【就活したくないし働きたくない】従来型の就活を捨てよう
「就活したくない」「そもそも働きたくない」という本音を前にして「面接が嫌だ」と気が進まない気持ち、わかります。 筆者の私が実体験から、どう復活すればいいかを解説します。
この記事の要点
- 働きたくないのは、仕事が面白くなさそうだから!
- 就活したくないのは、不幸への突入のための活動だから!
- 欲望を元にビジョンを持とう
- 選考に無駄に落ちない就活のやり方
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働きたくない理由
そもそも働きたくない理由は、次の5つです。
- 怒られるのが嫌だ
- 時間を拘束されるのが嫌だ
- 命令に従うのが嫌だ
- 嫌な目に遭うことが目に見えている
- 幸せな未来が見えない
「どうせ怒られるし自由はない。いいことも特になさそうだ」と予想がついてしまいますよね。 「先が見えてしまう」のはつまらないものです。わかりきったパターンをただ再生するのは、もはや苦痛です。
何よりバブル崩壊以降、「苦しいことばかりで良いことは特にない」という閉塞感は日本社会全体を覆っています。
コロナ禍でも「楽しいこと」はことごとく規制されて、「苦しいこと」はなぜか何の規制もありませんでした。 まるで「楽しいことは悪いことだ」と日本人全体が思っているかのようです。
「どう見ても不幸なのがわかりきっている」ことにモチベーションが湧かないのは当然です。
一方で、悩みをすべて書き出すとなんだか解決したような気分になれます。 「夏休みの計画表を書いたら『終わった』気になった」のと同じですね。 そこでMY就活ネットでは、次の記事で「ありがちな悩みを20個」書き出しています。
就活したくない理由
就活したくない理由は、次の5つです。
- 落ちると人格否定された気分になる
- どうせ落ちるのにESを書きたくない
- どうせ落ちるのに面接を受けたくない
- 気持ち悪い「就活生」の型にハマりたくない
- そもそも働きたくない
選考に落ち続けて「もう就活したくない」と思うのは、人間の反応として当然です。
かつて「穴を掘って、また埋める」という拷問があったそうです。 穴を掘るのは重労働ですが、一通り掘り終わったらまた埋めさせられるのです。 これを延々繰り返すと精神病に陥るというものです。
「選考を受ける→落ちる」の繰り返しは、この拷問と同じです。 「どうせ落ちる」のに「ES作成・面接を受ける」のは重い負担ですから、嫌になって当たり前です。
それなのに一様に同じ髪色・服装で一斉に「御社が第一志望です」と言う「就活生」は、 なんだか気持ち悪く見えてきます。そんな型にハマって「就活生の仲間入りをしたくない」のも当然ですよね。
そして、もし内定が取れても「そもそも働きたくない」のですから、 終わりのない拷問に突入していくようなものです。これが「就活をしたくない」と思う原因です。
このように、就活がめんどくさいと思う理由を論理的に解釈すると、「脳のせいか!」と気が晴れる場合もあります。 次の記事で「めんどくさい」に至る経路を解説していますので、ぜひ参照してください。
甘えなのはわかってる!
甘えたくなる理由は、目指しているものが「不幸」だから!
「就活したくないのは甘えじゃないよ」と優しい言葉をかけてくれる人も増えています。 ですが、鬱病経験のある私に言わせても「甘え」は「甘え」です。人間の脳が甘えるようにできているんですから、他に言いようがありません。
ではなぜ脳が甘えようとするのかというと、あなたが目指しているものが「不幸」なためです。 「入社直後の右も左もわからない自分」しか想像できないため、不幸にしか見えないだけです。
実は、働くのはそんなに悪いものではありません。 入社して怒られるのはせいぜい1年です。ある程度仕事を覚えたら放っておいてもらえます。 数年で「主任」という肩書がつきますが、もうこの時点で怒られることは滅多にありません。
後輩ができ、年収も上がってくると「サークル」にいるような感覚になってきます。 「自分のおかげで会社が儲かる」のですから、大きな顔もできます。
働ける気がしない?大丈夫です!みんな最初はそう思っていたのに、いつの間にか役職がついて偉くなっています。
就活したくない、けど働きたい
働きたいのに、就活したくない理由!
「就活したくないけど、働きたい」とは思っているはずです。 「働かないと死ぬしかない」「お金がほしい」のも正直なところです。
その正直な気持ちを封印してしまう必要は、ありません。
上述の通り、働くこと自体はそんなに悪いものではありません。 でなければ社会人が40年間も働き続けている現状を説明しようがありません。 なんなら定年後も再雇用などで「年金を減額されてでも働きたい」という人すらいるくらいです。
では何が問題なのかというと、従来型の就活が非効率すぎることです。
働きたいのにその気持ちをしぼめているのが、昭和から変わらない旧態依然とした就活です。 「大量応募・大量落選」を未だに続けていて、学生への負担が大きすぎます。
それでいて経済を理解するには時間が足りず、選考の早期化などで「知っている会社」にしか応募できません。 就職してから「良い会社」を次々に見つけては「就活に失敗した」と後悔するわけです。
これが年間800万人もの転職希望者を出してしまう原因です。
実は、こんな「無駄だらけの就活」を変えようとしている就活サイトはたくさんあります。 ですが「正直な気持ち」を封印してしまう学生があまりに多いために、 「リクナビ」や「マイナビ」に比べて知名度が皆無と言っていいほど、ありません。
「就活したくない」と思うあなたにぴったりな方法を解説します。
どうすればいい?
就活鬱から脱出する方法!
具体的にどうすればいいかというと、この「就活鬱」から脱出する方法は次の3つです。
- 輝かしい未来を想像する
- 内定を1つ確保する
- 無駄に落ちるのを避ける
実は、鬱の思考回路に入った人に一番効くのは、成功体験です。 たった1つでも内定が取れれば、気分は劇的によくなります。
「取れないから苦労してるんだけど!」
内定が取れる方法、あります!ですが、従来型の就活を続けていては「大量応募・大量落選」の負のループが終わりません。 そこで、従来型の就活を捨てましょう。
輝かしい未来を想像する
欲望を元にビジョンを持とう!
あなたに今一番必要なのは、輝かしい未来を想像することです。 と言われても、思いつきませんよね。それは「就活用のかしこまった未来」を想像しようとするからです。
本当は「何もしたくない」ですし、「家でゴロゴロしていたい」のではありませんか? それで構いません。
なぜならビジネスは「何もしたくない」「家でゴロゴロしていたい」「モテたい」から始まるものだからです。
例えば家電は、「家事をしたくない」から発明されました。 機械に任せれば、自分はゴロゴロしていいわけです。 奥さんに「俺の妻でよかっただろ?だって家事をしなくていいんだから!」と歓心を買うこともできます。
また、機械メーカーは「力仕事」をなくしました。 なんでもかんでも筋肉で解決していた「仕事」を「コンピュータ制御」で自動化しました。 これで筋肉痛に悩まされることはありません。
このようなドロドロの汚い欲望こそ人間の本音であり、イノベーションを生む素なのです。 人事がES・面接で聞きたいのはこの「欲望」であり、それが「この会社で実現できるか」を見て当落を決めています。
そのために「欲望」を分析して「実現できそうなビジネス」につなげることを「自己分析」と言います。 この「欲望」を実現した「輝かしい人生」を思い描き、会社にぶつけるのが就活なのです。
まずは「自己分析」をしましょう。この視点を持てば、「面白そうな会社」が見つかるはずです。
内定を1つ確保する
たった1つの内定が、好循環の始まり!
従来型の就活を続けていては、内定を取るまでにいくつも落とされて、やる気を失ってしまいます。 そこで、内定直結イベントで内定を1つ確保してしまいましょう。
もちろん、その内定はいずれ蹴ってもいいです。 しかし、「無い内定」の状態に比べて「内定がある」のは気が楽ですよね。 周囲の人にも「まだ納得していないから就活を続ける」と言えば少しカッコいいですよね。
詳しい方法については、次の関連記事で解説していますので参照してください。
無駄に落ちるのを避ける
不採用通知をもらわないためには
「選考に落ちる」ことこそ、就活をしたくなくなる最大の原因です。 ならば、選考に落ちるのをやめましょう。
従来型の就活では「応募して審査される」というスタイルですから、これでは落ちまくります。 逆転の発想で、会社が応募してくれれば、落ちる回数はグッと減ります。
そこでおすすめなのが、 「OfferBox」 です。
OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。
他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生24万人が利用(OfferBox 2024年卒利用実績データより)しています。
一流企業やベンチャー企業はもちろん、BtoBの隠れ優良企業など15,000社以上が利用しています。 すでに学部3年生(修士1年生)の受付も開始しており、早い段階なら採用枠がフルで空いています。
→「OfferBox」でスカウトをもらう
11月の今から最短で内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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