内定後の過ごし方~スムーズに社会人生活に移行する方法
内定後の過ごし方について「入社前に準備すること」や「学生生活に悔いを残さないためにすること」などを解説します。 上手に過ごしてスムーズに社会人生活に移行しましょう。
目次
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入社前に準備すること
新社会人生活にスムーズに移行するために、やっておくべきことを紹介します。
単位を取り終える
卒業することが至上命題!
入社以前の問題ですが、単位を取り終えることは前提です。
卒業できなければ内定は取り消しです。そして、その場合は次の年に同じ会社の面接を受けても即落とされます。 私のいた会社でも単位が取れず入社できなかった学生が翌年応募してきて、人事課長が激怒していました。 (金融機関では体育系の学生について1年待ってくれたという話もありますが…)
就活を始めるまでにおよそ単位はそろえていて、残り2~4単位取ればOKという状態にしていると思います。 比較的単位の取りやすいゼミを受講したり、友達に聞いて単位の取りやすい講義・出席だけで単位がもらえる講義に履修登録しておきましょう。
もし単位が十分でも、経済学部の講義を取ってみるというのもおすすめです。 私は法学部でありながら、経済学部のマクロ・ミクロ経済学、簿記などの講義を取りました。 なんとなく会社で役立ちそうだったからです。
結局役に立ったのは簿記でした。資格を取るということではなく、 簿記の知識があれば決算書や有価証券報告書が読めるようになります。 会社の先輩方は驚くほどこの書類が読めません。意外とみんな簿記の知識を持っていないのです。
「優秀な新人」をアピールするためにも簿記の講義を取ってみるのが良いでしょう。
車の運転の練習
入社すると車を運転する機会が増える!
入社前にやっておきたいこと。それは車の運転の練習です。
都会の大学生は特に、また地方の大学生でも学生時代に車を運転しなかった人は多いと思います。 今はそれが当たり前で、移動は基本的に公共交通機関を使うでしょう。 ですが、会社の先輩方の常識は異なります。
またパソコンやスマホが普及する前は、大学生の娯楽といえばドライブでした。 今ほどクルマも高額でなく、ローンを組んででも買う人も多く、親に借りてでもドライブしまくる時代がありました。 そのため入社すると、先輩方は「当然クルマの運転できるよね。出張いくから運転してね」と言います。
出張に行くとき、クルマの運転は新人の仕事なのです。
このときに備えてカーシェアリングやレンタカーを利用して、車の運転の練習をしておきましょう。 友達と交代で運転して旅行に行くのもいいですし、ショッピングモールに買い物に行くのも良いでしょう。
できれば難易度の高い都会は避けて、道をよく知っている地元や高速道路の左車線など、 比較的運転しやすい場所で練習するのが良いでしょう。
まだ免許を取っていない場合は、大学生協などから教習所に申し込み、免許を取っておきましょう。 特に入社後は自動車学校へ通う時間がありませんから、学生の間に取得しておくことは重要です。
早起きの習慣をつける
早起きできるようにしよう・・・
早起きの習慣をつけることも内定後の過ごし方として重要です。
「午前の講義を取らない」「夜更かしして昼に起きる」という生活になっていませんか? このような生活は大学生の特権ともいえ、それはそれは楽しいものです。 友達の家で鍋をしながら、朝6時まで飲み会をしたのは今でも良い思い出です。
ですが、入社するとそうもいきません。 こびりついた生活習慣はなかなか簡単には戻せません。内定後の長い時間を使って徐々に直していきましょう。
例えばコンビニなどのアルバイトで早朝勤務をする、午前の講義に必ず出席する、 NHKの朝の連続ドラマを必ず観るなどの方法が考えられます。
余談ですが、20代後半になると夜更かしが体力的にできなくなります。 いくら翌日が休みの金曜日、土曜日であっても0時には眠ってしまいます。 どんなにやる気でも、体がもたないのです。老いは怖く、寂しいですね。
1ヶ月分の生活費を貯金しておく
4月は貯金で生活しなきゃいけない!
忘れがちなのが、「入社した4月の生活費」です。内定後は、1ヶ月分の生活費を貯めておくことを忘れずに!
初任給が支給されるのは4月23~25日の間です。つまり、4月1日からの1ヶ月分の生活費は、別で用意しておかなければならないのです。 会社の独身寮に入る場合は、家賃や光熱費は初任給から差し引かれます。なので家賃を気にする必要はありません。 寮の食事をとるなら朝晩の食費も気にする必要はないでしょう。
ですが、昼食代と休日の食費は自分でなんとかしなければなりません。 また同期と遊べるのも新人研修の間だけですから、飲み会などの遊ぶお金もとっておかなければなりません。
私は入社の時点で貯金を10万円ほど残してありましたが、実際に4月に使ったのは5万円程度でした。 5万円を目安にお金を残しておくことも忘れないようにしましょう。
また、内定後は最強の稼ぎ方があります。就活体験を投稿して謝礼をもらおうの項目を参照してください。
学生生活に悔いを残さないためにやること
最後まで学生生活を謳歌しよう!
内定後の過ごし方として、入社のための準備が必要です。 しかし入社準備とは言っても、具体的に何をすれば良いのでしょうか。 資格の勉強?営業セールスの勉強?社会人としての心構えを身に付けること?
いいえ。会社を辞めたいと思わなくて済むようにすることです。
どんなときに辞めたいと思うかというと、難しいものがあります。 「お金ができる一方で時間がなくなる」「大学時代と異なりタテの関係ばかりになる」という環境の変化が嫌になったり、 怒られたり、朝起きるのが辛かったり、いろいろあると思います。
私の会社でも「入社3年目くらいは真剣に転職を考えた」という人もいます。 それどころか社長も「会社にずっといるつもりはなかった」と仰ってました。 ではどうして辞めなかったのかというと、単に他の仕事が見つからなかっただけだったそうですが。
そうなる可能性を減らせるなら減らした方が良いに決まっています。まずは大学時代に戻りたいと思わなくて済むようにするのです。
飽きるほど「学生生活」を堪能するということが入社の最大の準備なのです。
海外旅行に行く
海外旅行は今しか行けない!
内定後の過ごし方として、海外旅行に行くことは非常におすすめです。
というのも、いったん入社するとまとまった休みはなかなか取れません。 ゴールデンウィークやお盆、年末年始の休みは長くて10日です。
「10日もあれば海外旅行できるじゃん」と思いましたね?
あなたはまだ知らない…老いの恐ろしさを!
20代後半になると本当に体力がなくなります。とにかく「寝たい!」という瞬間が増えまくります。 先日、友達の結婚式で旧友と再会を喜んだのですが、そこでも「学生時代は朝の6時まで飲み会とかよくやったよな~今では考えられへん」という話題が出ました。
これは「仕事に響くから」ではなく「寝てしまう」からです。なんなら0時まで飲み会をするのもしんどいくらいです。 今では会社を退職して自営業をしている私ですが、時間的な自由はあるにも関わらずやはり、0時には寝てしまいます。 それどころか昼寝もしますし、早寝もします。これが老いです。
10日間の休みを何に使うかというと、だいたい睡眠です。 何日かは外で遊びたいけど、できればゴロゴロしていたいというのが本当のところ。 長期休暇を利用して海外旅行に行きたいなどと思ったこともありません。
つまり、元気に海外旅行にいけるのは学生の間だけです。 後悔しないように今のうちに行っておきましょう。
帰省する
時間のあるうちに親孝行しておこう!
帰省することも重要です。特に東京など、都会で就職した場合、なかなか実家に帰る機会がありません。
体力上の理由で長期休暇もできれば動きたくないですし、恋人や友達との付き合いで帰省できないこともあります。 のんびり時間を気にせず実家に帰れるのはこれが最後のチャンスかもしれません。
親としてもできれば子どもと過ごしたいところ。入社後に初任給でプレゼントを買うのもいいですが、 「家族で一緒に過ごす」のも今しかできない「親孝行」です。
また地元の友達とも今後なかなか会えなくなりますから、帰省して悔いを残さないようにしたいものですね。
イヤになるほど遊ぶ
遊び飽きておこう!
内定後は、イヤになるほど遊んで過ごしましょう。
私は内定後、趣味だったバイクやビリヤード、アニメ鑑賞などで遊びまくり、飽きました。 海外旅行の費用を貯めようと始めたアルバイトでも友達ができ、レンタカーで旅行したり飲み会をしたりと遊びまくっていました。
するとだんだん「こんなに遊びまくってたらバカになっちまう!」と謎の危機感を覚えるようになりました。 なんと内定後の後半は講義で使っていた教科書を引っ張り出して読み始め、 それどころかわざわざ東京までいって専門書を買いあさるほどの「超真面目な大学生」と化しました。
遊びすぎることで逆にやる気が湧いてくるのです。特に年明けの卒業・入社直前のころは、 1日でも早く働きたくてしょうがなかったですね。
遊びが中途半端だと、「もっと遊びたい」「卒業したくない」「働きたくない」と悔いが残り、 内定ブルーになってしまいます。こうならないためにも、徹底的に遊んでください。
イヤになるほど遊びまくり、悔いを残さないことは入社前の準備として重要です。
お金を稼ぐ
上記で解説してきた通り、内定後は遊びまくるのが最もおすすめです。 ですが、その資金はどうしましょうか。
私はできればアルバイトはしないほうがいいと考えています。 働くのはあとでいくらでもできることです。一方で、学生生活は今を逃すと永遠に戻ってこないのです。 そこで、以下の方法をおすすめします。
就活体験を投稿して謝礼をもらおう
あなたの就活体験がお金になる!
就活を頑張ったあなたに最適なお金稼ぎの方法があります。 それは、就活体験を投稿して謝礼をもらうことです。
就活ではいろんな情報を調べたと思います。先輩社員の合格エントリーシートを読んだり、 インターンシップの体験談を読んだり、面接は何回あるのか、リクルーター面接は何回あるのか、 WEBテストの難易度はどうだったなど…
その体験談を投稿すると、1件最大5000円の謝礼が出るサイトがあります。
それはワンキャリアです。
ワンキャリアは上記のような就活情報をたくさん集めている就活サイトですが、 来年度の就活生のために、あなたの体験談を必要としています。
エントリーシートなら1件5分、体験談なら1件20分程度で書けますから、時給換算するとこんなに効率の良いお金稼ぎは他にありません。 未来の後輩たちの役に立って、お金もたくさんもらえる。 就活を頑張ったあなただけが得られる最強のご褒美です。
私は就活当時、謝礼の出ない別のサイトに投稿していましたが、ワンキャリアに投稿したかったですね…
親に甘えよう
お金は後で稼げるけど、時間は今しかない!
「お金を稼ぐ」とは少し異なりますが、お金について親に甘えるのもおすすめです。
親に甘えるのはよくないと考えている学生も多いと思います。 ですが、内定後にアルバイトに勤しむのは時間がもったいないです。 というのも、内定後の自由な時間はもう決して戻ってこないからです。
海外旅行に行く、国内旅行をする、遊びまくる。これらの活動資金について親に甘えるのもアリです。
申し訳なければ、その分親孝行をすればいい話です。帰省して家事を手伝ったり、 目の前で勉強している姿を見せて安心させたり、初任給でプレゼントを買ったり、 入社後にお金を返したりすれば立派なものです。
逆に、親に甘えられるのも学生時代最後のチャンスです。 この時間が貴重であることは、親も実体験でよく知っていることです。 かわいくおねだりしてみましょう。
11月の今から最短で内定をもらうには?
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
「どこのインターンに行けばいいかわからない」と悩んでいませんか? 就活の主戦場はインターンであり、大学3年生の6月には就活が始まります。 ですが、こんな早期に志望先を決められている人なんて、あまりいないと思います。
そこで、ワンキャリアのサマーインターン特集を見てみましょう。 締め切り前のインターンが一覧で表示されていて、詳細ページに進むとそのインターンの口コミを読むことができます。 また、会員登録すると「自分の大学での人気企業」が見れたり、「内定・選考直結型インターン」への参加申し込みもできます。
他にも企業ごとに「実際に内定を取ったエントリーシート」、一次面接・二次面接など「選考の体験談」が計52万件が読めるなど、 インターンから内定まで必要な情報がそろっています。大学生・院生なら完全無料どころか、内定後に選考体験談を投稿すると謝礼があるので、 就活を始めるならぜひ利用しておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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