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文系のインフラES対策|就活の軸から志望動機まで一貫解説

インフラ業界|エントリーシートの書き方

 文系向けに、インフラ業界のエントリーシートの書き方を例文付きで解説します。 「就活の軸」「ガクチカ」「自己PR」「弱み」「志望動機」「挑戦したいこと」を一貫して作成しています。



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ES総論

 エントリーシートの設問は、どの企業もおよそ以下の6つです

就職活動の軸就職活動の軸
例:価値創造による社会貢献がしたい。
学生時代に力を入れたこと軸の実現のために取り組んだこと
例:ゲーム・イラスト・ウェブサイト・料理など何かをつくった経験。
自己PR(長所)軸に役立つ長所
例:挑戦的なところ。
短所本当に困る短所
例:完璧主義で納期に遅れがちなところ。
志望動機社風と軸の一致
例:貴社の挑戦的な社風に共感した。
入社後に挑戦したいこと軸の実現
例:スマートシティ構想の実現に挑戦したい。

 以上のようにESを「軸の実現」で統一することを、MY就活ネットでは「ESのストーリー化」と呼んでいます。 このような構成になる理由については、165社の面接の深掘り質問を分析し、解説しています。

【関連記事】 【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!  

ESのお題は?

 過去問になりますが、インフラ業界のエントリーシートは次のような設問が課されます。

関西電力「企業を選ぶ際の考え方」「関西電力で実現したいこと」
中部電力「学生時代頑張ったことと、経験から得られた学び」「当社を志望した動機および入社して実現したいこと」
電源開発「志望動機」「会社を選ぶ軸」「自己の理解している性格」「印象に残っている事業」
東京ガス「どのように活躍し、何を実現したいか」「困難だった出来事と、それを乗り越えた方法」「チームで成果を得るために、自分の意志で挑戦したエピソードと、そこから学んだこと」
大阪ガス「学生時代にエネルギーを注いだこと」「自分を形成する上で大きな影響を受けた出来事(小中・高・大の3ステージ)」「あなたらしさを表す写真とその説明」
JR東海「学生時代最も打ち込んだこと」「当社への志望理由」
JR東日本「自己PR」「当社で挑戦したいこと」
JR西日本「当社の志望理由と、当社で取り組みたいこと」「長所短所を含めたセールスポイント」「学生生活で特に力を入れて取り組んだこと、その経験で学んだこと」
首都高速道路「当社を志望する理由」「学生時代最も困難だったことと乗り越えた方法」「首都高の現状を踏まえ、未来の首都高がどうなっているか自由に」
NEXCO東日本「自己PR」「学業面で頑張ったこと、得られた成果や会社でどのように活かせるか」「学業以外で頑張ったこと、以下同文」「志望理由と入社後挑戦したいこと」
NEXCO中日本「学生時代最も打ち込んだこと」「当社への志望理由」「入社して実現したいこと」
NEXCO西日本「学生生活で最も力を入れて継続的に取り組んだこと」「あなたがどのような人物か、自覚している自身の特徴や人柄について」「NEXCO西日本に興味を持った理由・社会で成し遂げたいこと」
NTTドコモ「これまでの人生でチャレンジしたエピソード」「NTTドコモで叶えたい夢・実現したいこと」「自身のスキル・経験・志向性などで希望するワークフィールドにマッチしていることをPR」
KDDI「大学入試以降取り組んだ最も難易度の高かった経験」「選択したコースでどのようなことを実現したいか、また活かしたい自身の強み」
ソフトバンク「ソフトバンクバリューと合致する自分の強み」「ソフトバンクに入ってなにをしたいか」
NTT東日本「自身のアピールポイント」「学生時代の『これだけは誰にも負けない』と自負できる取り組み」「取り組みでの主体的な行動・工夫・苦労など」「NTT東日本でどんな未来を創造したいか・それをなぜ当社で実現したいか」
NTT西日本「NTT西日本でやってみたいこと」「自己PR」
 

準備するべき項目

 過去問をまとめると、ほぼお題が被っているため次の6項目を準備すれば足ります。

 ただし、大阪ガスだけは「自分史」と「写真」も用意する必要があります。

 

1.就職活動の軸

ポイント問わない会社でも必須

 就職活動の軸は、問われない会社でも必須です。

 なぜなら、ES・面接の回答はすべて「軸の実現」という観点で統一しないと、圧迫面接を受ける原因になり、落とされるためです。 ガクチカは「軸の実現のために取り組んだこと」、志望動機は「社風と軸の一致」、挑戦したいことは「軸の実現」です。

 しかし、簡単には思いつかないですよね。そこで、各社の中期経営計画をもとにおすすめの軸を用意しました。 上から順番におすすめです。

【関連記事】 【就活の軸】インフラ向けの例文20選|おすすめランキング  

2.学生時代に力を入れたこと

ポイント軸の実現のため

 ガクチカは「軸の実現のため」という観点で、次の6つの要素を取り入れましょう。

1.結論例:ゲーム制作の経験
2.動機就職活動の軸
例:価値創造による社会貢献がしたい
3.目標目標設定の理由も用意しておく
例:大学祭でのプレイ人数200人。大学人口に照らしてシェア1位を名乗れるため。
4.工夫意見対立がなかったか深掘り質問される場合が多い
例:方向性をめぐって意見対立が発生したが、論理的に最適解の選択へと誘導した。その際、反対意見にも共感を示すことを意識した。
5.結果例:目標を達成することができた
6.学び挑戦したいこと」にも利用する
例:ユーザーの潜在ニーズを探る重要性を学び、メンバーへの気づかいや力を引き出す能力を身につけた。

 このような構成になる理由は、インフラ業界も含めた165社の面接の深掘り質問を分析した結果です。 これについて詳しくは次の関連記事で解説しています。

【関連記事】 【ガクチカ】深掘り質問の実例一覧と回答例|165社の面接を分析!

 特に「反対意見にも共感を示す」などの「理想の上司らしいエピソード」が必要です。 「バイトリーダー」や「サークルリーダー」のような肩書は不要ですが、次のようなエピソードを用意しておきましょう。

【関連記事】 【ガクチカ】リーダーシップ経験の例文7選|肩書は不要!

例文

 私はゲーム制作の経験を通じて、価値創造による社会貢献を目指しました。

 大学祭では「プレイ人数200人」を目標に設定しました。 これは、大学内の学生人口を考慮し、シェア1位を名乗れる基準として妥当であると判断したためです。

 取り組みにあたっては、ゲームの方向性をめぐり意見対立という困難が発生しました。 しかし、反対意見にも共感を示しつつ、論理的に最適な選択肢へと誘導することで、チーム全体で納得のいく決定を下すことができました。 その結果、多くの学生にプレイしてもらい、目標を達成することができました。

 この経験を通じて、ユーザーの潜在ニーズを探る重要性を学ぶとともに、メンバーの意見を尊重しながら力を引き出す能力を身につけました。 これらの学びを活かし、今後もより多くの人に価値を提供できる取り組みに挑戦したいと考えています。

【関連記事】 【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!  

3.自己PR

ポイント軸に役立つ長所

 自己PRは、「長所とそれにまつわるエピソード」を書くものです。ガクチカを参照すると、話に一貫性が出ます。 こちらも「軸の実現」という観点で選びましょう。例えば私の場合、次のように回答します。

例文

 私は挑戦的な人間です。

 ゲーム制作の取り組みでは、単にゲームの企画や開発にとどまらず、必要なスキルを積極的に習得する姿勢を貫きました。 具体的には、ゲーム内で使用するイラスト制作に挑戦し、ビジュアル面のクオリティ向上を図りました。

 さらに、ゲームを広く知ってもらうために公開用のウェブサイトを自作し、デザインやユーザビリティにもこだわりました。 また、サイトの動的な仕掛けやデータ管理を行うために、PHPやJavaScriptなどのプログラミング言語も習得し、システムの最適化を行いました。

 この経験を通じて、私は新しい分野への挑戦を恐れず、必要な知識を自ら学び、実践する力を身につけました。 この挑戦的な性格を活かし、貴社の確立された顧客基盤やIT技術を活用した新領域への挑戦に貢献したいと考えています。

 インフラ業界は、JERAを除いて「新領域への挑戦」を掲げています。 そこで自己PRでは「創造力」「応用力」「課題解決力」などをアピールするのがおすすめです。

【関連記事】 【新卒】自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説!  

4.弱み

ポイント正直に答える

 弱みは、ごまかさずに正直に答えましょう。

 社会人にとって理想の新人とは「なんでも報告・連絡・相談する新人」です。 一方の悪い新人は「ミスをごまかす新人」です。弱みでダメージ軽減を図ると、「ミスをごまかす悪い新人」を彷彿とさせます。 そこで、本当に困る弱みを話した上で、克服しようと努力している姿勢をセットでアピールしましょう。

例文

 私の弱みは「完璧主義であるところ」です。

 それゆえ作業が遅れがちで、納期に間に合わなくなりそうなことがしばしばあります。 そこで現在はメンバーと共同でスケジュール管理をし、優先順位をつけることで克服しようと努力しています。

【関連記事】 【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例  

5.志望動機

ポイント志望動機は三段階

 志望動機は、三段階で準備しましょう

 多くの会社で「エネルギー業界を選ぶ理由」「鉄道や航空でなく高速道路を選ぶ理由」など「業界の志望動機」が問われます。 そこで、「就職活動の軸」「業界の志望動機」「当社の志望動機」の三段階で、 順番に志望先を特定していく形で用意しておきます。

就職活動の軸価値創造による社会貢献ができる会社に入社したい。
業界の志望動機電力業界は幅広い顧客基盤とブランド力があり、またIT技術にも優れています。これにより価値創造のチャンスが多いと考えました。
当社の志望動機新領域への挑戦に積極的な社風に共感したため。

 他にも、インフラ業界を選ぶ理由として次のような回答が考えられます。

長期的かつ安定した資産運用インフラ業界は長期的な視点で資産を運用し、持続的に収益を上げるビジネスモデルが特徴です。安定した収益基盤の上で、長期的な視野でビジネスに貢献できる点に魅力を感じました。
社会インフラの基盤を支える責任インフラ業界はエネルギー、通信、交通など、社会の基盤となるサービスを提供し、生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。この責任感と社会貢献に魅力を感じました。
資産を活用した新たなビジネス創出インフラ業界は、既存のインフラ資産を活用して、新しいビジネスやサービスを創出する可能性があります。このような資産活用型のビジネス展開に大きなやりがいを感じます。
持続可能な社会への貢献再生可能エネルギーやスマートグリッドなど、持続可能なインフラの構築を進めることで、環境負荷の低減や社会の持続可能性に貢献できる点に魅力を感じました。
地域社会への直接的な貢献地域に密着したインフラを提供することで、地域社会の発展や住民の生活向上に直接的に貢献できる点に魅力を感じます。

 「当社を選ぶ理由」については、次のように回答します。

例文

 私が志望する理由は、新領域への挑戦に積極的な社風に共感したためです。

 私は挑戦的な人間であり、新たなスキルを活かして価値を創出してきました。 この経験から、未知の分野でも学びながら挑戦し続ける姿勢を身につけました。

 貴社は、電力事業にとどまらず、デジタル技術の活用や都市開発、スマートシティの推進など、エネルギーの枠を超えた新領域への挑戦を続けています。 その姿勢に共感し、私も貴社の一員として、利用者のニーズを踏まえた新しいサービスの提案や事業開発に携わりたいと考えています。

 これまで培った挑戦力と学習意欲を活かし、貴社の成長に貢献するとともに、自らも成長し続けたいです。

【関連記事】 【新卒】なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説

 インフラ業界の志望動機では、「経営が安定している」は禁句です。 原発の停止・感染症・資源価格の高騰などで赤字を出す場合もありますし、それぞれ「新領域への挑戦」を模索しています。

 また「安定供給」「安定運行」は理系の仕事のため、文系の場合はビジネスにフォーカスしましょう。 鉄道・高速道路なら「沿線開発」、電力・ガス・通信なら「顧客基盤とコア技術を活かした新規事業」がよいでしょう。

 また、会社ごとの志望動機については各企業研究記事でも解説しています。

【関連記事】 独自の企業研究を165社公開!内定獲得に必要な情報を網羅  

6.入社後に挑戦したいこと

ポイント軸の実現

 入社後に挑戦したいことは、「軸の実現」です。 「就職活動の軸」や「志望動機」と矛盾がないように注意しましょう。

 価値創造の例では、次のように回答します。

例文

 入社後に挑戦したいことは、新領域での価値創造を実現することです。

 貴社は、電力供給にとどまらず、デジタル技術を活用したスマートシティの推進や、新しいエネルギーサービスの創造に挑戦しています。 私は、これらの取り組みに貢献し、利用者のニーズを踏まえた新しいビジネスモデルの提案に携わりたいと考えています。

 学生時代、ゲーム制作を通じて、イラストやプログラミングなど新たなスキルを習得しながら、ユーザー目線での価値創造に取り組んできました。 この経験を活かし、貴社の持つ技術やインフラを活用しながら、新たな市場を開拓する企画・事業開発に挑戦したいです。

 特に、再生可能エネルギーや都市開発の分野では、地域ごとの特性を理解し、持続可能な発展につなげることが求められます。 私は、データ分析やマーケティングの視点を活かし、地域や企業と連携した新たなエネルギー活用モデルの提案に挑戦し、貴社の成長と社会への貢献に尽力したいと考えています。


 また、次の関連記事ではインフラ業界のおすすめ企業や就職難易度などを解説しています。

【関連記事】 インフラ業界49社!業界研究・平均年収・ランキング

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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