エントリーシートの質問欄で人事を「おっ」と言わせる方法

エントリーシートの質問欄を空白にしていませんか? 会社側に「逆質問」する項目ですが、ここで人事を「おっ!」と言わせて高評価を得る方法を解説します。
おすすめ・人気記事
質問欄は「有望性」アピールのチャンス!
エントリーシートの質問欄を空白にしたり、「特になし」としてしまうのは非常にもったいないことです。 というより、書かずに出すと「会社に興味がない証拠」にされてしまいます。 社会人は質問されるのが大好きです。逆に無反応だと怒ることすらあります。
では、人事が喜ぶ質問をするには、何を書けばいいでしょうか。
結論から言うと、質問欄に書く内容は「将来の夢を実現するためのこと」です。
そもそもエントリーシートは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
「『将来の夢』実現ストーリー」を書いたあとに、この質問欄が出てくるのです。 つまりここで「将来の夢を実現するためのこと」を書けば、「おっ!この学生は”わかっている”な!」と思ってもらえるわけです。
おすすめの質問
ここからは質問欄に書くべきおすすめを紹介していきます。 基本的には「たった今、内定をもらった」「今日からこの会社で働くことになった」という想像をして、 今何が足りないのかを考えてみると有益です。
仕事をする上で役立った本を教えてください
この質問をすると、面接官はきっと「今は大学生活を大事にしてください」と言うでしょう。 ですがそれで問題ありません。「今すぐ結果を出したい」という熱意のアピールになるからです。 社会人は「ビジネスを自分事」として捉える若者が大好きです。
内定後はどのように過ごされたか教えてください
もう「内定を取った後」の話をしてしまいましょう。 常に次のことを考えている、そんな若者は社会人に大ウケします。 おそらく「単位」や「卒業旅行」の話をされると思いますが、やる気を見せることができます。
新人時代に「あれを学んでおけばよかった」と思ったことを教えてください
これも「入社後スムーズに仕事に取り組めるように準備しておこう」という気持ちをアピールする質問です。 個人的には「簿記」をおすすめしたいですが、その面接官はなんと言ってくれるでしょうか。
今大学生に戻ったら、何を学びたいか教えてください
往々にして就職してしまってから「大学であれを学んでおけばよかった」と後悔するものです。 なにで後悔しているか・その講義の魅力などを聞いて、今のうちに学んでおこうという質問です。 後悔のないように学びたいという貪欲な姿勢は、人事を喜ばせることができます。
営業部に配属されるには、新人研修でどのような活躍をすれば良いか教えてください
この質問をすると、「配属のことを見据えている」ということで高い入社意欲をアピールできます。 「営業に配属されなかったらどうする?」と聞かれたときに詰まってしまわないよう、 「その部署が天命なのだと思うことにします」など答えを用意しておきましょう。
優秀だと思う後輩の条件を教えてください
返ってくる言葉はおよそ想像がつきますが、すでに理想の新人になろうとしている点で高い入社意欲をアピールできます。 「求める人物像」としてではなく「同じ部署に配属された後輩」としての質問であると念を押しておきましょう。
こんな質問をしてはいけない!NG例
最も書いてはいけないのが、選考前に聞いておくべきことです。
- 「御社はどのような社会を実現しようとしているのでしょうか?」
- 「御社が就活生に求める人物像を教えてください」
- 「会社で一番盛り上がるのはどんなときですか?」
- 「入社後のギャップはありましたか?」
- 「社員の方にはどんな方が多いですか?」
これらは説明会の段階では「良い質問」なのですが、エントリーシートを出す段階で聞いては「手遅れ」です。 「選考を辞退するのでは?」「説明会で何をやってたの?」と思われてしまいます。 入社するかどうかに関わる質問は、エントリーシートに書くのはNGです。
次に、待遇に関する質問もNGです。
残業や給料、休日について気になる気持ちはわかります。働く以上はとても重要ですよね。 ですが、総合職として入社する以上、待遇を左右するのは自分の頑張りです。
「会社に与えてもらう」という意識を見せてしまうと、「総合職として失格」と思われてしまいます。
加えて、各所でおすすめされている配属先に関する質問も望ましくありません。 というのも、「希望が通らなかったらやめちゃうの?」という話になるからです。 そもそも配属に関しては説明会で話が出ているはずですし、今さら選考の段階で聞く話ではありません。
志望企業の内定者はどう書いた?合格ESをもらおう
あなたの志望企業の内定者が「学生時代頑張ったこと」についてどう書いたか、気になりますよね。 合格エントリーシートがあれば、すべての項目で自分の完成度、説得力、文章力などを比較することができます。 上手な言い回し、ネタ探しにも役立ちます。
合格エントリーシートは、従来は大学の仲の良い先輩からもらうしかありませんでした。 志望企業に内定を取った先輩が身近にいないと、「模範解答」を読むことができなかったのです。 それゆえ就活では「コネ」が必要だと言われる時代がありました。
しかし今は、合格エントリーシートが無料でもらい放題できるサイトがあります。
この2つのサイトでは歴代就活生の合格エントリーシートを大量に集めており、 就活生は無料登録するだけですべて読み放題です。 2つ登録すればほとんどの企業を網羅できるでしょう。
エントリーシートだけでなくインターンシップや面接などの選考情報、就活テクニックの他、 特別選考枠のある合同説明会など様々なお役立ち情報が満載ですので、ぜひ利用してみましょう。
今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。
なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】
という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
-
- 【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!
- 文系のインフラES対策|就活の軸から志望動機まで一貫解説
- 【就活】逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!
- 自己分析の館|登録不要のツールで簡単に!
- 【就職活動の軸とは?】例の一覧118選|10秒診断あり!
- 【就活の軸】メーカーのESに使える例文24選|業界別おすすめ
- 【就活の軸】金融志望の例文18選|銀行の種類別おすすめ!
- 【就活の軸】インフラ向けの例文20選|おすすめランキング
- 【就活の軸】建設業界の例文18選|おすすめランキング
- 【就活の軸】「人の役に立つ」の例文19選|要素を1つ足そう!
- 【就活の軸】「人を喜ばせる」の例文25選|要素を1つ足そう!
- 【就活の軸】まちづくりの例文12選|地域密着をアピールする
- 【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応!
- 【ガクチカがない】それでも受かる大手企業の選び方と戦略
- 【ガクチカ】アルバイトで説得力を出す構成と例文7選!
- 【ガクチカ】学業での書き方と例文7選|深掘り質問に対応!
- 【ガクチカ】イラスト制作の例文|強いエピソードにできる!
- 【ガクチカ】リーダーシップ経験の例文7選|肩書は不要!
- 【ガクチカ】深掘り質問の実例一覧と回答例|165社の面接を分析!
- 【ガクチカ】挫折経験がない|深掘り対策搭載の例文4選
- 【新卒】なぜこの会社を選んだのか|例文5つと書き方を解説
- 【文系】化学メーカーの志望動機|例文5つと書き方を解説
- 鉄道会社の志望動機の例文5選|「鉄道が好き」がNGな理由
- 【例文】「おっ!」と思わせる志望動機の書き方|400字で想いを伝える
- 【文系】なぜメーカーなのか|「業界の」志望動機の例文6選
- 【志望動機】「製品が好き」はやめとけ|良い言い換え方を解説!
- 【勤務地の希望理由】「ここで働きたい」に説得力を出す方法
- 【例文】会社に入って挑戦したいこと|「おっ」と思わせる!
- 【無料配布】エントリーシートの見本のダウンロード
- 【例文】エントリーシート「得意科目・苦手科目」の書き方
- エントリーシートの質問欄で人事を「おっ」と言わせる方法
- 【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例
- 【特技がない!でも大丈夫】特技・趣味の一覧とおすすめ
- 面接で「熱意がない」と言われる原因|ESに問題アリ!
- 【就活】働く意味とは|ES・面接用の例文6つと考え方
- ES添削のやり方|誰に依頼するべき?自己PRや志望動機を今すぐチェック!
- エントリーシートの提出時期|締切一覧
- なぜエントリーシートは手書きなのか|時代遅れの悪習