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一般職の志望動機


 志望動機はたいてい「先輩社員の人柄を見て、この会社が自分に合っていると思ったため」や、 「社風がいい」などと書いておけばよいのですが、「なぜ一般職なのか」と聞かれた場合、 なんと答えるべきでしょうか。 

 総合職と一般職の違いをよく理解している必要があります。 総合職と一般職では何が違うのでしょうか。

 総合職はまさに会社に利益を出すために仕事をする職です。 会社の利益のために働き、幹部候補生として、いずれは役員になることが期待されており、 年次を重ねるごとに経営者的な視点も必要になっていきます。

 一般職は、総合職のために仕事をする職です。 総合職が働きやすい環境をつくるのが一般職の仕事です。 つまり、電話番だったり、お茶くみだったり、受付だったり、備品の購入だったりです。

 その他にも総合職から頼まれる簡単な仕事が任せられます。 これらは「総合職にやらせては時間がもったいない仕事」です。

 志望動機を考える上で、この違いは押さえておきましょう。 一般職は主役ではありませんので、主役のように答えてしまうと 「じゃあ総合職のほうが向いてるんじゃない?」と言われてしまいます。

 

一般職の志望動機のNG

 後ろ向きな志望動機はNGです。「自分に総合職は無理だから」という答えはしてはいけません。 無能アピールになってしまいます。同様に、「営業は無理」「残業は嫌だ」「転勤は嫌だ」 というような言い方をしてはいけません。

 ここが難しいところです。一般職はサポートが仕事なわけですが、 キツイ仕事がないのは副次的なものです。サポートはキツくはないかもしれませんが、大事な仕事です。 そこで「働きたくないアピール」をしてしまうと不採用です。

 

前向きな志望動機をつくる

 上のような本音を、前向きに言い換えてみましょう。
「自分が先頭に立って仕事をするより、後方支援のほうが向いていると思うため」
「特定のエリアでそのエリアの専門家として役立ちたい」

 と言い換えます。 一般職の志望動機のコツは、会社の募集要項に書いていないメリットは、ないものとして志望動機を書くことです。

 例えば、「産休が取りやすい」「有給が取りやすい」「残業が少ない」「休日出勤がない」 「福利厚生を利用しやすい」といったものは、書かないほうが良いでしょう。

 というのは、会社の建前は産休も育休も有給も総合職、一般職の区別なく与えている制度であって、 一般職だけのメリットではないためです。実際には総合職だとなかなか使いづらい制度ではありますが、 「総合職には使わせない」と言ってしまうと違法になるため、あまりつっこまれたくないところです。

 仮にこのあたりを志望動機に含めるとしても、単に「福利厚生が充実している」「女性が働きやすい環境が整っている」とまとめてしまいましょう。

 

サポートするのが好き

 一般職の志望動機の原則でしょう。総合職の就活で使う、リーダーシップの経験は逆効果になります。 「そんなに先頭に立つタイプなら総合職のほうが向いてるんじゃない?」と言われても困ります。

 そこで、サークルの副リーダー、部活の副部長のほか、書記だったり会計だったりと、リーダーや長でない経験を語るのが良いです。 指揮、統率ではなく、指揮、統率をとる人のサポートが得意だというアピールをしましょう。

 

バリバリ働くアピール

 現代の一般職は、お茶くみや電話番が主な仕事というわけではありません。 昔は総合職がしていたような仕事もやる場合があります。 「女性の活用」「女性の社会進出」が一般化した現在、プライベートを充実させたいという志望動機では採用されません。 やる気がないと思われてはいけません。

 バリバリ働く気がなくても、志望動機を言う段階ではバリバリ働くアピールが必要です。 面接では「必要ならば残業もします」「希望の日に有給が取れなくても大丈夫です」というように、 心にもないことを言っても大丈夫です。

 実際には総合職ほど厳しくありませんし、お茶くみや電話番など、社外の人の応対もしなければならないので、 突然の来客でも対応できる程度の仕事しか回ってきません。

 私の会社でも一般職の人は、バリバリ働く志望動機を書いて入社しておきながら、 仕事中はわりと雑談してます(笑) というより、会社のエライおじさん方が雑談をふっかけてきますので、 実際に仕事をしている時間は6時間くらいでしょうか。 それでも残業は不要なほどです。