【就活】服装のマナー|服装自由って何が正解なの?
就活では「服装自由」や「私服でお越しください」といった罠が張られます。 企業は嘘をついていないのですが、周りの学生の行動により恥をかく場合がありますので注意しましょう。
この記事の要点
- 「服装自由」はスーツが無難!
- 「普段着」を指定されたら、指示に従おう!
- スーツは無地の黒系が無難!
- スーツの着こなしを解説!年輩社員につっこまれないようにしよう
目次
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「服装自由」の罠
「服装自由」はスーツで行こう!
会社が「服装自由」としている場合、本来は私服・スーツのどちらで行ってもかまいません。 ですが、他の学生がみんなスーツで来ます。 「浮きたくない」「私服のセンスに自信がない」という方はスーツで行けば間違いないです。
私も「服装自由」の説明会に私服(パーカーにジーパン)で行きましたが、私以外全員スーツでした。 そして、今思えば私服のセンスも「中学生だったな・・・」と思います。
書いてある通りに従っただけなので、「スーツで来ないなんて常識がない!」などと思われることはありません。 あなたが気にしないタイプなら、私服で行って目立つのもよいでしょう。
「普段着で来てください」は言う通りにしよう
「普段着」を指定されたらスーツは禁止!
「普段着・私服」を指定された場合は、指示に従いましょう。 指定を無視してスーツで行くと、話を聞かない新人になってしまいます。 たとえ他の学生がスーツで来ていても、何一つ恥じる必要はありません。
会社側の狙いとしては、私服で来させることでカジュアルな雰囲気を演出しようとしています。 リラックスして「なんでも質問しやすいように」という意図がありますので、 私服で行って質問すれば満点です。
スーツの色は無地の黒系
スーツは無地の黒系が安定!
日本人はスーツにうるさいところがあります。 「変わったスーツを着ていいのは、一人前になってから」と考える人もいますし、「似合えばなんでもいい」という人もいます。 しかし一方で、ストライプの入ったスーツで謝罪会見に臨むと炎上する場合もあります。
そんな日本社会で、どんな場面でも通用するのが無地の黒系のスーツです。
私も上司に「最近変なスーツが流行っているが、お前は黒のスーツで真っ白のシャツでよろしい」と褒められたことがあります。 会社の年齢層は幅広いですから、「どんな人が見ても不快に思わないスーツ」を選びましょう。
スーツを購入する際、販売員に「最近の流行」をおすすめされることがあります。 私はストライプの入ったスーツをすすめられましたが、実際にはストライプの入ったスーツはあまり好ましくありません。 銀行志望でなくても「銀行志望なので真面目な印象のあるスーツをお願いします」と伝えるとよいでしょう。
スーツの着こなしマナー
スーツの着こなしのマナーを解説します。 入学式以来、スーツを着ていない就活生は多いと思います。スーツの着こなしで、 基本的なところを抑えて恥ずかしい思いをしないで済むようにしておきましょう。
- ポケットのフタ(フラップ)は中に入れる
- スーツのボタンは上だけ留める
- スーツは2週間に1回はクリーニングに出す
- ベルトの色は靴と合わせる
- コートは会場の入り口で脱ぐ
- 待ち時間にスーツのホコリをとる
- ネクタイは「真っ白や真っ黒」でなければOK
ポケットのフタ(フラップ)は中に入れる
ポケットのフタ、ポケットのピロピロと呼ばれることもあるヒラヒラですが、 これはフラップという名前がついています。このフラップは雨やホコリがポケットに入るのを防止するものですが、 実は屋外ではフラップを出し、屋内ではフラップを入れるというマナーがあります。
就活は基本的に屋内で行いますので、ポケットのフラップは中に入れると覚えておきましょう。
スーツのボタンは上だけ留める
スーツのボタンは2つついています。2つ両方留める人がいますが、下のボタンはただの飾りです。 上のボタンのみ留めましょう。
ボタンは外を歩くときは留め、室内では外すのが本来のあり方です。しかし日本では逆になっており、 「人と会う時はボタンを留める」ようになっています。就活ではボタンを留めるのが原則と覚えておきましょう。
スーツは2週間に1回はクリーニングに出す
スーツはきれいに保つことが重要です。第一印象は重要で、スーツがよれよれで汚れが目立つと、 「失礼なやつ」という印象を与えてしまいます。「御社に良い印象を与えたくて、スーツもクリーニングに出してきました」 という姿勢で臨みましょう。
スーツをクリーニングに出すタイミングは2週間に1回ほどです。2着のスーツを2週間ごとに交互に着るのが良いでしょう。 最近は朝クリーニングに出すと、夕方には完了しているような店もありますが、 すべての店がそうとは限りませんので注意しましょう。
ベルトの色は靴と合わせる
ベルトと靴の色は合わせましょう。それがスーツの着こなしというものです。
色は厳格には決まっていませんが、黒系のスーツには暗めの茶色が合うでしょう。 明るい茶色や黒を選んでも、ベルトと靴が同じ色なら特に問題ありません。
コートは会場の入り口で脱ぐ
コートは「正装」には含まれず、スーツではありません。会社説明会やセミナー、面接などの会場に着いたら、 会場に入る前にコートを脱ぎましょう。リクルーター面接では社員と外で待ち合わせをすることもありますが、 そのときは待ち合わせ場所についたらコートを脱いで待ちましょう。
夏は逆にスーツの上着を脱いで移動しますが、会場に着いたら上着を着ましょう。 待ち合わせをする際も、待ち合わせ場所でスーツを着て待ちましょう。 クールビズかどうか不安なら、着ずに持っていきましょう。
待ち時間にスーツのホコリをとる
スーツは黒系ですので、ホコリがついていたら目立ちます。そこで、待ち時間にスーツのホコリをとりましょう。
スーツにホコリがついていると、やはり「身だしなみが整っていない」と相手に不快にさせることがあります。 上の画像のようなエチケットブラシを常備しておいて、会場に入る前に時間があればホコリを取ってから就活に臨みましょう。
ネクタイは「真っ白や真っ黒」でなければOK
黒系が望ましいスーツですが、ネクタイに限っては特にルールがありません。 真っ白・真っ黒のネクタイは結婚式やお葬式に着けていくものですので、真っ白・真っ黒だけを避け、 好みで購入するとよいでしょう。
ネクタイの色は、就活生の間では赤系と紺系が人気で無難です。 たいてい白のストライプの入ったえんじ色か、紺色のネクタイが使われています。
赤は熱意を表し、紺色や黒系は真面目な印象を与える色、黄色は元気さをアピールする色とされています。 派手すぎてもよくありませんので、原色は外して黒っぽい色、薄い色を選びましょう。
また、志望先の企業のコーポレートカラー(みずほ銀行なら青、三菱UFJ銀行なら赤、三井住友銀行なら緑) に合わせてネクタイを選ぶのもいいかもしれませんね。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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