【就活】会社説明会に行かないで内定は取れる?|絶対参加すべき理由
会社説明会には、参加必須のものと、行かなくていいものがあります。 いずれにせよ参加するに越したことはないのですが、優先順位をつけるなら「単独説明会:参加必須」「学内説明会:可能な限り参加する」「合同説明会:優先度は低い」となります。 この記事ではその理由や、参加する目的について解説しています。
目次
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会社説明会の優先度
「会社説明会に行かない」という選択をするに当たって、「行かなくてもいいもの」と「絶対に行くべきもの」があります。 あなたが参加を見送った場合に受けるデメリットを、会社説明会の種類に応じて確認しておきましょう。 会社説明会は、大きく分けて3種類あります。
単独の会社説明会|絶対に参加するべき
単独の会社説明会は、絶対に参加しましょう。 参加しない場合は、選考を辞退するのと同じ効果であると覚えておきましょう。
なぜなら、選考応募受付の条件となっている企業が多く、「会社説明会に参加した」という記録がなければ、 エントリーシートや面接の申し込み画面が開放されない場合があるからです。
筆者の私自身の経験では、そのような企業が複数ありました。 会社説明会の終わり際に「説明会の終了をもってエントリーシートの受付を開始します」と言われ、 その瞬間にエントリーシートのダウンロードボタンが光った会社がありました。
他にも、参加したその帰り道に電話がかかってきて「面談の予約」が行われた会社、 説明会の会場に紙のエントリーシートが置いてあって、webでの配布がなかった会社もありました。
このように企業が単独で開催する会社説明会は、選考応募受付の条件になっている場合がありますので、 少なくとも応募するつもりの企業であれば必ず参加してください。
学内の説明会|なるべく参加したい
学内の説明会が企業単独で実施される場合、必ず参加してください。これは説明会という名の選考です。 実際、私の大学でも学内限定の説明会が開催されましたが、後半は座談会となり、 有望な学生はその後もリクルーター面接に呼ばれるなどしていました。
一方、これが合同説明会だった場合、参加はしてもしなくてもいいです。 ただし、「あなたの大学から採用したい」ということですから、 民間で行われる合同説明会に比べて選考に進める可能性が高いため、できれば参加したほうがよいでしょう。
合同説明会|参加しなくてもいい
合同説明会は、参加はしなくてもいいです。 ただし、それは自力でBtoB企業を探して応募できる人に限ります。
「会社説明会に参加する目的」の項目で詳しく解説しますが、合同説明会には知らなかった優良企業と出会うという目的があります。 「調べる前に可能性を狭めてしまう」ことのないよう、なるべく合同説明会には参加したいのですが、 他に予定があってやむを得ない場合は、優先度は低いです。
また、合同説明会に限っては無断欠席をしても、特に影響はありません。
会社説明会に参加する目的
会社説明会に参加する目的は、次の通りです。
これらの理由から、会社説明会への参加はキャリア選択において有益であり、可能な限り参加するべきです。 しかし、スケジュール等の事情によっては上述の優先順位に従って「行かない」選択をするのも有りでしょう。
1.BtoB企業を見つけるため
1つ目の目的が、BtoB企業を見つけるためです。
就活開始時点では、知っている会社は消費者向けのBtoC企業、いわば有名企業だけです。 しかし、そのような有名企業(インフラ業界・家電メーカー・食品メーカーなど)は競争倍率が100~300倍にも及び、 選考に落ちる可能性のほうがよっぽど高いです。
一方で法人向けのBtoB企業は学生への知名度がなく、競争倍率は10~80倍と低めです。 就活を早期に成功させるためには、BtoB企業への応募が有利です。
BtoB企業には有名企業よりよっぽど利益が大きく、待遇も優れている会社が多く存在しています。 それを「名前を知らない」だけで見逃してしまうと、就職後に現実を知って後悔することになります。 実際、就活を終えた新卒の4割が就活を後悔しており、もっと幅広く企業を見ておくべきだったとアンケートに回答しています。
→BtoCはやめとけ!BtoBとどっちがいい?メリットやおすすめ
みなさんはこのようなことがないよう、合同説明会では「知らない会社」のブースに行ってください。 興味の湧くビジネスに出会える可能性があります。
2.雰囲気の確認
会社説明会では、社員と直接会話する機会があります。これによって会社の文化や職場の雰囲気を感じることができ、 またここでした質問はエントリーシートの作成にも利用できます。
特に「仕事でやりがいを感じる瞬間」「どんな理想を目指している会社なのか」を質問しておくと、 「就活の軸」や「志望動機」の回答の際に役立ちます。
それとは別に、この会社はやめておこうという判断にも使えます。 上述の質問に良い答えが返ってこなかった場合や、雰囲気が肌に合わない場合など、 志望することを取りやめるきっかけになることがあります。
筆者の私の場合、あるインフラ企業の説明会の雰囲気がとても暗く、 質問に対する回答も機械的で不気味に感じた会社があります。 結局志望するのを取りやめたのですが、その会社は後に過労死事件を引き起こしていました。
「志望企業から外して撤退する」という判断は、会社説明会でしかできないことだと思います。
3.選考の一部
上述の通り、会社説明会の中には選考の一部に組み込まれている場合があり、 参加しないと次のステップに進めない企業があります。 例えば「エントリーシートのダウンロードが開放される」「座談会の名目で面接が開始される」場合があります。
筆者の私の経験では、JT・日鉄エンジニアリング・JFEエンジニアリング・NTT西日本・トヨタ自動車・豊田自動織機・住友倉庫・NEXCO西日本などがこれに当てはまりました。 私が選考を受けた会社の中で過半数を上回っていますから、油断は禁物です。
中には説明会に参加しないで書類選考に合格した会社もありましたから、すべてではありません。 しかしほとんどの場合、単独説明会には参加が必須と考えておくべきでしょう。
会社説明会に行かないで内定をとるには?
以上より、会社説明会に行かないで内定がとれることもありますが、 基本的には会社説明会が「選考に進む条件」かどうかが明示されないため、 単独説明会は必ず参加しておきましょう。
一方で、なるべく「行きたくない」という方にはスカウト型就活サイトの利用がおすすめです。 そちらはスカウト=即選考ですので会社説明会というステップを飛ばすことができます。 おすすめは、 「OfferBox」 です。
OfferBoxは「待ち」型の就活サイトで、SNSの要領でプロフィールを充実させていくと、 あなたに興味を持った企業の人事から「スカウト」が送られてくる就活サイトです。 時には「一次面接免除」「いきなり最終面接」などの優遇選考に招待されることもあります。
他のスカウトサイトとの大きな違いは、「企業による一斉送信ができない仕組み」になっていて、冷やかしの宣伝メールが来ないことです。 企業は限られた数のスカウトしか出せないため、本気のスカウトだけが来るのが特徴です。 これが人気を博し、就活生の3人に1人が利用する常識の就活サイトになっています。
一流企業やベンチャー企業はもちろん、BtoBの隠れ優良企業など15,000社以上が利用しています。 すでに学部3年生(修士1年生)の受付も開始しており、早い段階なら採用枠がフルで空いています。
→「OfferBox」でスカウトをもらう
行かないほうがマシ?説明会のこんな使い方はNG
合同説明会の間違った使い方も紹介します。 以下のような立ち回り方なら、参加しないほうがいいかもしれません。
知っている企業のブースにしか立ち寄らない
合同説明会のメリットは、「知らない企業を知ることができる」という点にあります。 「なんとなく給料が高そう」「有名企業だし入社したら自慢できそう」「知らない会社はこわい」 といった基準で立ち寄るブースを決めるのだとしたら、そもそも合同説明会に行く意味がありません。
就活は非常に競争倍率が高い争いです。知っている企業だけで就活を済ますなんてことはまず不可能です。 テレビCMやインターネット広告をうたない優良企業はいくらでもあります。特に、BtoB企業など知らないことが大半でしょう。 できる限り多くの、あらゆる会社の説明を受けて、選びうる選択肢の幅を広げてください。
知っている企業なら、合同説明会に行かなくてもプレエントリーできます。合同説明会を飛ばして単独説明会から参加することだって可能です。 しかし、合同説明会というチャンスはもう次はありません。合同説明会に参加しなければ知らなかったような会社は、 もし合同説明会で回らなければ永遠に知ることはできません。
2~3社回ってすぐ帰ってしまう
1日に回る会社が2~3社では少なすぎます。世の中には五万と会社があります。 実は、就活が始まった段階で知っている会社はほぼ0パーセントです。
とはいえ何万社も調べて何万社もプレエントリーし、何万社もの面接を受けることは物理的に不可能です。 時間にも制約がありますし、1%も回れないことは確かです。 しかし、知っている会社はほぼ0パーセントということを認識してください。
少しでも多くの会社を知り、自分に合った会社を見つけることが必要です。
待遇や知名度ばかり気にする
就職先を選ぶのに、待遇は重要です。ですが、待遇面で教えてもらえるのは「初任給」と「福利厚生」だけで、 昇給や昇進、役職手当、ボーナスなどについてはほとんど教えてもらえません。 会社の定める賃金規則は、入社まで見せてもらえないものだからです。
また、会社の知名度も学生の常識とビジネス界の常識は異なります。 今の消費者の感覚で知名度を判断しても、入社後にはまったく異なる世界が広がっており、 「名前も知らなかった会社」が「世界的影響力の強い会社だった」ということがよくあります。
よって、待遇面は家で検索して調べることとして、知名度はいったん抜きにして会社を回りましょう。
何も考えずにただ参加するだけ
合同説明会の使い方として、一番間違っているやり方です。何も考えずにただ、「皆が参加しているから」で参加するのは意味がありません。 「合同説明会で知るべきこと、学ぶべきこと」をしっかり考えて参加する必要があります。
そのためには合同説明会の事前準備として、「企業選びの軸」をつくっておき、 「その会社が自分に相応しいかどうか」を判断する基準を持っておく必要があります。 会社説明を受ける際には常にこの「軸」を意識し、それに合致した会社かを見極めなければなりません。
5月の今から最短で内定をもらうには?
全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう
内定確度の高い応募先を持っておこう!
平均的な就活生は30社に応募して、10社の面接に進みます。 ですが、これはあくまで平均。応募先が有名企業ばかりだと、運悪く全落ちの可能性すらあります。 その対策に、知名度の低い「隠れ優良企業」を志望先に加えたいのですが、名前も知らない会社は検索すらできません。
そこで利用したいのが「OfferBox」です。
SNSの要領でプロフィールを設定し、本番さながらの適性検査を受けると会社の人事がそれを読みます。 「あなたがほしい!」と思われれば、ときには書類選考が免除・いきなり最終面接などの特典付きで選考に呼ばれます。 つまり、内定確度の高い応募先を確保できるというわけです。
OfferBoxでは学生の知らない「隠れ優良企業」が待ち受けていて、 そんな会社の人事に響く「アピールの仕方」も書いてあります。 加えて本番さながらの適性検査も受けられるので、結果を見れば自己分析も簡単に終わります。
学生なら完全無料な上に、登録するのが早ければ早いほど会社の採用枠が多く残っています。 学部3年生(修士1年生)の受付も開始していますから、今のうちに会社との接点をつくって全落ちリスクを減らしましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
早期選考にまだ間に合う!
まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく10倍受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)
選考体験談が詳しすぎる!
「ワンキャリア」では50,000件を超える合格エントリーシート・就活体験談が掲載されており、 全日本空輸(ANA)、伊藤忠商事、花王、日本航空(JAL)、味の素、アサヒビール、オリエンタルランド等日本の一流企業に加え、 ゴールドマンサックス、ボストンコンサルティング、モルガン・スタンレーなどの外資系一流企業も多数そろっています。
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内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置してない?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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