【就活】ブラック企業の内定|どうしたらいい?
ブラック企業の内定しか出なかったとき、どのように対処すればよいでしょうか。 ブラック企業の内定は辞退したいところです。40年間もブラック企業で働きたくありません。 しかし、ブラック企業の内定しかない場合、内定辞退をすると就職留年か、就職浪人になってしまいます。
おすすめ・人気記事
ブラック企業の内定を辞退する
内定辞退は、9月までに済ませよう!
ブラック企業の内定辞退は必須です。間違っても入社してはいけません。 ブラック企業でも平気ならいいのですが、ブラック企業が嫌ならば入社するべきではありません。
いったんブラック企業に入社してから転職するのは間違いです。 現在では転職が非常に厳しく、スキルを身に付けてスキルを武器に転職するのが当たり前の時代です。 つまり、スキルを習得するまではブラック企業を退職しても、転職先がないのです。
スキルを習得するには3年はかかると言われています。転職で「即戦力になる」とアピールするためには、 最低3年は同じ会社で働かなければならないということです。ブラック企業で3年間も耐えらませんし、 また耐えるべきでもありません。
ブラック企業の内定辞退には、早めに対応しておく必要があります。 2016年度卒からは、内々定が8月~9月、内定が10月と、内々定の期間が短いです。 内定辞退は内々定の時期にするべきです。するとブラック企業を内定辞退するとき、最長でも2か月間しか考える時間がありません。
10月に正式に内定をもらってしまうともう内定辞退ができないというわけではありません。 法律上は3月第2週までに内定辞退すれば、会社に出勤する必要はありません。 しかし、いったん内定という約束をしている以上、会社から何をされるかわかりません。
安全にブラック企業を内定辞退するには、やはり8月~9月の間で行わなければなりません。 8月~9月の間は「内々定の時期」なのですが、内々定は内定と違って拘束力はなく、 電話やメールで「内々定を辞退します」と言えば済む話なのです。
8月~9月で行う限り、内定辞退で会社から呼び出されても応じる必要はありません。 「本人かどうかわからないから」などと言って会社に呼び出そうとするのですが、 まだ「内定」の契約をしていませんので、ブラック企業の社員に会いに行く必要はないのです。
ブラック企業の内定辞退をすると「お茶をかけられる」「ラーメンをかけられる」「暴言を言われる」 などの悪いうわさをよく耳にしますが、内々定の段階であれば、内定辞退をしても会社の人と会わなくていいのです。 ブラック企業の内定をもらったら、内定辞退はすみやかに行いましょう。
ブラック企業の内定は早い
ロクな選考なしに内定が出たら、要注意!
ブラック企業の内定は早いです。 ブラック企業は早くに内定を出して、就活生を囲い込もうとします。 内定が出やすく、ろくな選考もないまま内定が出たら疑ったほうがよいでしょう。
ブラック企業の基本理念は、「安く良い人材を使う」ことです。優秀な人材を安値で買いたたき、 猛烈に仕事をさせるのです。そのため採用活動時には、優秀な人材を求めがちです。
しかし8月に入ってしまうと、優秀な人材は大企業、大手企業、優良企業にどんどん取られてしまいます。 それではブラック企業としては困ります。優秀な人材がほしいのです。 ではどうするか?
ブラック企業は倫理憲章を無視して早くに面接を行い、早くに内定を出します。 優秀な人材に早く内定を出して、就活をやめるように仕向けるのです。 就活はしんどいですから、内定がもらえた時点で「もう就活やめてもいいかな」と思ったりするものです。 ブラック企業はそこを利用します。
早くエントリーシートを提出させ、一次面接を行います。 早い段階で「内定出すよ」という雰囲気をつくりだし、1~2回の面接で内定が出ます。 面接から内定までが早いのも、ブラック企業の特徴です。
ブラック企業はあなたを採用したいという雰囲気をつくるのです。 「あなたには期待している」「あなたはきっと役員にまで出世できる」などと言い、 入社すれば輝けるかのような話をします。
もちろん早く内定を出したというだけではその就活生が本当に入社してくれるかはわかりません。 就活をやめてもらわなければなりません。でも、就活をやめてねといったところで、 本当に就活をやめてくれるかもわかりません。
そこで、課題を出します。簿記2級の資格を取れだとか、TOEICでスコア700点を取れだとか、 会社がつくったテキストで勉強させるだとか、就活に使える時間を減らそうとします。 これはブラック企業に限った話ではありませんが、内定者が暇をしないように課題を出す企業はたくさんあります。
このように、ブラック企業の内定が早い理由は「他の会社を出し抜いて優秀な人材を確保したいから」であり、 面接数回で早くに内定を出すことで「自分は期待されている」と思わせ、入社意欲を高めるのです。 しかし騙されてはいけません。
ブラック企業の内定式
ブラック企業は、内定式では聞こえがいい!
ブラック企業の内定式は意外と普通です。 ブラック企業の新人研修や入社式では、社畜になるように指導されるものです。 しかし、内定式の段階ではまだ、学生にやさしいのです。
というのも、内定式の段階でブラック企業であることがバレると、内定辞退されてしまうかもしれません。 ブラック企業は、なんとか入社させれば後は「教育」の名の下になんでもアリだと思っています。 とにかく入社式までに学生に逃げられるわけにはいきません。
ブラック企業の内定式はホテルの大会議室を貸し切ったり、 国際会議場の一室を貸し切ったりして豪華に盛大に行われます。 内定者を集め、役員が出席し、ホテルの料理を振る舞うのです。
これで内定者は、羽振りがいい、つまり儲かっている会社だと思い込みます。 会社にとってホテルの会議室を借りることなどたいした費用ではありません。 その会場の費用を払いさえすれば優秀な人材を激安でこき使うことができるなら、安いものです。
ブラック企業の内定式では聞こえの良い言葉だけ並べた話がされます。 例えば
「実力主義だから頑張ったら評価される」(頑張ったら評価されるのは能力主義であり、実力主義ではない)
「有給休暇は20日ある」(使えるとは言っていない)
「リフレッシュ休暇がある」(使えるとは言っていない)
「風通しの良い職場である」(大嘘)
「ボーナスもある」(実は寸志)
「初任給が高い」(昇給については触れない)
などです。ブラック企業も内定式だけはまともで、楽しいものです。 そもそも内定式に行く前に内定辞退をするべきなのですが、 内定式で騙されてホイホイ入社しないように注意しましょう。
→働きやすい!優良ホワイト企業リストもチェックする
11月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
-
- 【禁断のブラック企業リスト60社】あの有名企業がゾロリ
- 裁量労働制の企業に気を付けろ!導入企業の事例や一覧
- 36協定が邪魔をする|サービス残業の原因!
- 【就活】銀行はブラック企業か?|最悪の就職先
- 【就活】ブラック企業の自爆営業|どの業界でやってるの?
- 【就活】ブラック企業の労働組合|組合の強い会社に行こう!
- ブラック企業に休日はない!|どんな風に奪われる?
- ブラック企業の休憩時間|休憩に当たらない!
- ブラック企業の給料|こんな内訳に注意!
- 【就活】ブラック企業が多い!|どの業種に多い?
- ブラック企業の有給休暇|あるけど取れない
- 【就活】残業ナシはホワイト企業か?
- 飲食業はなぜブラックか|競争が激しすぎる
- 【就活】「公務員=ホワイト」はウソ!実態はこうだ!