクチカに「持続可能社会に向けたゼミ活動・インターンシップ」のエピソードが必要になります。

 もちろん「就職活動の軸」は人それぞれですし、ガクチカに書ける活動もそれぞれです。 この準備が済んでいない場合は「自己分析」によって、予めネタを用意しておく必要があります。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、安藤ハザマに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアで合格エントリーシートを読む

 

安藤ハザマの強み・特徴

強み土木・建築のバランス型

 安藤ハザマ強み・特徴は、土木と民間建築のバランスがとれているところです。

 ダム・トンネルなど公共工事に強いハザマと、オフィスビル・マンションなど民間建築に強い安藤建設が合併した会社であり、 好景気では民間、不景気では公共工事がそれぞれ伸びますので、安定した経営ができる事業体になっています。

 古くは中国・朝鮮半島を結ぶ鴨緑江橋・愛媛県庁・名古屋城天守閣、近年では新東名の岡崎SA・ららぽーと富士見など、 公共・民間ともに地域のシンボルとなるような施工実績を誇ります。

 加えて安藤ハザマをはじめとしたゼネコンでは建設業だけでなく「不動産業」としての側面もあり、 国内外で数千億円規模の不動産を所有しています。 「駅前再開発」のように街をまるごと開発しなおし、商業ビルやマンションなどの住宅を建設し、販売したり家賃収入を得たりするのです。

 また、最近ではスタートアップとの協働でIT技術やAI技術を現場に取り込み、 人手不足問題に対応しようとしていますので、この点も注目ですね。

参照:広がる建設スタートアップ AI、VRが建設現場を変える|日経ビジネス

 

主要取引先

 安藤ハザマの主要取引先は、公共機関大規模事業者です。

 安藤ハザマの行う工事は大きく分けて「公共工事」と「民間工事」の2つがあります。

 公共工事は道路やトンネル、河川、公共施設の建設など国や自治体が発注する工事を指します。 国や自治体は住民の要請の他、景気刺激の策としても公共工事を発注し、 建設現場の職人などの収入を増やそうとします。

 当然、規模の大きな工事は大手ゼネコンでないと対応しきれない部分がありますので、 公共工事は大手ゼネコンにとって重要な収入の柱になっています。

 民間工事はビルを建てない不動産会社、工場を建てたいメーカーなどが中心ですが、 その他にもNEXCO3社の高速道路、JRや私鉄の鉄道建設も民間工事に含まれます。

 民間工事は景気に左右されやすく、景気が活況の間は良いのですが、景気が悪化すると工事が減ります。 ですが、安藤ハザマは「公共工事」と「民間工事」の両方を行うことで、景気が悪いときは公共工事、景気が良いときは民間工事でそれぞれ利益を出すことができます。

 事業として非常にバランスが取れていますね。

 

競合他社

 安藤ハザマの競合他社は、 同じ準大手ゼネコンの長谷工コーポレーション・戸田建設・五洋建設・フジタ・三井住友建設・前田建設工業・熊谷組・西松建設・NIPPOです。

 建設業界では企業規模ごとに請け負える工事が決まっている節があり、 準大手ゼネコンは小さな工事では利益がほとんど出ません。

 一方で大きな工事は中堅ゼネコン以下では対応しきれないものが多く、 特に現場監督ができる監理技術者設計士を多く抱える準大手ゼネコンが有利です。

 特に工事代金を施主から受け取るまでは、工事にかかる費用はゼネコンが立て替えなければなりません。 企業規模が小さいと「立て替えるお金」がそもそもないため、身の丈に合わない工事を受注すると倒産しかねません。

 よって、中堅ゼネコンその他プラントエンジニアリング業界や専門工事業者はライバルにはなりえません。 (もちろん工事の規模や難易度によっては競合しますが)

 しかし、ゼネコン間で仲が悪いのかというとそうではありません。

 ーゼネコンでも1社では対応しきれない大規模工事、発注者が2社以上のゼネコンの関与を求めるときなどは、 ゼネコン同士でJV(共同企業体)を結成して一緒に工事をするという場合があります。

 よきライバルとして、時には協力関係となって共に社会貢献をしていく業界です。

 

弱み

 安藤ハザマの弱みは、景気の悪化です。

 準大手ゼネコンの地位が脅かされるような出来事はほぼありませんが、 景気が悪化して民間工事が落ち込むと、公共工事で生き残るしかありません。

 しかし、公共工事は「競争入札」により、付加価値より「工事代金が安いこと」が重視されがちです。 そのため、建設技術を磨いても利益を出しにくいという問題があります。

 高品質な建設サービスに対し、ちゃんと対価を支払ってくれる民間工事こそ利益の源泉となりますが、 景気が悪いときは民間工事がかなり減少しますので、厳しい環境に陥ります。

 その他、たびたび談合汚職で騒がれることも多い業界です。 談合事件で逮捕されるのは営業部長や取締役などの管理職ですが、 会社自体も指名停止処分、損害賠償責任を負うため、経営難を引き起こします。

 指名停止処分では定められた期間、公共工事を受注することができません。 イメージの悪化などで民間工事にも影響する場合もあります。

 談合や汚職については経営陣と営業部しか知らないことがほとんどですから、 「寝耳に水」状態でやられてしまう可能性もあるのです。

 しかし、ほめてよいのかわかりませんが、これまで談合などでたびたび処分を受けてきた準大手ゼネコンも、倒産したことはありません。

建設業界の業界研究

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

 

安藤ハザマのような優良企業に内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

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早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

 模範解答があれば憂いなし!

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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