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【就活バッグ】就職後も使い続ける選び方|色や金具の注意点

就活バッグの選び方

 就活バッグ(リクルートバッグ)について「サイズは?」「黒以外でもいい?」「金具の色は?」と悩む方のために、 就職後も使い続けるための選び方を解説します。



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就活バッグの選び方!5つの条件

 5つの条件を満たすものが就活バッグ!

 就活バッグの選び方は、次の5つの条件を満たしたものを選ぶことです。

 この5つの条件を満たすものが、「ビジネスバッグ」の中でも特に「リクルートバッグ」と呼ばれるものです。 後者は前者に含まれるため、入社後もそのまま使えます

 このように、ビジネスバッグならなんでもいいというわけではありません

 ですが、カバン屋さんに入っても「リクルートバッグ」という名前で商品が置いてあるわけではありません。 お店の人に聞くのも一つの手ですが、お店の人は流行りのバッグをすすめがちです。 それが「リクルートバッグ」であるかどうか確かめるためにも、5つの条件を詳しくおさえておきましょう。

 

1.自立する(底鋲がある)

 条件1:自立すること

 最も重要なのが自立するという条件です。 バッグをイスや壁にもたれかけることなく、何もないところで立つことが必要です。

 就活ではバッグをイスのそば、足元に立てて置いたり、会場のすみに並べて立てておくことが多いです。 たくさんの人が集まる会社説明会ではバッグ置き場に所せましと並びます。 自立しないものだと場所をとってしまい、邪魔になるのです。

 同様の理由で、やわらかい素材のものもNGです。自立しない上に、配布資料が中でシワになってしまいます。 ある程度のかたさがあって、かつ上記イラストのように底鋲(そこびょう)がついているものがよいでしょう。

 

2.A4サイズ以上であること

 条件2:A4サイズ以上であること!

 A4サイズ以上であることを確認しましょう。縦30cm、横42cm、幅9cmが標準的です。

 会社説明会などでは、会社のパンフレットやエントリーシートを受け取りクリアファイル等に入れた上でバッグにしまいます。 その他、筆記用具や折り畳み傘を入れたり、また配布資料が「封筒」に入っている場合や、 お土産にバインダーをもらったりすることもあります。

 就職後のことを考えるのであれば、ノートパソコンが入るサイズで選びましょう。 買いに行く際はA4ファイルを持参して、入るかどうか確かめてみましょう。

 

3.防水or撥水のもの

 条件3:防水・撥水機能があること!

 就活バッグは、防水または撥水のものが望ましいです。

 「雨に降られても中身が濡れない」ことも重要ですが、何より「バッグは濡れると劣化する」ことに理由があります。

 特に合成皮革の場合は、濡れることで徐々に劣化していきます。 スーツや靴、ベルトにも言えることですが、基本的に就活に使うものは水に弱いです。 そもそも濡らすべきではないのですが、雨なら仕方がありません。

 そこで防水・撥水のものを選んでおくと、入社後もそのまま使えるというわけです。

 

4.黒or黒系の色

 条件4:黒か黒系の色であること!

 就活バッグは、または黒以外でも「色の濃いもの」を選びましょう。

 実は、厳密にバッグの色が決まっているわけではありません。「就活生らしいバッグの色」という概念もありません。 結局のところ「色センスの問題」に過ぎず、似合ってさえいれば「黒以外の色」でも問題はありません。

 とはいえ、初めてのリクルートバッグですからセンスの自信などないですよね。 そんなときは濃い色を選ぶのが無難です。 「紺色」や「茶色」でも構いませんが、なるべく黒に近いものにするとよいでしょう。

 

5.男性は手提げ、女性はトートバッグ

 条件5:男性は手提げ、女性はトートバッグ

 「手提げ」や「トートバッグ」も厳密に決まっているわけではなく、同様に「スーツ全体のコーディネート」の問題です。 ただし「リュックサックは不適切」「小さすぎる・大きすぎるものは就活に不適切」と思う社会人もいますから、 センスに自信がなければ「男性は手提げ」「女性はトートバッグ」にしておけば間違いがありません。

 また男性の場合で「肩掛けできるもの」については、就活では見たことがありません。 実際に入社すると、肩掛けのものを使っている社員が多いため、それで指摘を受けることはないかと思います。 「周囲の様子をうかがってから肩掛けにする」のであれば、ヒモを取り外せるものを選んでおくとよいでしょう。

 

ビジネスバッグとリクルートバッグの違い

ビジネスバッグの中で、条件を満たしたものをリクルートバッグと呼ぶ!

 ビジネスバッグとリクルートバッグの違いは、上記5つの条件を満たすかどうかだけです。

 特に「素材が本革でなければならない」「金具はシルバーでなければならない」などと決まっているわけではなく、 「リクルートバッグ特有のデザイン」というものもありませんし、「就職後は買い替えるべき」ということもありません。 ゆえに、お店に行っても「就活用」のコーナーもなければ、そのようなラベルも貼られていません。

 ただ、便宜上「就活バッグ」と呼称されているに過ぎないため、条件を満たしたものであれば何でも構いません

 

金具はゴールドでもいい?

金具はゴールドでもいい!

 金具がゴールドでもいいかどうか、迷う方も多いようです。 結論から言うと、ゴールドでも構いません。注意したいのは金具の光沢のほうです。

 メンズバッグの場合は光沢が鈍いものが良しとされており、 あまり輝いていると「安物を買ったな」と指摘されることがあります。 就活段階では特に問題ないのですが、入社後も使い続ける前提であれば「あまり輝いていないもの」を選ぶとよいでしょう。

 「ゴールドの金具」も結局は「スーツ全体のコーディネート」の話ですので、 自信がなければ「シルバーの金具」または「濃い色で塗装された金具」を選んでおけば無難です。

 一方、レディースバッグの場合は、光沢について指摘されることはありません。

 

どこで買えばいい?

イオンやヨドバシカメラなどどこでも!

 就活バッグをどこで買えばいいか、悩む方もいるでしょう。 結論から言うと、ショッピングモールや家電量販店などで構いません

 前述の通り、「就活バッグ特有のデザイン」などが厳密に決まっているわけではなく、 上記条件さえ満たしていれば、なんでもいいというのが本当のところです。 そして、そのようなカバンはどこでも売っています

 私の場合は、入社後に何度か買い換えているのですが、買った場所は次の通りです。

就活バッグが買える場所

 

いつまで使える?

いつまでも使える!

 就活バッグがいつまで使えるかというと、「飽きるまで」です。 「何歳まで」を心配される方もいますが、内定式はもちろん、入社式から通勤まで、そのバッグのままで構いません。

 先ほど「ノートパソコンが入るサイズ」と解説しましたが、 入社すると「図面」「商品パンフレット」などの資料や「ノートパソコン」「タブレット端末」などの機器を持ち歩く場合があります。

 私の場合、客先に配布する用に「分厚い図面の束」を持ち歩いていたため就活バッグでは足りず、 旅行カバンのような巨大なものに買い換えましたが、そのような極端な場合でなければ買い替えの必要はありません。

 ただし、金具の色の他に肩掛けできるものがほしいなど入社後に好みが変わってきたりします。 私自身、ファッションには興味がなかったはずなのですが、収入が増えると「ポーターのバッグがほしい」などと思ったものです。

 中でも「バッグを肩掛けして両手をフリーにしたい」という欲求にかられる人は非常に多いです。 就活当時は「手提げバッグ」が前提ですが、「肩掛け用のヒモが後で取り付けられるもの」を選んでおいてもよいでしょう。

 

就活バッグの中身は何を入れる?

 購入の際は「就活バッグの中身は何を入れるか」に注意するとよいでしょう。 これらを入れた際に「紙が折れ曲がる」「折り畳み傘が暴れる」ということのないよう、 ポケットの数やペットボトル用スペースも確認しておきたいですね。

就活バッグの中身

 私の場合、バッグ内部のポケットの数が足りないことやペットボトルの結露が書類を濡らすという失敗がありました。 書類が折れ曲がったりシワになったりしないためには、小さいものはポケットに収納することが重要です。

 またもう1つ気を付けたいのが、上部がファスナーなどで閉まることです。 ものによっては「一応閉まるけど雨が入る」ような場合もあります。私はこれでソニーのウォークマンを壊しました。 雨に降られたときのことをしっかり考えておきましょう。

 MY就活ネットでは、他にも「就活のためにしておくべき準備」を「すること」「買うもの」の2つの面で解説していますので、次の記事を参照してください。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ