大学2年生の就活スケジュール|今できることは?

大学2年生向けに、就活のスケジュールと「今できること」を解説します。 結論を言うと、2年生の間に「志望企業」「ガクチカ」「TOEIC」の3つの準備をしておきましょう。
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就活はいつから?
開始時期 | 今から始めよう |
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就活開始は、大学3年生の6月からです。 ですが、準備期間を含めると2年生の今から始めるのがおすすめです。
就活は3年生の夏に実施される「夏期インターンシップ」が早期内定のカギとなっています。 それに応募するのは6月からですが、「企業研究」や「書類選考の対策」が必要になります。 下記グラフの通り、先輩たちは4月までに約20%、6月までに約40%、8月までに50%超が就活を開始しています。
スケジュール
就活のスケジュールは、次の通りです。
3年生の6月~ | インターンに応募する 先輩の74.2%が参加。参加社数は平均7.3社。 |
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8月~ | 夏期インターンに参加する |
10月~ | インターン参加者優遇の早期選考を受ける 秋期・冬期インターンに応募・参加する |
翌年3月~ | 通常選考を受ける 文系平均14.32社、理系平均10.17社 |
以上のように、特に6月1日までに応募先を7~8社見つけておくことが必要です。 そして、「インターン選考に受かるための対策」も済ませておかなければなりません。
2年生の間にできることは?
インターン優遇で内定を獲得するために、2年生のうちからやっておきたい対策は、次の3点です。
- 志望企業を固める
- ガクチカをつくる
- TOEICを受験する
志望企業を固める
まず、志望企業を固めましょう。
近年では「インターン優遇の早期選考」で内定を取る人が過半数に達する見込みです。 つまり、インターンに参加できなかった企業では、採用枠が半分埋まった状態で選考を受けることになります。 大学受験で例えると「後期日程」ですから、不利ですよね。
そこで、志望企業を2年生の間に固めておいて、第一志望群で優遇選考が受けられるように準備しておきましょう。
もちろん「誰もが名前を知っている有名企業」を受けるのも良いですが、「学生には人気がないけどビジネス界では有名な企業」もたくさんあります。 インターンの応募時期が終わってからそんな会社を見つけると後悔しますから、次の関連記事を参考にぜひ、たくさんの会社を知ってください。
ガクチカをつくる
就活生のほとんどが困るのが、面接の定番質問「学生時代に力を入れたことはなんですか?(略称:ガクチカ)」です。
応募書類に400字程度で記述させられる他に、面接ではガクチカについて次のような深掘り質問がされます。
深掘り質問の例
以上をまとめると、次のようなエピソードを準備しておかなければなりません。
チームで取り組んだ経験 | サークルでのゲーム制作の経験。 |
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取り組みの動機 | 新たな価値創造を実現するため。 |
チームの目標 | 大学祭でのプレイ人数200人。 |
困難と乗り越えた方法 | チームで意見対立が発生したが、市場調査のデータをもって論理的に説得した。その際、反対意見にも共感を示すことを意識した。 |
経験から得た学び・能力 | 「潜在ニーズ」を探る重要性を学び、また「想像を形にする力」が身についた。 |
すぐには作れないと思います。 そこで、2年生の今のうちに、次のような取り組みをしておきましょう。
- アルバイト・サークル・ゼミ・ボランティア活動などチームでの取り組み
- 具体的な数値目標を掲げる取り組み
- 「価値創造」や「持続可能社会」などにつなげられる取り組み
このように言われると難しく感じるかもしれません。ですが、それほど特別な経験が必要なわけではありません。 MY就活ネットでは「ガクチカの例文」を多数紹介していますので、 「どんなエピソードが必要なのか」の参考にしていただければと思います。
また、応募書類のことを就活用語で「エントリーシート」と言いますが、 MY就活ネットでは「165社の面接の深掘り質問」を分析し、その対策を盛り込んだ書き方を解説しています。
TOEICを受験する
TOEICの受験は2年生の間に済ませておきたいです。 というのも、エントリーシートや面接で英語力に関する質問がされることが、非常に多いためです。
ですが実は、高いスコアが取れている必要はありません。 なぜなら、社内研修や語学学校などで「入社後にも鍛えることが可能」だからです。 それなのに受験の必要があるというのは、英語への意欲だけは示す必要があるためです。
現在、大手企業に限らず海外展開をしている、または計画している会社は非常に多いです。 実際に私が働いていた建設会社でも、海外事業などほぼやっていないにも関わらず、 英語の研修を受けることを強く勧められました。
このように、どんな会社を志望する場合でも、英語のやる気があることだけは言えるようにしておかなければなりません。 そこで、たとえスコアが低くてもとりあえず受験しておいて、面接では「スコアの低さに驚き、今は英語を勉強し直しています」と言いましょう。
2年生が使える就活サイト
2年生が使える就活サイトには、次の3つがあります。
- リクナビ
- ワンキャリア
- インターンシップガイド
リクナビ
ポイント | インターン応募に必須 |
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リクナビは、インターンを始めとした企業への応募に必須の就活サイトです。
企業の多くが「リクナビ」か「マイナビ」を通じて応募受付をします。 マイナビに登録できるのは3年生になってからなのですが、リクナビは学年に関わらず登録できます。
どのみち、3年生になるとインターン応募のために登録しなければなりません。 今のうちに登録しておくとよいでしょう。
ワンキャリア
ポイント | 選考の模範解答 |
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ワンキャリアは、インターン・早期選考・通常選考の選考体験談や応募書類の回答例が読み放題のサイトです。
実際に選考を受けた人が、次のような情報提供をしてくれています。
- 面接でされた質問の一覧
- 応募書類に書いた内容
- 優遇選考の有無
- 具体的な選考ステップ
これらがすべて完全無料で読める他に、2年生でも参加できるインターン情報や、時には「内定直結特集」のようなイベント情報もあります。 模範解答をもとに、選考のイメージをつかんでおくとよいでしょう。
インターンシップガイド
ポイント | 2年生も参加可能 |
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インターンシップガイドは、2年生も参加可能なインターン情報が満載の就活サイトです。
会員登録すると「非公開インターン」や「締切りカレンダー」を見ることができ、「今この瞬間に受け付けているインターン」を探すことができます。 学年に関わらず登録可能で、もちろん完全無料です。
近年ではオンライン開催のものも増えていますから、気になったインターンにぜひ参加してみましょう。
今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。
なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。
実際に私も体験してみましたが、適性検査と入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません。
もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。
→「OfferBox」の公式サイト
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】
という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
→Xのアカウントページ
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