【就活】高速道路9社への就職!|選考・志望動機・ランキングを解説
高速道路業界への就職に役立つ就職難易度や選考・面接対策、エントリーシート・志望動機の書き方の他、強みや年収・ランキングなどを解説しています。
この記事の要点
- 就職難易度は、非常に高い!
- インターン参加が内定のカギ!
- 年収は高いが、想像以上に激務!
- まだ取り組めていない新規事業が多く、将来性が高い!
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就活・選考の流れ
高速道路業界への就職について、難易度や選考、エントリーシートの書き方などを解説します。 インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。
また、この業界は「インフラ業界」に含まれます。就活のやり方は基本的に同じですので、 「インフラ業界の業界研究」の記事も併せて参照してください。
就職難易度
就職難易度は、非常に高い!
高速道路業界の就職難易度は非常に高いです。 募集人数に対して人気があり、ライバルとなる就活生が非常に多いです。その分、いわゆる高学歴でハイスペックな就活生でないと就職は難しいでしょう。
内定者のスペックは高く、採用大学は旧帝大・上位国公立大学や有名私大に限られ、学歴フィルターは「MARCH以上」だと言えます。 こういった大学群の学生ですらインターンシップで活躍しなければ、なかなか選考本番にも進むことができません。
高速道路業界に必要なTOEICスコアは明示されていません。 事業のほとんどが国内ですから、仕事上必須というわけでもないため、TOEICが強みになるシーンは少ないでしょう。
ただし、今後の人口減少を考えるとODA案件などで海外事業を行う可能性もあります。 その時のために備えて英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
選考
インターン参加で評価を高めよう!
高速道路業界の選考は透明性があります。 リクルーター面接は実施しておらず、エントリーシートとWEBテスト、面接で合否が決まります。
ただしインターンシップは別です。表面上、裏選考がないとはいえ参加者の評価シートは残っています。 高速道路業界はインターンシップを行っており、インターンシップ参加者は選考で有利になります。 この業界を志望するなら、必ずインターンシップに参加しておきましょう。
また、プレエントリーするとセミナーに呼ばれます。このセミナーでエントリーシートをもらえますので、セミナーに参加しましょう。
エントリーシートが通過すると、グループディスカッション(1次面接)が行われます。 やはり事前準備の必要ないもので、事務系と技術系に分かれて行われるのですが、 グループディスカッションでかなりの人が落ちます。
高速道路業界はビジネスモデルがNEXCO系と首都高系しかありませんので、早めにエントリーシートの原案を作成しておいて、 就活が解禁されるまでにブラッシュアップしておくとよいでしょう。 就活が解禁されたらすぐに会社説明会が始まり、リクルーター面接も始まります。
逆に言えば、エントリーシートを2通作っておけば、コピペで5社に提出できるということです。 遅くとも大学3年生の3月までにはエントリーシートの原案を完成させておきましょう。
エントリーシート
ESは2種類で全社に応募可能!
高速道路業界へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。
実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!でで解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。
各社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。
ですから、採用ページのプロジェクトや社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
高速道路業界の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。 以下のような「社風」を志望動機に組み込みましょう。
- 公共性が高く、人々の暮らしを支えている会社
- 人々を運ぶことで社会に貢献できる鉄道会社
- 高速道路の利便性や安全性の向上が人々の暮らしを豊かにすること
- 人に夢や感動を与えること
- 人々の当たり前の日常を守っていくこと
- 旅で訪れる人や地域で暮らす人々の「頼れる存在」になること
- 街を活気づけること
- 地元に貢献できる仕事
- 人をつなげることができる仕事
- 人々の生活の根底を支える仕事
- 物流を通して経済・人の暮らしを支えること
- 縁の下の力持ちとして社会を支え、社会全体に貢献すること
高速道路会社のビジネスモデルは高速道路を建設し、料金を徴収することでした。 しかし、これはまだ現在の姿でしかありません。高速道路会社は高架下や、サービスエリアや、ETCシステムなど、 さまざまな資産をもっており、今後これを有効活用したクリエイティブな仕事が期待できます。
駅ビルやレジャー施設のイメージで普段利用している鉄道会社に比べたら、 就活生はあまり高速道路を使うことがありませんし、トラックばかり走っていてランプのそばは工場や倉庫ばかりで、 「イメージが地味」なんですね。そのため志望者はそれほど多くはありません。
上でも述べたように、本業の高速道路建設がまだ終わっておらず、さらに成長できる事業もたくさんあり、 活用できる資産もたくさんもっている会社です。「成長」「挑戦」に興味のある方は、 ぜひ高速道度会社にプレエントリーしてみましょう。
ですから、志望動機では「地域と大都市をつなげる」「新たな人の流れをつくる」 「物流を支え、経済の発展を担う」などがキーワードとして使えます。
志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。
最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。
先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。
「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。
ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。
そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。
また、「Unistyle」という就活サイトでは実際に内定を取ったエントリーシートが無料で読み放題です。 この業界はもちろん、あなたの志望企業に内定した歴代就活生がどう書いたのかを見れば、 ESの方向性が合っているかどうか確認することができます。これを使わない手はありませんね。
業界研究
物流を支える街づくりビジネス!
高速道路のビジネスモデルは、モノの流れと街をつくることです。
物流の中核を担っているのはトラックですが、鉄道や海運と比べて目的地まで一直線で運べるというメリットがあり、 それを支えているのが高速道路です。出入り口付近には物流センターが立ち並び、 工場・物流センター・届け先をつなげる役割を果たしています。
現在はまだ「人を運ぶ」のは鉄道が主流で、高速道路は「モノを運ぶ」のが主流です。 ですが、高速道路がビジネスに本腰を入れるのは、これからです。
というのも、まだまだ高速道路は建設途上にあり、そちらで手一杯だからです。 つまり沿線の魅力を高めて人を集めるのも、ETCを活用したビジネス展開も、 物流センターや小売業への進出も、すべてはこれからなのです。
このように鉄道業界と似たビジネス展開が可能という性質がありますので、 「インフラ業界」というよりは「運輸業界」として見た方がよいでしょう。
仕事内容
簡単な案件を大量に抱え込む仕事!
高速道路業界の仕事内容は、「企画立案」と「プロジェクトの管理」です。
例えば料金の徴収・サービスエリアの運営・高速道路の工事・用地買収などはすべて外部に委託します。 では高速道路会社の総合職が何をするのかというと、プロジェクトの企画立案とその管理です。
サービスエリアや周辺地域の不動産開発では、コンサル会社などと契約してプロジェクトの方針を決めていきます。 実際の「誘致」や「用地買収」などは下請け企業がやってくれるのですが、その責任者として「意思決定・企画の審査」などを行います。
高速道路の新設・修繕でも同様に、「ここからここをつなげる」「このエリアの設備を修繕する」という方針を決めた後は、 建設コンサルやゼネコンなどと契約して、実際の用地買収から建設工事などは下請け企業がやってくれます。
これだけ聞くと仕事が楽そうと思われがちです。ですが、1つ当たりの仕事が楽な分、量を詰め込まれます。 企画立案は脳を酷使する仕事ですから、その疲労は非常に大きいものです。
抱えているプロジェクトで問題が発生すると、責任者ですから家に帰れないような事態も発生します。 決して「ホワイト」目的で行く業界ではありませんので、もしイメージと異なれば別のホワイトな業界を探しましょう。
業界の今後・将来性
ビジネス展開がこれからという無限の可能性!
高速道路業界の今後は、将来性があります。 高速道路はまだまだ建設途中であり、「道路網を使ったビジネス」がまだ手つかずで「成長余地がある」ためです。
その例の1つが、高架下の有効活用です。 高架下は完全な空きスペースで、高架を支える橋脚が建っているだけであとは土です。 倉庫や駐車場、コンビニ、レストランなどにして貸し出せば、莫大な家賃を手にすることができます。
またサービスエリア事業も成長の見込める分野です。というのも、高速道路で使える施設はサービスエリアだけですよね。 事実上、高速道路のお客さんはサービスエリアでしか買い物ができません。独占状態です。 高速道路は山などの高いところを走っていますから、「ドライブついでに夜景の見れる高級レストラン」など、事業の手を広げることはいくらでもできます。
まだそこまで至っていないのは、高速道路が建設途中だからです。NEXCOの戦略として、 「地域と地域をつないで経済を発展させる」ことが優先されているんですね。 まだまだ成長余地のある非常に将来性のある会社だと思います。
ビジネスの目的はなんといっても地域社会の発展です。 高速道路を建設することによって、その地域では交通の利便性が高まり、人が集まります。 特にメリットが大きいのは製造業と物流業です。高速道路のランプ付近には、工場や倉庫が立ち並びます。
確かに鉄道駅と比べると「駅ビル」「繁華街」ではなく「工場」や「倉庫」ですので一見地味です。 しかし、工場や倉庫が建つと「雇用」が生まれます。経済の発展に寄与するわけですね。 人が働くところですから、「コンビニ」などの小売店舗も出店しますし、「ガソリンスタンド」もできたりします。
鉄道が一般消費者向けの施設を駅に建設して利用を促進する一方で、 高速道路は工場や倉庫などビジネスマンが集まってきて、勝手に街を発展させていってくれます。
工場や倉庫が集まるのは、トラック輸送が便利だからです。サービスエリアなど高速道路にある駐車場は、 けっこうトラック専用の駐車スペースが多いですね。実際に走っているのもトラックが多いです。 生鮮食品や製造業の部品などは多くがトラックで、高速道路をつかって輸送されます。
高速道路があるだけでビジネスマンにとってそこは「使う価値のある場所」に変わるのです。 駅ビルを建設しなければならない鉄道会社とは違って、勝手に街ができていくのが特徴的です。
鉄道駅がサラリーマンの通勤やレジャーに向いているのに対して、高速道路はビジネスマンに向いているということです。
コロナの影響はあまりない
コロナの影響は特になし!
高速道路業界には、コロナの影響はあまりありません。 人流抑制によりレジャー利用は減っていますが、高速道路の主な使われ方は物流であり、 メインの顧客である「トラック」が減ったわけではないためです。
高速道路は形式上、「日本高速道路保有・債務返済機構」という独立行政法人が保有しており、 各社はこの機構から「高速道路を借りる」という形で経営を行っています。
貸付料金は「民営化以前から蓄積した建設費用の返済」にあてられますが、料金が経営状況・景気動向に応じて変動しますので、 簡単に言えば「儲からないときは大目に見てもらえる」というメリットがあります。
そのため会計上は例年「ギリギリ黒字」「たまに赤字」という水準を保っており、 コロナ禍においては多少の赤字を出していますが、倒産することはありません。
課題
建設で忙しすぎる!
高速道路業界の課題は、「高速料金以外の収益が必要」であることです。 高速料金は「建設費用の返済」のため「貸付料金」という形で機構に持っていかれてしまいます。
もちろんこれは社会的使命として返済していかなければならないものです。 民営化当初40兆円あった負債は26兆円まで減少しており、着実な返済が続いている状況です。
とはいえ業界がさらに儲かる体質に変貌するには、「負債の返済が完了」する必要があります。 それが実現できれば高速道路は完全に各社の所有物となり、機構に支払う料金はなくなり「爆益」を生み出すことが可能です。
そのためには沿線開発やサービスエリアの拡充など高速料金以外の収益の柱がほしいところで、 より収益性の高いビジネスを実現して、返済を加速しなければなりません。
業界の魅力
高速道路業界の魅力には、次の4つがあります。 他の業界にはない魅力が多く、就職先としておすすめです。
経営が安定している
経営が安定する仕組みになっている!
まず1つに「経営が安定している」という魅力があります。
建設済みの高速道路は「日本高速道路保有・債務返済機構」という独立行政法人が保有し、 各社が借りることで経営を行っています。この際に生じる「貸付料金」は公団時代に膨れ上がった債務の返済にあてられています。
ただし、この貸付料金は経営状況・景気動向によって変化しますので、儲からないときは大目に見てもらえます。 要は利用者数に応じて倒産しない程度に調整してもらえるのであり、赤字続きで倒産ということはありません。
この安定継続した収益を使って新たな高速道路を建設したり、新規事業に取り組んだりしますが、 ストックがあるため経営が大きく傾くということはないでしょう。
待遇が良い
年収1000万円が可能!
2つ目が「待遇が良い」という魅力です。 高速道路はストック型のビジネスであるため収益が安定しており、 その分給料も高く、平均年収は800万円を超え、40代で1000万円も不可能ではありません。
ですが、その待遇は後述の激務と引き換えです。 仕事はその多くが外注先が行いますが、その責任者として管理する案件は、少ない総合職が大量に抱え込みます。 順調な内は良いのですが、ひとたびトラブルが起きれば責任者ですから家に帰れません。
転勤が少ない
転勤があまりない!
3つ目が「転勤が少ない」という魅力です。 高速道路は道路公団の分割時に東日本・中日本・西日本とエリアで分割され、現在もそのエリアで事業を行っています。
高速道路の延伸・維持修繕は続いており、現在は他地域に進出する動きはありません。 また大型プロジェクトが終われば鉄道業界と同様に沿線の不動産開発に移行するのが自然です。
転勤は各社のエリア内に限られ、基本的には本社で働くことになるでしょう。
将来性がある
将来性はバツグン!
4つ目が「高速道路に付随する未開拓のビジネスがある」ことです。 現在は道路新設に忙しく、そこまで手が回っていませんが、 鉄道会社なら当たり前の「沿線開発」がまだまだ未開拓です。
商業ビル・サービスエリアのみならず、物流拠点・レジャー施設・高架下の有効活用など、 これからできる新規事業がたくさんあります。
成長余力があるという意味で将来性が高く、 志望動機を書く際は「付随する新規事業」について書くのもアリでしょう。
本当にホワイト?
高速道路はトンデモ激務!
高速道路業界は、想像するほどホワイトではありません。 時にとてつもないブラック企業にもなります。ものすごい激務です。主な仕事は「維持管理」ですから、なんだかホワイトそうな響きですよね。 ですが、「管理」が楽だというのは思い込みです。
高速道路業界では、国営企業だったときの名残で多くの業務を外部企業に発注します。 つまり、高速道路会社の社員はその外注先の管理をするのが主な仕事になってきます。
高速道路を建設するのはゼネコンなどの建設会社ですし、用地買収の心が折れる仕事も外注先がやります。 サービスエリアの運営も外注先の企業が行います。手数料の徴収も料金所のおじさんですよね。 ですが、外注先についての一切の責任は高速道路会社の社員が負います。
外注先が何かやらかさないように監視しなければなりませんし、外注先では対処しきれない問題が起きたらやはり、 社員が飛んでいかなければなりません。笹子トンネル崩落事故や橋桁落下事故で何人の出世の道が断たれたかわかりません。 とにかく責任が重いという事情があります。
さらに、株式会社化したことで経営の効率性を問われるようになり、社員1人あたりの抱える案件は増加傾向にあります。 1つの案件にかかる責任は重い一方で、時間はそれほどかかりません。時間が空いていたらどんどん仕事を詰め込んでくるのが日本の会社です。 そこで、1人で責任の重い案件を何件も抱えることになります。ストレスマッハです。
実は私もサラリーマン時代、NEXCOや阪神高速を相手に営業をしていたこともあります。 これらの企業では深夜残業が当たり前で、NEXCOや阪神高速から真夜中に電話がかかってくることが当たり前でした。
ホワイト企業ランキングにも載っている高速道路業界ですが、実はトンデモナイ残業地獄です。
その証拠にNEXCO西日本では2015年に「最高月178時間の残業、連続36時間勤務」による「過労死事件」が起きています。 (禁断のブラック企業リスト参照)
決してホワイト企業目的で行ってはいけない業界だと思います。 ホワイト企業を探すなら化学メーカーを探したほうが賢明でしょう。
ランキング
高速道路業界を売上高でランキングにし、平均年収とともに一覧にしました。 かつては「日本道路公団」がすべてを管理していましたが、現在では民営化され、また地方自治体の独自の公営企業もあり、 高速道路会社は以下の数だけあります。
高速道路のランキング | |||
---|---|---|---|
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 年間休日 |
NEXCO東日本 | 1兆1940億円 | 794万円 | 120日以上 |
NEXCO西日本 | 9300億円 | 774万円 | 120日以上 |
NEXCO中日本 | 8750億円 | 778万円 | 120日以上 |
首都高速道路 | 3570億円 | 864万円 | |
阪神高速道路 | 2400億円 | 819万円 | 120日以上 |
本州四国連絡高速道路 | 760億円 | 非公開 | 120日以上 |
名古屋高速道路公社 | 740億円 | 非公開 | 120日以上 |
福岡北九州高速道路公社 | 600億円 | 非公開 | |
広島高速道路公社 | 110億円 | 非公開 |
特にもうかっている高速道路会社は、この中でも上位5社です。 NEXCOは鉄道でいう「東北線」「東海道線」「山陰線」のような、日本の大動脈を担う高速道路会社です。 首都高速や阪神高速はいうまでもなく、首都圏や大阪経済圏をつなぐ会社ですね。
顧客としてはトラックが特に主要顧客です。 夜中などに高速道路を走ると、トラックだらけですよね。これは、物流において重要な役割を果たしているにほかなりません。
自動車業界の躍進にも一役買っています。 長距離移動を前提としたハイパワーなクルマが売れるのは、やはり高速道路のおかげです。 また、高速道路ができると沿線に工場が建つのも、経済の発展に貢献している証拠です。
特に、鉄道とは異なりまだ建設・拡大中だという点が、非常に夢のある部分です。 あたらしい大都市をつくる、サービスエリアを大流行させる、 ETCを活用してクルマに乗ったまま買い物ができるドライブスルーなど、可能性はとてつもなく大きいですね。
これからやってくる大規模改修の時代を過ぎれば、クリエイティブな業界になっているかもしれません。
MY就活ネットでは、この他にも多数の業界研究記事を用意しています。 優良企業の見落としを防ぐため、さまざまな業界を調べてみましょう。
11月の今から最短で内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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