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決算・有価証券報告書で見極める

 これまで主に会社説明会やリク面、企業の採用ページで判断できるものを解説してきました。 しかし他にもブラック企業とホワイト企業を見極める材料はあります。

 有価証券報告書や決算短信です。

とはいえ貸借対照表や損益計算書を読んでそれで財務体質がどうとかいうわけではありません。 よく負債が多いとやばいんじゃないかという話を聞きますが、逆に言えばそれだけお金を貸してもらえる企業ということです。 バブルの時代じゃないので銀行も倒産しそうな会社にはお金を貸しません。 負債の多い企業はそれだけ稼げる見込みがあるということです。

 数字の部分は飛ばして中身の文章に入っていきましょう。



 黒字でも赤字でも、そうなった理由が書いてあります。 が、悪いことは、見栄えのいい言葉に置き換えられていることがあります。

 そもそも投資家向けに書かれているものなので、 就活生にとってはよくないことも書かれていると思います。

 たとえ黒字でも、早期退職制度、希望退職制度などで人件費を削減した・・・ とあればいつか自分もその対象者に選ばれるかもしれません。 経営の合理化、経費削減などは手当の削減かもしれません。 疑って読みましょう。

 決算短信の数字のところに戻ってみましょう。 メーカーでは「1株あたりの当期純利益」が数十円程度が妥当です。商社の場合は数百円です。 しかしあまり高すぎるとブラック企業の可能性があります。

 赤字企業はブラックか?でも書きましたが、従業員給与は「費用」であって、 利益ではありません。利益が高すぎるということは、その分給与に反映されないということです。

 その利益の行先は役員報酬だったり株主への配当だったりします。 必ずしも利益の大きい会社が従業員にやさしいとは限らないのです。 ましてや赤字なのに配当金を出している企業なんかは何をしているかわかりません。

 そもそも「優良企業」とはホワイト企業のことを指すのではなく、 株主にとって都合の良い企業という意味です。 配当金をたくさん出す、赤字でも配当金を出す、株主優待が豪華などは株主にとっては「優良企業」ですが、 従業員としては山ほど持株会にお金を出さないとほぼ関係ありません。

 まあ株価が安いと設備投資しようと思った時に資金調達などの面で困る、 企業買収されやすくなるといったこともあるので、 株価が高いに越したことはないです。

しかし株価を高めるために経費や給与を削っているのでは従業員としては厳しいものです。 要はバランスの問題ですね。