【就活】面接のコツ|これであなたが輝いて見える!
新卒就活における面接について、高評価を得るためのコツを解説しています。アピールするべきことだけでなく、逆に気にしなくてもよいことや、 痛いところを突かれたときの対策を考えておきましょう。
この記事の要点
- 「緊張してうまく話せない」のはまったく減点されない!
- アピールすべきは「ビジョン」「反省」「敬意」!
- 大きな声で結論から話すのが理想の新人!
- 未熟な自分を素直に認めるのがコツ!
- マナーは入社後にやるので、今はどうでもいい!
目次
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「緊張でうまく話せない」のは問題ない!
「緊張してうまく話せない」という方、朗報です!
人事は、「口下手」なのをまったく気にしていないです!
なぜなら、入社して3ヶ月もすれば治るからです。 私も面接では緊張で顔を真っ赤にして「あれ?今自分は何を言っているんだろう?」という状況に陥りましたが、 営業に配属されて3ヶ月後には1人でお客さんを訪問して契約を取っていました。
いろんな会社の人事に「緊張でうまく話せない」と相談してみましたが、返ってくる答えは必ず「入社したら治るから大丈夫!」でした。 就活で緊張するのは当たり前、口下手でも何の問題もありません。
このようにコミュニケーション能力を高く見せるコツについては、次の関連記事で解説しています。
面接では何が評価される?
面接では、「しゃべりがうまいかどうか」は評価の対象外です。 代わりに何が評価されているのかというと、入社後に理想の新人になってくれるかどうかです。 具体的には、次の3つです。
- ビジョンが会社の経営理念・社風と一致していること!
- 反省して克服しようとするタイプであること!
- 敬意を払う気持ちがあること!
これらを踏まえて、「面接のコツ」の解説に移りましょう。
「理想の新人」を思わせる面接のコツ
あなたの使命は、人事に「理想の新人だ!」と思わせることです。 次の5つのコツを実践できれば、それをアピールすることができます。
- 結論から話す
- すべての理由は「ビジョンの実現」のため!
- 元気で大きな声で話す!
- 痛いところを突かれたら、素直に認める!
- 「敬う気持ち」があればマナーはどうでもいい!
結論から話す
新入社員が怒られることNo.1が、「結論から話せ!」です。 若者は、起きたことを時系列順に話してしまいがちです。しかし、社会人は結論のわからない話は聞きたくないほど忙しいです。 よって、「結論を話してから、理由を説明する」という順番を守れば、まさに理想の新人です。
面接官「学生時代頑張ったことはなんですか?」
良い例「子どもの通学を見守るボランティアです。なぜなら、交通事故をゼロにしたいと思っているためです。」
NG例「私の就職活動の軸は、交通事故をゼロにすることです。よって交通事故を減らすために、子どもの通学を見守るボランティアを頑張りました。」
「頑張ったことはなんですか?」と聞かれたら、すべてを後回しにして「頑張ったこと」を答えるというだけのことです。 頭が真っ白になって理由やエピソードが飛んでしまったとしても、結論を最初に言えるだけで高評価です。
すべての理由は「ビジョンの実現」のため!
面接では「それはなぜですか?」という質問がよくされます。 この「なぜなぜ攻撃」があまりに多いとそれを「圧迫面接」と呼びますが、実は、答えは簡単です。
なぜかというと、ビジョンを実現するためです!
就活は「ビジョンの一致」で内定が決まります。例えば「交通事故をゼロにしたい」という会社があったら、 「交通事故をゼロにしたい」という学生から優先的に内定がもらえるというわけです。 この「ビジョン」のことを就活用語で「就活の軸」と言います。
会社が「なぜなぜ攻撃」をしてくるのは、ビジョンに対して本気であることを確認したいからです。 ですから、「なぜ?」と聞かれたら「ビジョンを実現するためです」と言って、それから「なぜビジョンの実現につながるか」を説明しましょう。
面接官「長所は『粘り強いこと』とありますが、なぜそれが長所だと思いますか?」
良い例「交通事故をゼロにするのに役立つからです。人の動きは簡単に制御できるものではなく、粘り強く対策する必要があります。」
元気で大きな声で話す!
声が大きければ、すべてが許される!
理想の新人とは、元気で明るいことです。 会社は「新人を採用する」ことで、「会社に新しい風」を吹かせようとしています。 元気な若者が入社すれば、くたびれたおじさんも「もっと頑張ってみるか!」という気持ちになるものです。
緊張で声が震えようとも、たとえ声が裏返ったとしても、大きな声に勝るものはありません。 「大きな声」勝負は、入室の時点で決まります。「失礼します!」と大きな声で言えたら、あとは勝手にその調子で話せます。
元気さえあれば、もし頭が真っ白になってしまった場合も「緊張で飛んでしまいました!志望度が!高いので!」と言えば笑って許されます。
痛いところを突かれたら、素直に認める!
仮に自分が正しくても、非を認めるだけで高評価!
理想の新人に必須のスキルが、非を素直に認めて克服しようとすることです。
面接では「有能」だと思われたいですよね。痛いところを突かれたら、「そうではなくてですね…」と言い訳したくなりますよね。 ですが、有能アピールは減点対象です。新卒採用では「今、有能であること」ではなく「素直に認めて成長すること」が重視されます。 仮に、想定と違うほうに勘違いされた場合であっても、「おっしゃる通りです」と認めた方が高評価というわけです。
面接官「趣味は海外旅行、アルバイトはなし。ということは、親の金で遊んでいたのかな?」
良い例「恥ずかしながら、おっしゃる通りです。入社後は真っ先に恩返ししたいと思います。」
悪い例「家事を引き受けることで相応の働きはしました。」
ちなみにこの会話文は、実際にグループ面接で見た光景でしたが、「悪い例」のように答えてしまった学生はその後、 「じゃあ家事をやる人がいなくなったら困るね」「就職したら家族が困るんじゃない?」と矢継ぎ早に浴びせられて泣かされていました。 素直に認めればこのような事故は起こりません。
「敬う気持ち」があればマナーはどうでもいい!
マナーは知らなくて当たり前!減点はされない!
実は、敬う気持ちさえあれば、面接のマナーはどうでもいいです。 なぜなら、それは新人研修でやるからです。「口下手」と同様に「マナー」も評価の対象外です。
「ノックが3回」「バッグはイスの右側に置く」「足は軽く開いて、手は軽く握ってふとももに置く」など様々なマナーが言われますが、 全部忘れてください。そして面接官に指摘されたら「すみません、知りませんでした!」と謝ってしまいましょう。 これだけでもう理想の新人です。
例えば、逆質問をするとき。
「仕事に役立った本を1冊、お教えいただけますでしょうか?」
赤字部分は、日本語として間違っています。正しくは「お教えいただけますか?」または「ご教示ください」なのですが、 敬う気持ちが伝わるので間違っていてもOKです。社会に出ると、むしろ処世術として「過剰な敬語」を使います。 なぜなら、尊敬されて怒る人はいないからです。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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