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就活のあり方

 就活のあり方を考えました。バリバリのサラリーマンや内定をバリバリ取る就活生には理解しがたいかもしれません。 以下は、「本来、就活はこうあるべきではないか」という提言です。 

 就活は経団連の決めたルール通りの時期に始まり、決まった時期に面接が始まり、内々定が出て、 10月に内定が出るものです。ここまで学生の意思、都合は関係ありません。 すべては経団連が決めているのです。

 外資系企業で経団連に加盟していない会社では、このようなルールは無視できます。 しかし実際は、就活生も経団連の決めた時期に就活を始めますので、 外資系企業だけが先に採用活動を始めても、就活生がついてきません。

 経団連が就活についてルールを設けるのは、学生のためではありません。 いくら就活の時期を後ろ倒しにしても、大学在学中に就活をさせるのは変わりません。 結局は大学生活の一部を、就活に使わなくてはならないのです。

 

就活の時期が変わる理由

 なぜ就活の時期は変わるのでしょうか。 原因は簡単です。会社の採用選考は早い者勝ちだからです。 4月に内々定を出す会社と、9月に内々定を出す会社では、4月に内々定を出す会社のほうが有利です。

 就活は長く辛いですから、就活生は早くに就活を終わらせたいのです。 遅くに内々定を出す会社がどんなに良い会社であっても、 面接を受ければ必ず内々定をもらえるわけではありませんし、 先に内々定をくれる会社があれば「もうこの会社でいいや」と思ってしまうものなのです。

 優秀な人を採用したければ、リクルーターを派遣して「就活をやめるって約束してくれるなら4月1日に内々定を出すよ」 と言わせればいいのです。 銀行など金融業界、鉄鋼業界、メーカーなどではこのような採用方法が用いられています。

 しかし経団連の決めた時期より先に面接をしてはいけないことになっています。 つまりは抜け駆けですね。他の会社の様子をうかがいながら、だんだん抜け駆けする会社が増えていきます。

 ひどいところでは経団連加盟企業なのに、面接をしてはいけない時期に堂々と「一次面接」 と看板をかかげて採用選考をしてしまいます。倫理憲章と呼ばれるこのルールは有名無実化していくのです。

 そこで、ときどき倫理憲章を改定して、ルール遵守の徹底を求めるのです。 早い者勝ち競争となれば際限がありませんので、ときどき面接をしてもいい時期を変える必要があるのです。

 

会社が嘘をつく理由

 会社は募集要項で嘘をついたり、会社選びに必要な情報を隠したりします。 大事なことを教えてくれなかったり、嘘をついたり、はぐらかしたりします。

 会社のつく嘘として代表的なものが、休日です。 「完全週休2日制」と言いながら実は土曜日出勤が当たり前だったり、 募集要項で「休日は年間120日」としておきながら、実は80日しか休みがないなどです。

 また残業に関しても嘘をつかれます。残業は「年に○○時間まで」と定められていることが多いのですが、 実際はそんな制限は無視して残業を強要されるのです。会社の制度としては「年に○○時間まで」しか残業ができないので、 残業代を支払うと会社は会社のルールに違反することになります。なので残業代は払いません。働いていないことにするのです。

 また給料に関する質問をすると怒られます。 「話相手の年収を聞くのは失礼だ!」という理論です。おかしな話です。 長く働くことを前提に就活をさせるわりに、将来の給料については教えてくれないのです。

 賃金表や給与システム、各種手当で比べられて、就活生の人気を失うと面接に来てくれる就活生がいなくなってしまいます。 すると優秀な人を採用するには、昇給額を上げる競争になってしまいます。 会社はそんなに給料を払いたくありませんので、給料競争にしたくないのです。そこで隠します。

 いったん就職してしまえば、なかなか辞めにくいものです。 給与体系に不満があっても、休日が少ないと思っても、サービス残業があっても、 転職は辛いですしうまくいく保証もありません。

 サラリーマンになると「まあ仕方ないね」と妥協するのです。 優秀な人を低賃金で働かせることができれば、会社は大儲けです。 そりゃあ募集要項で嘘もつきますね。

 

本来の就活のあり方

 就活は早い者勝ち競争であるべきではありません。会社のことを詳しく知って、 会社の将来性や自分のライフスタイル、この会社で仕事がしたいかを判断して決めるべきです。

 そもそも就活生が労働力を提供することを約束し、長期で働くといっているのに、 昇給表や給与システムを教えてくれないのはアンバランスです。 10年後の給料をある程度予想できないようでは、あまりにも不利です。 契約をするのに、自分がもらえるものがはっきりしないのはおかしいです。

 また、休日について嘘をつく、サービス残業があるのにないと言い張る行為は契約違反にあたります。 実際に働いてみないとわからないようでは時間が無駄になりますし、 一度しか使えない「新卒カード」が無駄になってしまいます。

 就業規則を入社後にしか見せてもらえないというのもおかしな話です。 契約の条件が不明なまま契約をするのです。極端な例でいうと、就業規則に「定年は30歳です」と書かれていても、 就活生にそれを知る術はないので入社してから定年を知るということもありえるのです。

 そこで、本来の就活のあり方として、会社が嘘をつかないこと昇給表就業規則労働協約公表することを求めます。 これらなしにマトモな就活はできません。