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【プラント業界9社の就職】難易度や選考内容を一覧で解説

プラントエンジニアリング|業界研究

 プラントエンジニアリング業界への就職に役立つ就職難易度や選考対策、志望動機の書き方の他、強みや年収・ランキングなどを解説しています。

プラント業界はこんな業界!

  1. 工場や発電所を設備ごと建てる業界
  2. 世界を股にかけるスケールの大きな仕事
  3. 高収益・好待遇な会社が多い
  4. 文系でも重要な役割がある


おすすめ・人気記事

 

プラントエンジニアリングとは?

 工場を設備ごと建てる業界!

 プラントエンジニアリングとは、工場を設備ごと建てる業界です。 例えば発電所・化学工場・水処理施設などを丸ごと受注し、「化学反応」を必要とする工場設備も設置します。 その「工場設備」が特殊なため、ほかの建設会社とは一線を画す技術を持っています。

 主な顧客は政府、電力会社、鉄鋼・非鉄金属・化学メーカー、重工業などですが、 海外工事が主力なため、世界を飛び回って仕事をすることになります。 その分、30代で年収1000万円と好待遇です。

 工場設備も担当することと海外工事が主力であることを除けば、仕事内容はゼネコンと大きく変わりません。 文系は営業、理系は設計や現場監督としてキャリアを積むことになります。 そのためゼネコンと併願する学生も多いです。

【関連記事】 勝ち組!建設業界への就職45社!|将来性・ランキング・志望動機  

ランキング

 プラント業界のランキングは次の通りです。

  • 1位 日揮
    就職難易度
    3.5
    売上高8325億円・平均年収1162万円・採用倍率文系約25倍・理系約5倍
    御三家にして業界最大手。石油化学プラントが主力。30歳平均年収が968万円と年収も1位。
    日揮の企業研究記事
  • 2位 カナデビア
    就職難易度
    1.0
    売上高5558億円・平均年収699万円・採用倍率文系約13倍・理系約5倍
    ごみ焼却発電プラントが主力。他に鋼構造物など。旧社名:日立造船
    カナデビアの企業研究記事
  • 3位 三井海洋開発
    就職難易度
    3.7
    売上高5070億円・平均年収872万円・採用倍率文系約13倍・理系約20倍
    船上の資源プラント(FPSO)世界2位。30歳平均年収は800万円
    三井海洋開発の企業研究記事
  • 4位 千代田化工建設
    就職難易度
    4.0
    売上高5059億円・平均年収1025万円・採用倍率文系約40倍・理系約13倍
    御三家。水素・蓄電関連に強み。
    千代田化工建設の企業研究記事
  • 5位 日鉄エンジニアリング
    就職難易度
    3.0
    売上高4092億円・平均年収1167万円・採用倍率文系約27倍・理系約11倍
    製鉄プラント・脱炭素化に強み。30歳平均年収が935万円と年収2位。
    日鉄エンジニアリングの企業研究記事
  • 6位 栗田工業
    就職難易度
    3.6
    売上高3848億円・平均年収958万円・採用倍率文系約80倍・理系約30倍
    水処理プラントの最大手。超純水や水処理用薬品の販売も手がける。
    栗田工業の企業研究記事
  • 7位 JFEエンジニアリング
    就職難易度
    1.3
    売上高3374億円・平均年収1040万円・採用倍率文系約18倍・理系約7倍
    国内インフラに強み。発電所・焼却炉・パイプライン・鋼橋など。
    JFEエンジニアリングの企業研究記事
  • 8位 東洋エンジニアリング
    就職難易度
    1.3
    売上高2608億円・平均年収1032万円・採用倍率文系約14倍・理系約5倍
    御三家。再エネ・アンモニア発電に強み。
    東洋エンジニアリングの企業研究記事
  • 9位 オルガノ
    就職難易度
    0.9
    売上高1503億円・平均年収936万円・採用倍率文系約24倍・理系約1倍
    水処理プラントの他に超純水・薬剤・食品添加物などを手がける。
    オルガノの企業研究記事

 データは就職四季報より。便宜上、売上高でランク付けしましたが、各社得意分野が異なるため、単純な比較はできません。 特にプラント業界では「石油化学プラント」を営む御三家(日揮・千代田化工建設・東洋エンジニアリング)を最大手群として扱うことが多いです。

 また、就職難易度は採用倍率の他に、学歴フィルターを考慮して設定しています。各社の詳細はリンク先の企業研究記事をご覧ください。

【関連記事】 【新卒】就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!  

就職難易度

就職難易度高め

 プラントエンジニアリング業界の就職難易度高めです。 採用倍率は13~27倍と低いですが、高学歴エリートの内定者がほとんどです。 次の表のように、採用大学が難関校に限られている企業が多いです。

MARCH・関関同立以上日揮・千代田化工建設・日鉄エンジニアリング・三井海洋開発
地方国公立以上東洋エンジニアリング
日東駒専以上JFEエンジニアリング
学歴フィルターなし栗田工業・カナデビア・オルガノ

 特に御三家(日揮・千代田化工建設・東洋エンジニアリング)は海外勤務が前提であることから、海外留学を経験した学生が多いです。 ただし、TOEICスコアでの足切りを行っている企業はありません。

 カナデビア(旧:日立造船)は社名変更以降、応募者が半減しています。ゆえに、就職するには今がチャンスだと言えるでしょう。

 

選考フロー

 プラント業界の選考フローについて、一覧表にしました。

日揮3月選考開始。面接は3回。
理系のみインターン優遇あり。夏期インターン組は10月・冬期インターン組は2月に選考開始。
カナデビア文系2月・理系1月選考開始。面接は3回
理系のみインターン優遇あり。その場合、12月に選考開始で一次面接が免除される。
三井海洋開発3月選考開始。面接は2回。
インターン優遇なし。
千代田化工建設3月選考開始。面接は2回。
理系のみインターン優遇あり。その場合、12月に選考開始。
日鉄エンジニアリング1月選考開始。面接は3回。一次面接合格後にリクルーター面接4~5回実施。
インターン優遇なし。
栗田工業12月選考開始。面接は3回。
理系のみインターン優遇あり。選考開始が1週間ほど早い。
JFEエンジニアリング1月選考開始。面接は3回。
文理ともインターン優遇あり。一次面接が免除される代わりにリクルーター面接が実施されるため、面接は結局3回。
東洋エンジニアリング1月選考開始。GD1回+面接2回。
理系のみインターン優遇あり。その場合、9月に選考開始でGDは免除される。
オルガノ3月選考開始。面接3回。
文理ともインターン優遇あり。その場合、12月に選考開始。

 インターン優遇は理系のみの会社が多いですが、文系でもインターン自体は開催されています。 志望動機の補強・社風の確認に役立てることで、選考で有利に働きます。志望度が高ければぜひ、参加しましょう。

 特に三井海洋開発のインターンは先着順の選考なしで参加できるため、見つけた者勝ちです。

 また、日鉄エンジニアリングのリクルーター面接は、一次面接合格後のため選考ではありません。 逆質問を利用して「社風」の確認をし、志望動機の補強をしましょう。 筆者の私が選考を受けたころ(コロナ前)は、JFEエンジニアリングもリク面を実施していました。

【関連記事】 リクルーター面接は選考に関係ある!|逆質問リストと聞かれること  

志望動機

ポイント社風への共感

 「プラント業界を選ぶ理由」については、次のような回答が考えられます。

プロジェクト全体の管理と総合力の発揮企画、設計、調達、施工、試運転まで、プロジェクトの全体を管理します。これにより、複数の技術や知識を統合し、総合力を発揮することができる点に魅力を感じました。
多岐にわたる業界への貢献エネルギー、化学、環境、医薬品、食品など、さまざまな産業分野で活躍しています。この多様な業界に対して、重要なインフラや設備を提供することで、広範な社会貢献が可能だと考えています。
グローバルな事業展開と国際的な経験国内外でプロジェクトを展開しており、国際的なビジネス環境で働く機会があります。異文化でのプロジェクト管理や海外での経験を積みたいと考えています。
持続可能な社会づくりへの貢献環境保護やエネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの導入など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが行われています。このようなサステナビリティへの貢献に魅力を感じました。
社会インフラとしての重要性エネルギー供給や水処理、化学製品の生産など、社会の基盤となるインフラを構築しています。こうしたインフラを通じて、社会の安定と発展に寄与したいと考えました。

 同業界の特徴は、「工場設備と建物を同時に手がける」ところにあります。 石油化学プラント・高炉・発電所・水処理施設など、「建物だけではない」ところが「建設業界」との違いです。 そして「設備だけではない」ところも「重工業」との違いになります。

 また、これらの事業は環境問題と直結します。同業界の技術革新は環境保護につながり、 それが「新たな価値」となって「顧客に選ばれるプラント会社」になります。

 このような「インフラ・社会基盤」「環境保護」などをキーワードにすると、 人事に「プラント業界の仕事を理解できている」と思わせることができるでしょう。

 一方で「なぜ当社を選んだのか」については「社風への共感」とするのがおすすめです。 各社の企業研究記事では、面接の回答・ESの設問と併せて、志望動機の書き方を解説しています。

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文系の就職は難しい?

 プラントエンジニアリング業界への文系の就職は、重要な仕事があるため歓迎されます。 文系は採用されると、官公庁やメーカーなどに対する営業の仕事に就きます。 特に契約1件あたりの売上高が非常に大きく、数億円、時には何百億円という取引にすらなります。

 技術的な知見を身につけたり、語学力を身につけたりする必要もあり、加えて出張転勤が多く、 その努力に応じて給料も高いのが同業界の特徴です。

【関連記事】 【文系就活は厳しい?】役割も就職先もある!やり方の理系との違い

 ただ、採用人数が文系は10人程度と少なめで、リクルーター面接の早い順に採用枠が埋まっていくため、 一刻も早くインターンなりプレエントリーなりで接触を図る必要があります。

 理系と違って特別なスキルのない文系にとっては、ビジョンで勝負するしかありません。 経営幹部候補生であるという自覚をもって、「就職活動の軸」に沿ったエントリシートをつくり、 会社にぶつけていくのです。

 MY就活ネットでは、この他にも多数の業界研究記事を用意しています。 優良企業の見落としを防ぐため、さまざまな業界を調べてみましょう。

【関連記事】 【一覧】業界研究がわからない?代わりにやりました!

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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